作業中の集中力が信じられないくらい爆上げするマル秘テク。
リアルな環境音を自分好みに組み合わせてミックス、そのままライブ再生しよう!
なにそれ
Ambient Mixer というサイトがあってですな。
説明はなくともちょっと触るだけでどういうものか分かるレベルですが、簡単に言うと「リアルな環境音をライブ再生っぽくずっと流し続けられるもの」です。
こんな感じでいくつかのカテゴリに分かれており、その中からそれっぽいのを選ぶと…
こういうものが流れると!
サイトへ聞きに行くのが面倒くさい人用。実際に流れるものを録音してあります(※パブリックライセンス)。
そしてそして、流れる音声の内訳を最大8chで好きにミックスすることができるので、例えば「雨の音はもっと小さい方がいい!」とか「焚き火の音はもっとでかくしたくね?」とかできちゃう! わけ!!
ここまでの使用はアカウント登録とか一切なく可能ですけど、この「ミックスプリセット保存」だけは登録が必要です。もちろん無料、必要なのはメールアドレスだけ。
保存の仕組みだけちょっと異質で、「ミックス状態だけを保存できる」のではなく「ミックスした結果自体を新しいサウンドページとして公開することになる」感じです。公開といっても特に何も問題は起きないし、もちろんプライベート用にすることもできるので不都合はない。
プライベート保存したい場合は情報編集ページの一番下にある「Yes, I want to release my atmosphere under the Creative Commons Sampling Plus 1.0 License.」のチェックを外しておけばいいっぽいです。
検索してもちゃんとヒットしませんでした。
ほんでこのサイトの本当の魅力はそれだけではなくて、実は好きな音声素材をゼロから自由に組み合わせて1つのページとして保存できるんですよ。これは僕もわりと最近知った。
つまり「今のこの環境音にどうしても鳥さん🦜の鳴き声だけを足したいんだ…!」という強い要望にも応えてくれるポテンシャルがあるというわけです。
実はさっきから見ている美しい環境音の数々もこの機能によって誰かが生み出したものということのよう。人気が出る(up vote)とメジャーになっていく!感じ!
コツとかおすすめの使い方とか
なんか色々。
ミックスchの中から目的の音を探す方法
自然の音はどの名前のものがどのチャンネルなのか判別するのが難しいです。そもそも人間って同時に鳴っている音の中から特定の音に意識を向けるのが苦手だしね。
そんなわけで、ミュートを使います。
「ミュートした瞬間に聞こえなくなったもの」がそのチャンネルに該当するサウンドです。
ただし当然ながら下記の注意点があります。
- ミュートする前に「Random」をオフにして常時再生にしておく
- 場合によっては音量を上げたり何度もON/OFFを切り替えて注意深く聞く必要がある
やってみると分かりますがモノによっては結構難しいです。それが楽しいんだけど!
「Random」じゃないずっと再生するものは「Crossfade」がおすすめ
「Random」ってなによ、の説明をしていなかったんですけど、要は指定したタイミング(確率)でたまに再生するようにしてねというやつです。
例えば風や水の音はランダムOFFでずっと再生するけど、鳥の鳴き声は1分に1回くらい聞こえる感じにする!などのこと。
で、ランダムじゃないもの、つまりずっと再生するものについての注意です。
これはいくつかの分断された音声ファイルを繰り返し再生しているものである以上、どこかで必ずリピートタイミングがやってきてしまうというもの。
この「境界タイミング」を自分が意識してしまうのを防ぐため、「Crossfade(クロスフェード)」を使います。
こうすればとても自然になり、本当に生の環境音をライブで聞き続けている感覚になれる!
リアルさを求めたいときは目を瞑ろう
音楽において全般的に言えることですが、音量やパン振り(左右の耳のどの辺りにチャンネルを配置するか)はずっとやっているとどんどん分からなくなってきて、最後はカオスになって意味不明なものが出来上がります。
それを防ぐため、目を瞑るのです。
そこが本当に大自然の中だったとき、今あなたが聞いている環境音は本当に「自然」でしょうか?自然だけに
「何を精神論を」と思うでしょう、でもこれ本当に効果的。「鳥の声は近くにいる感じなのに水の音もやたら近くてうるさいな、こんな状況本当にある?」みたいな感じ!
おすすめの環境音ページとミックス例
というわけで僕が気に入って使っている環境音のページをいくつか紹介しまーす!
Japanese Zen Garden
最近の一番のお気に入り。
静かな葉擦れの音、うるさすぎない水のASMR、遠くに聞こえる鳥が織りなす空間の広さ。全てが Zen(禅) です。まさに。
デフォルトだと笛の音が入っていてかなり音楽チックになってしまうので、これはOFFにするのがよいでしょう。
設定はこんな感じ。チャンネルはデフォルトで4つ分も空いており、これをベースに好みのアレンジを足すのも良さそう。
Bayou Stillness
わりと深めの森をイメージした自然音。アレンジ次第で森の方向性はかなり変えやすい印象。
チャンネル2 のちょっと騒々しいやつは、僕みたいにランダムの頻度を落としてもいいし、パン振りを中央に持ってくるだけでもかなり大人しく感じるようになります。でもリアルさはちょっと落ちるかなー。
チャンネル8 のガヤガヤしたやつはけっこううるさいのでずっとOFFで良さそうで、チャンネル1 の虫の声系は気分で変えてもいいかも。名前が「frog_concert_and_crickets」となっている通りカエルまでおまけで付いてきちゃうんだけど。笑
A sea of green calm
水の流れる音が大好きな人にはおすすめしたいページ。
ただしデフォルトでかなり色んな生き物がうごめいている感じになっており、僕が作業用に使おうとすると結局水の音だけになってしまう…。
フクロウとかのチャンネルを他の鳥や虫に置き換えるとバランス良くなりそう。
Quiet Bay and fire
みんな大好き夜の焚き火の音。これ昼間からイケますよ。笑
これはデフォルトからあんまりいじってません。でもやっぱり全体的に引き算の方向。
あと僕は川のチョロチョロ音があれば十分満足なので、海要素(チャンネル3)は要りません。静かな夜に焚き火するのがいいよね。
ノイキャンつきのワイヤレスイヤホンとめちゃ相性いいよ
この環境音、何を使ってどう聞くかは完全に自由だと思いますが、作業のためなら僕は「ノイキャン付きのワイヤレスイヤホン」をおすすめします。
というのも、実はたまたま少し前に AirPods Pro を買ったばかりだったんですよね。
音楽を聴くための音の評価としては個人的には微妙だったんですが、ノイキャンの性能には舌を巻きました。装着感もいいしね!
そんなわけで、この組み合わせを使った瞬間に僕は大自然の中で禅モードになれるわけです。これがすごすぎて最近の作業効率が爆上がりです。
ちなみにアプリもあるのでわりと幅広い運用体系が組めます。
Ambient Mixer Music
QaamGo Web GmbH無料posted withアプリーチ
でもアプリ自体の出来は… ちょっとダメでかわいい。
この環境音だけはPCブラウザを使わずにスマホに全統一するというのもありです。場所を選ばないというのと、操作を手元で完結できるのはいいよね。ブラウザのタブは一枚でも減らしたいし!
おわりに
「作業中に何を聞くか」という問題は永遠の課題ですよね。
僕もこれについてはかなり長い間色々考えてきていて、耳栓だけ買ってみたり謎の集中力UP専用音楽を聞いたり(これはある程度ちゃんとした根拠に基づいていたこともあり、学生時代はテスト勉強中に本当にお世話になった)とかみたいな感じでした。迷走の果てに車の中でも鳥の鳴き声を流していたくらいです。
ちなみにCDはこれ 。
見るからにクソ怪しいけどまあ気になる人は買ってみてください。サブリミナル効果が根拠なのでCDの状態で聞かないと意味が薄れます。僕はmp3で聞いてたのにおかしいな?
そんな問題の1つの解がこの「環境音」だと思います。
メリットとして
- 何を聞くか考える必要がない!
- 同じものをずっと繰り返し聞いている気がしないから飽きない!
などがあります。これは他のどの音声にもない魅力だよね!
そんなわけで、ぜひみなさんもおすすめの環境音を教えてください。では。