文系だけど技術職(メーカー)やりたい:個人的おすすめ部署を3つ紹介してみる

文系だけど技術職(メーカー)やりたい:個人的おすすめ部署を3つ紹介してみる
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みるみ
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みるみみるめも筆者

ブロガー、エンジニア。

文章を書くのが好きです。

会社員大正義の時代も終わりを迎える今日このごろ、「手に職を付けたい」と考える人にとって「自分が文系である」という事実は相当にツライはず。僕だって「明日から美容師やれ」っていきなり言われたら夜逃げしたくなる。

ところが、 技術職に就くために理系である必要は全くない です。

これはこのブログでしょっちゅう言っていることなので、今回は詳しく話しません。今回は「文系の人だからこそ向いている技術職(の職種)がある」という話をしたいです。

「自分が文系だから技術系の仕事はできない」と最初っから諦めている人が多すぎて僕は本当に悲しいと思っているんですよ。こっちからすると理屈頭じゃないちゃんと話が通じる人にもっとたくさん来てほしいので絶対に諦めないでほしいです。「文系だから」とかマジで関係ないよ。

というわけでこの記事では、現役エンジニアの僕が「文系の人におすすめの部署(≒技術職の職種)」を実際の経験を織り交ぜながら紹介してみます。数は3つです。

みるみ
みるみ

僕自身は理系出身なんですが、普段の思考回路はだいぶ文系脳(ただ雑なだけ)。長い間音楽をやってたり小さい頃から読書好きだったからかな。

「理系じゃなくて本当にいいの?」「未経験で大丈夫なの?」系の記事は下記に集めています。ぜひどうぞ。

3つのご紹介の前に…

今回ご紹介する3つの部署含め、「そもそも技術職と呼ばれている人たちはどういう部署に分かれているのか」についてまとめた記事があるので、まずはそちらを読んでいただくといいかも!

記事はこちら  。

1.生産技術部(生技)

Production-Engineering-Department

まずはじめは「生産技術部」という部署から。略してよく生技せいぎと呼ばれます。

ふわふわした名前に見えますが世間一般で通用する立派な分野名称で、ここのスペシャリストになるという道も十分普通にあり得るレベルの大きな部門になります。

やることは「生産、つまり量産の立ち上げからラインの工程管理まで、とにかく製品の生産に関することは何でも」です。

engineer-from-to-Industrial-science

詳しい仕事内容はさっき貼った記事(記事内リンクで「生産技術部」までジャンプできます)を読んでもらうとして、ここでは「なぜ文系の方におすすめできると思ったか?」を説明させてください。

生技をおすすめする理由①:幅広いスキルが求められるから

生技って、かなり対人関係を要する仕事が多いんです。

理系職種でありながら、日程や人員の調整、他メーカーとの対人折衝などなど、技術スキル以外にも求められるものがとても多いのが特徴です。

そのため「僕らのような開発/設計職系から生技へ異動」となるとかなり苦手さを感じる人も多いです。

ではその中でそれら「理系職種の多くの人が苦手とするスキルを持った人」が現れたらどうでしょう?チャンスあると思いません?

生技って本当に幅が広いのでそういう「技術職には似合わないような業務」も混ざってしまっているのが実情なんですが、これは万国共通な側面があるので、だったらあなたはそこを利用しましょうよ。

実際のところ生技へ入る人は技術系出身じゃないパターンを結構よく見かけます。これは僕の目で見た範囲ですが、少なくともメインの開発系の部署よりかは頻度が圧倒的に高いです。

しかも安心して。単なる事務仕事をするだけの部署では決してありません。

説明するのが難しいんですけど、生技は僕ら開発の人間と密にコミュニケーションを取るのはもちろんですし、生産に関するスペシャリストなのでそこに関する技術的ノウハウはどんどん溜まります。これらのスキルは開発/設計系の職種ではほとんど習得できないスキルなのでとても価値が高いです。

「生技エンジニア」という言葉は僕らの業界ではかなり尊敬の念が抱かれる対象です(みんなできないから…笑)。

決まった製品の担当になった場合はものづくりの全てのプロセスを経験できるの「ものづくりの一番の喜び」を楽しめるし、なかなか美味しいポジションだなと僕は思います。

間違いなくやりがいはでかい方の部類です。

「ものづくりの喜び」が気になる人は下記の記事をどぞ。

生技をおすすめする理由②:言語スキルを使うチャンスが多い

製品を世に発売させるためにはいっぱいモノを作らないといけない。「量産」です。

量産するためには大きい工場に自動化したラインを作る必要があります。これを担っているのが生技、という話でした。

となるとそのライン自体がある場所へ絶対出向く必要があると思いません?

そう、海外出張がとにかく多いんです。

みるみ
みるみ

もちろん会社や業界や製品によっていくらでも例外はありますよ!

「海外でものを作って日本で売る」というのはもうずっと主流の動きなので、生産ラインが海外にあるのはイメージしやすいはず。

あとはシンプルな話。そう、英語や中国語が必要になる、です。

いちいち通訳を雇うわけにもいかないですし、技術的な内容が分かる人で外国語を話せる人がいた方がいいに決まってるんよ。超需要あると思うでしょ???

バイリンガルいけたら実際引っ張りだこでしょうね。

これはまさに文系から来た人にはもってこいなんじゃないかと思う!!!

補足

補足が2つあります。一応ちょっとだけ。

  1. 「人と話すことが文系向き、そうじゃない人は理系だ」なんて全く思ってない
  2. 生技の中でも開発/設計職のようにバリバリ設計する業務も普通にある

1つめですが、「コミュニケーション的な業務があるから文系の人おすすめだよ~」みたいな軽い考えでお話しているつもりは全くないです。

いくらでも逆のパターンがあるのは知っていますし、物事そんなに単純じゃありません。なんですけど、多くの技術職の人が苦手としているものが存在していて、そこに対する人材の需要が確実にあるのはもう間違いないんですよね。

ここを上手く刺せると、未経験で文系出身でも憧れの技術職!ってな未来もまあ普通にあると思ってます。どんな場所にも需要は転がってるもんです。

会社は「生技に興味があります」なんて言ってくる人に慣れていないので、たぶんそれだけでも目を引けますよ。ヘタすると面接はそれだけで次行ける可能性すらある。

ぜひ一度ご検討されてみては。

2.特許・知的財産部

patent-engineer

次は「特許部」「知的財産部」などの名前がつく部署。

ここはその名の通り特許に関する業務をまとめてくれている部署で、特に製造業(メーカー)においては命を分けると言っても過言ではないほど重要なポイントになります。

「知的財産」というワードも「特許」と同じ意味だと捉えていただいて今はOKです。ちなみに略して「知財ちざい」とよく言います。

革新的な製品やアイデアも、特許に守られていなければ世に出した時点で速攻でパクられます。マジです。

それを防ぐためにありとあらゆる手を使って色んなものを特許化し、あわよくばその技術を利用しようとする会社からお金までいただいちゃうというなんとも美味しいシステムです(特許取れないと泣きを見るけどね…)

特許で自社技術を守る仕組み

つまり適切な特許の取得が普段から遂行されていないと、製造業は全く稼げなくなってしまうということ。

というわけでメーカーに限らず技術を飯のタネにしている企業はとにかく特許を出しまくります。特許って珍しいものばかりに付くイメージがあると思いますが、実は細かいものもいーっぱい取得してるんですよ。僕も1件通ったことあります。

みるみ
みるみ

ちなみにこの場合特許料のうちのいくらかが給料に上乗せされます。

いよいよ「それマジでただの事務職なんじゃないの?」感がありますが、侮るなかれ。楽しいポイント、ちゃんとありますよ。

特許・知財部をおすすめする理由①:色んな技術の知見を幅広く得られる

僕の会社は、各チームなどから特許ネタになるようなものを特許部の人が吸い上げ、その中から本当に申請までいけそうなものを規定のフォーマットにして出す、みたいな流れになっています。

そうするとですよ、特許部の人は相当色んな技術に精通していないとこの仕事は務まらそうに思えませんか?

実際に手を動かす設計こそやっていないものの、これらは多くの知識やノウハウがあるからこそできる仕事だとマジで思います。彼らってこちら側が出した特許ネタをより「それっぽいもの」に昇華させて提案してきてくれるんですよね。笑

僕と同年代くらいの若手ですら「なんでそんなこと知ってんの?」っていう話ばっかり持ってくるのでホントいつもすごいなと思います。

 

これは技術職が未経験の人にもとてもおすすめできるポジションだと思います。

実際に何か図面を描いて設計したり難しい計算をしたりとかそういうスキルはなくとも、色んな技術を幅広く知っていくという意味では未経験でも受け入れられる率が高いと思いますし、その先の貢献度合いも良いものがあるでしょう。

単純に「法律や特許の分野について詳しい」場合はそれだけで特許部・知財部へは直通レベルです。技術者枠として採用されていないのに技術に触れられる。素晴らしくない?

例えば「ただ文書作成をするだけ」ではなくて、そこに技術的な視点での提案などもできる、というのはとてもやりがいのある仕事だよね。だって、それで実際にその特許が通ったら半分くらいはあなたの成果みたいなもんですよ?嬉しいに決まっている。(「半分」は盛ってないよ)

特許・知財部をおすすめする理由②:文章と説明の能力によって特許化の命運が分かれる

特許って国に出すものなので、めちゃめちゃお硬いフォーマットで分かりにくい説明にして出さないといけないんですわ。笑

読んだことがある方は分かると思いますが、特許文ってとにかく読みづらいし図面も見にくいしで、インプットもアウトプットもすごい大変なんですよね。

ここにチャンスがあります。

特に技術職のヤツら(自分含む笑)はそういう文章を読むのをみんな嫌がるので、ここをお助けできるポジションに入り込めるとかなりイイ感じ。

それとさっきも言ったように、特許など法律的分野に詳しい人は問答無用で重宝されます。たぶんこれだけで内定チョロいレベルだと思います。

文系とはいえその中にもスキルの方向性は色々あると思うので、今お話したような中で何か引っかかるものがある方は、ぜひ技術職としての特許・知的財産部を狙ってみましょう!なかなか貴重な人員になるので、将来的にも良い選択だと思いますよ。会社を問わない専門職なのでまさに「手に職をつける」になるはず。

 

余談ですけど、僕の会社では今めちゃくちゃ普及しているある製品のアイデアだか技術だかの特許を出した人が年間で1000万もらっていたとかいないとか…、そんな噂を聞きました。夢あるよねぇ…。

3.技術管理部(名称不定)

engineer-management-department

最後は技術管理部。これは一般的な名前かどうか僕もイマイチ分かりませんが、たぶん雰囲気はみんなこんな感じでしょう。

ここはこれまで紹介してきた2つに比べれば、技術系の第一線というところからはやや離れます。あまり言いたくないですが、悪く言うと「事務職寄り」。

でもね、僕の会社の技術管理部は全っ然事務職には見えないんだよね。笑
冗談抜きで僕も異動してみたいと思ったことが何回かあるレベルです。

主な仕事内容は以下(僕の会社の例ですけど)。

  • 社内の技術系のシステムの管理、使い方のサポート、設計の相談
  • CAD(図面を描くツール)や部品の登録システムの会社オリジナル機能を作成・保守
  • 測定器や装置類の管理、メンテナンス
  • 固定資産の包括管理

などなど。どれも単なる事務職では到底太刀打ちできない仕事です。

とにかく「技術サポート」という業務がメインに見えます。もう普通に技術職の人が設計をするのと同じレベルで専門知識があるので、他の技術職と比べても全く遜色はないです。

「こういう要件でこういう設計したいんですけど、どんなツールをどう使うべきですか?」

みたいな社内中からの質問をバッサバッサと捌いていくイメージ。なにが技術管理部や。笑

ではなぜそんな中、技術管理部を文系のみなさんにおすすめするのか。

技術管理部をおすすめする理由①:多くの技術に関われるのに、そのスタートのハードルは低い

さっきの特許部の件と少し似ていますが、色々な分野の技術的スキルに関われるのに関わらず、あくまでも「サポート的な立場」というのがあるので最初のハードルは低めであるのが特徴。

身も蓋もない言い方をすると「心理的に楽」みたいな感じだと思います。笑

もちろんこれは「仕事自体が楽」とか「やりがいがない」みたいな意味ではないです。僕の同期には希望して技術管理部に行った友達もいました(彼女は「CADのスキルを上げたい!」と言ってCADのサポート業務専門のチームに異動した)。

入社する前からこの部署の存在について指摘する人は少ないでしょうから、面接などでこの話をするかなり「おっ!」と思われるかも。

技術管理部をおすすめする理由②:女性が多い

炎上しそうな話題なので書くかどうか迷ったのですが、どうせ多くの人が読んでいるわけではないだろうと思ったので書きます。
※僕自身が普段からこういう考えを持っているわけではありません

さっきの同期も女性でしたが、技術管理部には女性が多いです。

それは比較的事務寄りな仕事が集まりやすい技術管理部だからという側面などが理由だと思ってはいますが、今回言いたいのは理由の話ではなくて「より転職への敷居は下がるんじゃないかな」という話し。

しかもこの記事をお読みのみなさんは文系であると考えると、(比較的)女性が多いのではないでしょうか?

そんな中「転職先に女性が多いと先に知れている」というのはかなり気が楽になるのでは、と思って今回書いてみました。

みるみ
みるみ

もちろん女性同士は色々難しいでしょうから「逆に嫌だ」って方もいるとは思うんだけど…!笑

最初の2つとは少し趣旨の変わったポジションである技術管理部、あなたもいかがでしょう?

まとめ:文系出身は不利ではない

ここまで3つの部署をご紹介しましたが、僕が書いたのはあくまで一般論であって、あなた自身の最適解はどんなパターンになるかは分かりません。

これは自分の視野だけで考えるのは限界があるので、そこで初めて「転職サイトとかを使ってみよう」となるわけです。そういうサイトに丸投げするような人は何をしようが転職なんか成功しないことはよく理解しておくべきです。

しかしこの記事を見つけて、しかもここまで読んだみなさんならその心配は要りません。

  1. 自分の状況を(良い意味/悪い意味で)よく理解している
  2. その上で技術系メーカーの需要や状況を知っている
  3. そこに自分がどう役立てるか考えられている

ここまで揃っている転職希望者、マジでいませんよ。今のみなさんなら嘘じゃなく転職の成功率は高いと思います。

あとは、日本の求人掲載数トップ&適性診断が使えると評判の リクナビNEXT を使うだけ。

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転職者ごとの利用サイトデータ。リクナビNEXTはぶっちぎりの1位です。
出展:統計局の労働力調査

ちなみに転職サイトの利用はもちろん無料。一切お金はかからないし登録もチョロいのとりあえず登録しておくのは悪い選択じゃないです。

 

ちなみに、今回はあえて一番技術職のメイン層となる「開発/設計職」系を入れませんでしたが、冒頭でも言ったようにここを躊躇する必要は一切ないと僕は思います。

会社からしてみれば「自分の会社の技術や業界に対してはみんな素人」と思っているくらいですから、よっぽど高年齢での転職(ハイクラス転職)でもない限りちゃんとこちらを見てくれます。むしろ「あなたは文系出身だから受け付けません」なんていう会社はこっちから願い下げなレベルです。

とにかく今の自分の持てる色んな力を結集させて転職活動に望もう!

まずは リクナビNEXT のような転職サイトに登録したあと、求人案件を見つつ戦い方を考えてみてください。技術職の未経験の方がどう面接に望むべきかをまとめた記事もあるので、ぜひそちらもどうぞ。

まずは行動です。
今動けない人が10年先も動けない人。今回でチャンスを掴んでみましょう。

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詳しいプロフィールはこのページで色々書いてます。もやってます。

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