耳、ちんちん、歯。この 3 つに共通することはなんでしょうか。

耳、ちんちん、歯。この 3 つに共通することはなんでしょうか。
みるみ

耳、ちんちん、歯の 3 つに共通することについてです。

とんちでもないし、おふざけもありません。

綺麗にしたい。したいよね。

答えは「洗いすぎると死ぬ」です。

 

昔から耳掃除が大好きでした。綺麗にしたいからね。
…嘘です。気持ちいいからです。耳掃除やると「あ~ん♡」ってなるもんね。

でも耳掃除のやりすぎはよくないというのはなんとなく知っていたので、気持ちよさ目的ではやらないようにはしていました。

ところがさ、耳の中がかゆい。とても。

かゆいから耳掃除でかく→気持ちいい→あ~ん♡→またかゆいのサイクルが何年経っても収まらず、なんだか麻薬中毒に陥っているような感覚。そのせいで車やかばんに綿棒を常備しているのを知り合いに何度か目撃されて「お前はその綿棒をナニに使ってるんだ」とかよく言われていました。おふざけはありません。

 

ある日、朝起きると右耳が聞こえなかった。

知り合いに突発性難聴で片方の耳がほとんど聞こえなくなってしまった人がいて、仲も良いので話はわりと事細かに聞いていました。さらに昔から母親が「突発性難聴はスピードが命、二週間以内に医者へ行けばちゃんと治る」と口酸っぱく言っていたのもあり(今思うと子どもへのリスク管理が素晴らしすぎる)、恐怖した僕は仕事を抜けてすぐ耳鼻科へ行ったわけです。

先生 「耳綺麗すぎ。掃除しすぎだわ

僕  「…はい?」

というわけで、耳を掃除しすぎるといきなり聞こえなくなったりすることがある模様。信じがたいけど。

僕  「あのー、突発性難聴だったりは…」

先生 「絶対にない、断言できる」

結局この日は聴力検査をしてなんかの薬だけもらって終了となり、実際その後 2 日程度で耳は正常に回復しました。ちなみに聴力検査時は防音ボックスのすぐ外でお子さんがギャン泣きなさっていたために僕は正常な判定を下すことができず、外で看護師さんがボタンをガチャガチャやるのを気配で察して「聞こえましたボタン」を押すという作業だった。

以降、僕は身の回りにあった綿棒をすべて処分し、お風呂や朝の洗顔時にも耳の中(奥)を触らないようにしました。そうするとなんと不思議なことでしょう、その後耳がかゆくなることは全くと言っていいほどなくなりました。人体はよくできている。

がっつり悪くなる ~セカンドシーズン~

ある日、張り切ってちんちんを洗いました。

なんで張り切る必要があったかなんて読者の方からするとおよそ興味のない内容かと思われるので言うまでもなく割愛しますが、とにかく張り切っていたんです。綺麗にしたいからね。

翌日目が覚めると、めっちゃ痛かった。

しかもこれまで見たことないまでに真っ赤になっているではありませんか。かつやで海老ヒレメンチ定食を食べながら Ubie をググる。

イエス!
「あなたは亀頭性包皮炎の疑いがあります」

なんだそれは…。僕、死ぬの?

 

そのあとなんやかんや自分で薬を処方(≒購入)してみたり良くなり始めたと思ったら悪化してたりシャワーでお湯をかけたら信じらんないほどグロテスクな見た目になってしまったりとか色々あり(飛び上がるほど痛かった)、もう泣きそうということでようやく病院に行きました。

病院に行きたくなかった理由は「先生の前で ボロン したくない」とかそんなのでは全くなくて、単に面倒だったからなだけです。インフルくらいなら病院行かずに直すマンなので。

この記事を書いている今もまだ完治していなくて、先生も「ちょっと珍しいケースだし時間もかかるね~」みたいになっていますが、かなり快方には向かっています。

実にこの間1ヶ月ほど苦しんだわけですが、その原因が本当に「洗いすぎ」だけだったのだからもうほとほと呆れ果てるわけですよ(他人との干渉などは一切関連性がないことは先生にも言われている)。

ここは男性以外の方は読み飛ばして構いません。そもそもこんな記事を読んでいる人がいるかが怪しいものだけど。

洗いすぎで亀頭性包皮炎になる理屈を話していなかったですが、要は「粘膜を傷つけることによる損傷、および細菌への抵抗力低下」です。

皮を少しめくると茶色い部分はなくなり赤~ピンク色の部分になりますが、これはヒトの粘膜です。目鼻口とかと同じですね。

ここは自浄作用(たぶん言葉正しくない)みたいなものがあるので人間が自分で洗う必要はほとんどなく、ましてや石けんなどでゴシゴシやるのはもってのほかだとのこと。そういうの義務教育で教えてよね。

先生いわく「シャワーでお湯をかければ十分」だそうです。皆様もどうぞご参考に。

なお、亀頭性包皮炎には細菌性と真菌性という2つがあることには留意しておいてください。

今回話しているのは前者「細菌性」というほうで、症例的にもほとんどがこちらに該当します。真菌性というのはいわゆる「カンジダ」のことで、こちらは他人との干渉が主要因になります。

この2つのどちらであるかによって処方するべき薬は 180 度変わるうえ、片方の薬はもう片方の症状にとって禁忌であることもあるので自身で判断する際は十分に注意してください。しかも2つが混合することもあるので自信がなければ必ず病院へ行ってください。

「お前は最初から病院へ行かなかっただろ」と言わないでください、だからそういうアホな人と同じ道を歩んではいけないと言っているのです。

…真面目なことを言うと僕は諸々を鑑みて細菌性 100% であることに確信を持てていたのでそこは不安はなかったんですが(実際合ってた)。

 

さて、ここで今回初めて言いますよ。

洗いすぎないようにしましょう。

色々とね。

二度あることは三度ある…かもしれない

それでね、僕は気づいちゃったわけですよ。二度も同じ過ちを犯せば三度目には気づけるのです。天才なので。

「自分が他の人より身体で悪いところ、ひょっとしてまた洗いすぎが関係してる…?」

そう、です。

僕はそれはそれは立派な知覚過敏でして、サラダにトマトが入っている日にゃ僕がどれだけの覚悟を決めなければならないかみなさんには知る由もないでしょう。

長年シュミテクトの最高ランク?のやつで歯を磨いたりしていますが効果はあっても完全に収まるわけではなく、冷たいものはほとんど我慢しないといけない感じでした。

…っていうか待てよ。もし今回書こうとしていることが本当で「僕が知覚過敏なんかではなかった」のだとしたら、少なからず痛みを低減していたシュミテクトはめちゃくちゃ優秀ってこと?
これは「ちゃんと知覚過敏の人(なんだそれ)」にはやっぱり良い歯磨き粉なんですかね。

買ってたのはこれなので選ばれし真の知覚過敏者の方はぜひどうぞ。

(↑初めてレビュー読んだけどみんな「しみるの治った」って言っててもはや怖い)

…という気づきがあって以降、歯磨きを超やさし~くやっているのですが、明らかに冷たいものが大丈夫になっている…気がするんですよね。いや、なんか冷たいって思わないというか、「いつもはもっと冷たいもの食べてるから痛いんだよな?」みたいになって、うん、これはたぶん絶対よくなってるよねみたいな。

歯磨きはめちゃんこ丁寧にやっていたせいか歯自体の健康度はほぼ完璧で、どの歯科衛生士さんにも毎回「すっごい綺麗ですね!」と言われます。カルテにも書かれているらしいので営業トークではないはず。

なのでこれで歯自体の健康が疎かになってしまっては本末転倒です。思うに、たぶん歯茎へのダメージがよくない気がするので(歯磨き終わって ペッ ってしたとき血が出てることがよくあったんだけど、明らかにダメそうなことに全然気づいてなかったの今思うと草です)、この辺はいい落とし所を見つけたい。

 

さて、二回目を言いますよ。

洗いすぎないようにしましょう。

色々とね…。

おわりに

三回目は… 言いません。

二度あることはいつも三度ある、とは限らないのです。

おわり。

みるみ
みるみ

ブロガー、ソフトウェアエンジニア。

この「みるめも」というブログの筆者です。

この記事へのコメント

張り切ってちんちんを洗いましたのくだりが面白すぎて、電車の中で笑いを堪えるの大変でしたw

初コメ失礼しました。

ありがとうございますw
こんな記事にコメントいただけるとは思わなかったです。

ぜひ洗いすぎないように注意してください :)

昔歯医者の人に、「これぐらいの力でしっかり磨こうね」と歯ブラシで磨いてもらいました。(当時小学生)
私はそれを信じ続け、その時の圧でこれまでずっと磨いてきました。

すると1年前、歯磨きをするたびに歯ぐきから血が出てきました。
歯周病とかかなーと思ってたんですが、母曰く

「強く磨きすぎ!!」

だそうです。

トマトにも致死量があるように、何事も"適度"が大事と学びました。

コメントを拝見してまず思ってしまったことなのですが、たぶん「小学生のときに記憶した力の感覚でそのまま大人に成長したらたぶん実際に作用する力は大きくなってるだろうな」と…。
(そういう話じゃないのはわかってます!笑)

>何事も"適度"が大事と学びました。
心に刻んでおきたいと思います。。。

確かにそうですね。今まで気づきませんでした(*´ー`)

僕も今は毎日本当に優しく磨いてます。笑

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