【全部飲んでマジで比較した】ビールの味の違いを17本飲んで確かめる!!

【全部飲んでマジで比較した】ビールの味の違いを17本飲んで確かめる!!
みるみ

ビール。

大好きなんだけど、好きなビールしか飲まないから他のものの味を正直よく知らないし、実は違いをちゃんと認識できたことはあまりない。

「私は◯◯が好き!」と普段から言ってはいても、明確に「どのビールとどのビールがどう違うの?」というのをちゃんと分かっている人はきっと多くはありません。きっと。

というわけでやりました。

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スーパーへ行って手当り次第にカゴに1本ずつ放り込んで店員さんに怪訝な顔をされながら 全部飲み比べてみた ぜ!!!!

みるみ
みるみ

真面目な話、銘柄が全て違うビール1本ずつをレジに通しているときのおねえさんが二度見を3回くらいしてきた。

今や「◯◯ 徹底比較」みたいな記事は溢れかえっているご時世ですが、僕は個人が主観性バリバリで書いた記事を読みたいと思うわけです。この記事がそういうレベルのものになるかはもちろん分からないですけど、そうなれたらいいな!(普段からどの記事もそういう思想で書いてます)

じゃあさっそくいくぜ。
いつもこのブログを読んでくださっている方はもうお気付きでしょうけど、一番最初に書くものは…。

その辺でよく見かけるビール17本の徹底比較!

ちなみに17本という数字は適当に選んだあとで例によって素数に調節したものです。

1.サッポロ黒ラベル

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ひとこと これがビールだ…!
総合満足度
初心者おすすめ度

そう、この手の記事で一番最初に書くものが僕の中でのベストチョイス!

紛れもなくビールの最高峰はこのサッポロ黒ラベルだ。異論は受け付けない。(受け付けますよ、コメントしてね)

なんといってもこの芳醇な香りが魅力的です。

これが麦?麦芽?ビール?の香りなのかどうか知らないけど、僕は「これがビールってもんを飲んでる感覚!」という気がしてしまうんです。というよりこれがないと物足りない。

それでいて全体的なキレと苦味のバランスも心地よく、飲み始めから飲み込んだあとまでずっと楽しめる一杯です。味わいが深いのでぬるくなってきても満足感が落ちにくいのも見逃せないポイント。

実は今回のこの試みの意義の1つとして、「本当にサッポロ黒ラベルは他のビールより王者なのか?を改めて確認したい」というものがありました。
なので以降はわりとサッポロ黒ラベル基準で書いちゃうかも。

この時点で、お読みになっているみなさんからみたときの「サッポロに対する感想」を基準にしてみるとこの記事のこれからがより分かりやすくなるかと思います。

主観性バリバリの記事は他人の感想軸に合わせるのが難しいものの、どこか1つ基準を揃えられそうなポイントを見つけてしまえばその記事は自分にとって飛躍的に便利なものになります。

どうぞお楽しみに…!

2.キリン一番搾り

kirin-ichiban-shibori

ひとこと やっぱりビール慣れしてない人におすすめ
総合満足度    
初心者おすすめ度    

この次に「アサヒスーパードライ」が出てきますけど、

  • サッポロ黒ラベル
  • キリン一番搾り
  • アサヒスーパードライ

の3つは僕は勝手に御三家と呼んでます。これが日本で最もメジャーなトップ3ビールだと思っており、まずはこの比較をちゃんとやってみたいというわけでした。

 

飲んでいる途中~飲み込むまであたりは意外とサッポロ黒ラベルと似通っている部分も多く、麦の香りっぽさもいい感じ。

でも飲み込んだあとにはちょっと渋みというか苦味のような感覚があり、たぶんこれがビールでいう「フルーティーさ」というパラメータに類するものと推測します。

後半で登場するモルツというキワモノがありますけど、これはこのフルーティーさ(のうちのあるパラメータ)を高めたビールであり、同時に好き嫌いを区別させる原因にもなっていますよね。

「フルーティーさ」が上がると「苦味」とは少し縁遠くなるように感じるけど、この2つは紙一重的な存在に感じます。近くて同じものな気もするけど、互いがトレードオフの関係になっているような気もする。

とはいえ、色んなものが程よくまとまっているのでやっぱり日本の標準的なビールとしてメジャーな1本なのは間違いないでしょう。

今回改めて気付いたけど、少しピリッとする辛さのようなものもあるかも。唇にも来るものがある気がする。炭酸とは関係ないかなあ。

3.アサヒスーパードライ

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ひとこと たしかに夏に飲みたい気持ちは分かる
総合満足度    
初心者おすすめ度    

ビールばっかりよく飲んでいる人に「好きなビールは?」と訊くとよく返ってくる答えがアサヒな気がします。あと偏見だけど陽キャが多い。

切れ味や刺激的なものが重視されているビールで、「濃厚な味わい」とか「麦の香り」とかからは最も遠いタイプっていうイメージがあったのだけど、改めて飲んでみるとその味の深さに驚いた。

飲んでいるときのダイレクトさはたしかにイメージ通りに近い部分もあるけど、飲み込んだあとにしっかりと残るモノがありますね。これは自分にとってかなり朗報!

それとビールの「辛口」ってのが今まではなんだかよく分からなかったけど、たしかに喉に残っているのは「ヒリヒリとした辛さ」みたいな感じな気がする。さっきのキリンで一瞬感じたのとは別種のものだな。

あとキンッキンに冷やしたときに一番美味しいビールはやっぱりアサヒかもって気がしました。これを夏に飲みたくなる気持ちは分かります。

口に入る前の匂いだけを感じる瞬間で、わずかに異質な匂いがするのだけが気になった。個体差なのかな…?(グラスは毎度綺麗に洗っているのでたぶん違う)

4.キリンラガービール

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ひとこと あれ、これキリン無印よりイイかも
総合満足度    
初心者おすすめ度    

これもよく見かけますよね。
「ラガービール」というものが他とどう違うのかをよく知らないのでなんとなく敬遠しがちな気がしてます。Wikipediaを読んだけど「上面発酵か下面発酵か」くらいしか分からなかった…。

通常のキリン一番搾りより、やや甘みが増します。

ここで言う甘みとはフルーティーな系統のものではなくて、「麦芽の香ばしさ」みたいな感じだろうか。かっこよく言うと「素材の味」的な感じがしなくもないけど、僕の舌が言葉負けしているような気もする()

みるみ
みるみ

どうやら「エールビールである上面発酵だとフルーティーさが増す」らしいので、下面発酵であるラガーはその逆、というのは自分の味覚とも整合が取れてます。

というわけで口に近づけたときも飲んでいるときも麦っぽい香りは一段と素晴らしいものがあり、ビールとして順当なものに感じました。

普通のキリン一番搾りより全然好きだな!
初めて分かった、楽しい。

しかし嚥下したあと口の中に残るわずかな苦味はキリン譲りという感じでしょうか。基本スタイルを崩すことなくバリエーションチェンジに成功しています。

…と思いながらしばらく飲んでいたら、後半戦はだいぶ苦味が激化することが分かってきた。

キンキンに冷えていたときより少し温度が下がったこと、食事をして舌の反応が変わってきたことなどが原因?これがラガーゆえんのものだとしたら、これはこれでファンも多いんだろうな。

僕はまだ慣れていないのでここに関してはちょっと…という感じでした。

5.キリン クラッシックラガー

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ひとこと なんか "お酒" っぽい…!
総合満足度    
初心者おすすめ度    

キリンのラガーとちょっとだけ違う、クラシックなラガー。

なるほどおもしろい。
ベースはたしかにキリンラガービールなんだけど、その上にある「飲みやすさ」というレイヤーだけを剥ぎ取ったかのような味わいです。

例えるなら、小学生が初めてミルクコーヒーからブラックコーヒーに挑戦するときのような感じ。

キリンラガービールにあった「素材の味」的なヤツの、芳醇な部分だけが取り除かれている気がします。
かといって苦い部分だけ残っている味気ないビールではなく、なるほどこれが「大人の味」ってやつか?(適当)

これはビールの好き嫌いというライン上で「無印ラガーとクラシックとどっちがいいか」というように語るものではなく、一緒に食べるものに合わせて選ぶのがベターだと思われます。

いわゆるビールらしさよりお酒らしさの側面が強いので、煮物とか味の奥が深い食事と一緒にいただくと良いのではないでしょうか。

初めて飲んだけどなんか僕としてはかなりピンと来た感じでした。おいしいかも。(無印ラガーのときは思わなかった)

6.キリン 秋味

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ひとこと りょ
総合満足度    
初心者おすすめ度    

期間限定系のビールではあるけど、毎年必ず見かけている気がするので比較に含めました。キリンは種類多くて比べるの楽しいし!

あーなるほど!そういう "1.3倍" かー!! …という感じ。

というのも、キリン無印のときに感じた苦味ともフルーティーさとも言えないような部分だけが見事に1.3倍になっているような気がする。笑

ただしフルーティーさというパラメータだけを振っている感じではない。だってモルツとは全然違うもの。

なんだろうな、擬態語(擬音語?)でいうと「りょ」みたいな部分が強い感じ。これ伝わる人いるのかなwwww

総合的なバランスが整っておらず、とてもまとまりが悪い感じがします。だからこそ季節限定商品なんだと思いますけど、それを加味してもわざわざ買って飲むことはないかなーという感想。
昼間に水代わりに飲むならいいけど、出てるのは夏じゃなくて秋だしね…。

7.キリン 清澄み

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ひとこと 控えめなフルーティー
総合満足度    
初心者おすすめ度    

すみません、まだキリンシリーズ続きます。面白いのでw

あれ?全然キリンっぽくない?と思ってかなり安心して飲め始められる一杯。ただし中盤以降は他のキリンシリーズを遥かに凌ぐフルーツ感が襲ってきます。なんだこの緩急仕様は。

しかしモルツ系統のそれとは微妙に違くて、なるほどそれで「清澄み」というタイトルかと思わされます。

フルーティーなビールは基本的に飲まない僕ですが、これはなんかありかも。
なんだろうな、最初はそれ系のビールだと思わないので最後にさりげなく香るフルーティーさが良い方向に働いているのかな。

モルツ嫌いで困っている人はこういうビールを入り口にすると美味しさが分かるようになっていったりするのかも。

夏は普通に飲みたくなる気がするな?(っていうかこれ普段見かけない気がするけど期間限定とか?)

※セブン&アイ限定商品だそうで、Amazonなどにもありませんでした。

8.ザ・プレミアム・モルツ

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ひとこと うーん、これはやっぱり分かれるだろう
総合満足度    
初心者おすすめ度    

今までモルツを目の敵みたいに呼んでましたが、別に僕はそこまで嫌いではありません。ただ「サッポロ系列を好きな人はモルツ嫌いが多い」というのが経験則としてあるので、なんとなく僕もその風潮に呑まれていた感はあります。今回ちゃんと評価する。

 

で、これがそのキワモノとして有名なモルツ。正確にはザ・プレミアム・モルツかな。うん、超どうでもいいね。

はあ~、なるほど。

キリンシリーズを色々飲み比べてから改めて飲んでみるモルツは、その「フルーティーさ」としての性質が全く違うものであることに気付かせてくれます。

なんかね、独特のビールっぽい苦味をフルーティーさとさらに掛け合わせているような感じがする。

普通のビールのレイヤーの上に、さらにビール的な別の苦味成分とフルーツ要素を足したものが上に乗っているような感じ。

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良く言うと「品がある」、悪く言うと「入門のハードルが高い」みたいな感じでしょうか。

モルツは他のメジャー3銘柄(サッポロ・キリン・アサヒ)より一段格上っぽいPRをしているフシがありますし、実際にも価格は少し高め。エビスみたいなサブブランドがあることも考えると「プレミアム」な位置づけのビールなのかもしれません。

でもやっぱりね、口に含む前から強烈にこの匂いが香ってくるのは人を選ぶよね。ほとんどの人はビールなんて特に気にせずどれも等しく飲むだろうけど「モルツだけは無理!」と多く言われるゆえんでしょう。

初心者おすすめ度を1にしたのは「美味しくない」とかではなく「ビールとしては変わり種に入りそうだから最初に選ぶべきものではないと思います」というニュアンスです。まあモルツから入って一生モルツと添い遂げる人生もアリでしょうけど…。

9.ザ・プレミアム・モルツ 香るエール

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ひとこと こっちを標準商品にすればいいのに…
総合満足度    
初心者おすすめ度    

「モルツは嫌いだけど香るエールなら好き」はよく聞くセリフですが、今回その理由がはっきりと分かりました。

簡単に言うと「モルツ由来のクセが少なくかなり飲みやすい」になるんですが、悪く言うと「あらゆる特徴量が少ない」とも取れました。

たしかに飲みやすくて、日本のビールっぽい「のどごしやキレ優先!」みたいな雰囲気を感じます。それでいて飲み込んだあとにふわっと香るアップルっぽい感じは「なるほど "香る" ね…」と思わせてくれます。

というわけで、ここで終わればかなりバランスの良いビールとして評価できるんだけど、なんか色々飲んでいるせいか逆に物足りなくなってきてしまった。笑

公正な評価ができるように毎日同じ条件・環境で1杯目に飲むビールでそれぞれ感想を書いてますけど、それでも日替わりで色々飲んでいるとこれはクセがなさすぎるなーとか思っちゃいました。「特徴量が少ない」はこれのことです。

でも、御三家(サッポロ・アサヒ・キリン)を飲んだときにそう思うかというとこれはそうじゃないんですよね。

これはやっぱりメジャーブランドのメイン商品だけあって紙一重で成り立っている味わい・バランスなんじゃないかと。そこまで考えてしまった一杯でした。

でもこれやっぱり美味しいほうだと思いますよ。これをしばらく飲んでいたらモルツも好きになれるんじゃないかな。

あと、身近な人にインタビューしてみたら分かると思うけど「普段キリンが好きな人は香るエールも好きという確率が高い」はずです。母数は少ないけど僕の実験ではそういう有意差が出てます。

10.サッポロ ヱビスビール

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ひとこと なるほどゴージャス感
総合満足度    
初心者おすすめ度    

学生くらいの頃はエビスビールがサッポロブランドだということすら知らなくて、当時は「なんか高級っぽいビール」くらいの印象でしたが、サッポロ系列だと明確に意識している現在に改めて飲むと「あぁ、なんだよめっちゃ僕好みやんけ」と思わざるを得ない。

ただ序盤の口当たりはほぼサッポロ系なんだけど、そのあとは全然違うビールにも思えます。
いわば「芳醇な香り」というやつ?

これは頑張って何かに例えたいんだけど、全然良い例が思い浮かばない。他のどのビールとも違う香りがたしかに香ってきます。

「甘い」とも言えるかな。フルーティー方向の甘さでは全くなくて、ふわっとほろ苦さみたいので甘みを表現しているというか。
いや、案外砂糖みたいなド直球の甘さにも思えなくもないな。

…うん、難しいけど、とにかくこのゴージャス感は高級ビールとして楽しまれているのがよく分かるものでした。これまで意識して選んだことはないけど、もし見かけたら外でも注文したいと思えるビールでした。

みるみ
みるみ

食事を進めてぬるくなったあとの最後の方はかなり美味しくなくなってしまうビールに感じたのだけ残念。

11.サッポロ ゴールドスター

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ひとこと これはスタメン入りかも…!
総合満足度    
初心者おすすめ度    

サッポロ黒ラベル以外に唯一僕の中でスタメンを張れる可能性のあるビール。

といってもそれは当然で、「サッポロのこれまでの集大成」と言われる通り、順当で黒ラベル的なウマさがあるから。

僕が知っている中ではサッポロ黒ラベルに最も似ているビールだけど、それよりややキレがあり華やかさに富んでいるイメージです。

これが名前に「ゴールド」を頂いている証?ファンは「金星きんぼし」とも呼んでいるみたい。

正直相当集中して飲まないと違いは分からないレベルだけど、それでも今回こういうわずかな趣向差に意識を向けられたのは幸せに感じます。

こうでもしないと「日本のビールかそれ以外か、あとは発泡酒。」みたいな感じでこのまま死にそうだったし。

追記 (2023/5/10) :記事公開後 2 年半くらい経過してからコメントで「ゴールドスターは純粋な生ビールではないのでは?」と指摘をいただいて初めて気がつくという失態ですww

つまり「日本のビールかそれ以外か、あとは発泡酒。」うんぬんとか言っていたくせに結局僕が飲んでいたのは発泡酒だったというオチです。もはや美しい。

というわけで僕はこれもかなり好き。ちょっとスペシャルな気持ちのときに用意したりするとパッケージの豪華さも手伝ってハイになれるかも!

12.サッポロ 琥珀ヱビス

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ひとこと なんか紹興酒っぽい?
総合満足度    
初心者おすすめ度    

あれ、色も本当に "アンバー" だったとは。これは普通のビール比較にはちょっとそぐわないかな?

…と思ったらこれはなんとデフォルトに旨いビールだ。

色的に黒ビールやキャラメル的な傾向を予測していたのだけど、それらが良い意味でうっすらとしており、標準なビールとして香り高く綺麗にまとまっているように感じられます。

しかしそれでいながら意識すれば「琥珀色の味わい」を楽しむことができ、かなり上品。

それ以外の味と香りはだいぶ普通めです。無印のエビスビールほどの豪華絢爛!っていうわけでもなく、だからといってメジャー3銘柄(キリン・アサヒ・サッポロ)じゃちょっとつまんない!というときにピッタリかも。

後味的にそこそこ料理は選びそうなので注意。
なんとなくオイスター的な風味があるので中華料理は超合いそうな予感。この日はシンプルなダシと塩(と醤油)だけのお鍋を食べたけど、ちょっと喧嘩した。

13.アサヒ オリオン ザ・ドラフト

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ひとこと めっちゃ普通!笑
総合満足度    
初心者おすすめ度    

え。
今まで沖縄料理屋に行ったときくらいしか飲んだことないビールだったけど、まさかこんなに普通の味をしていたとは。笑

本当に驚いたぞこれは。これまで比較してきたビールの中で最も良い意味で特徴がないかも。
つまり、メジャー3銘柄にかなり近いという理解で間違っていないと思う。

というか冷たさとキレを感じられるこの飲み心地、あれ、これひょっとして大当たりを発見したか?という感じがあります。本当にクセがなくて純粋にビールの美味しさを味わえる、ウマい。

アサヒのようなとっつきやすさにサッポロ寄りのビールの味わい深さをいい感じにブレンドして(麦芽の香りはそこまで強くない)うまくまとめたというところでしょうか。

オリオンビールってなんなのか全然知らなかったけどこんなに飲みやすいビールだったんだなー!今回で一番の発見かも。変わり種として紹介しようと思ってたのに。笑

たしかに外でたまに飲んだときも全然嫌な印象とかは持ったことなかったな、と再確認でした。

みるみ
みるみ

と思ってたらなんか「ソーダ的な炭酸というか舌がカラい感じ?」みたいのがあることを発見。やっぱ夏(沖縄)向きなのかも!

14.ハイネケン

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ひとこと オシャレ。バーで飲みたい。
総合満足度    
初心者おすすめ度    

外国産ビールの中ではかなりポピュラーなハイネケン。
Heinekenというスペルと語感がドイツ語っぽいのでドイツのビールかと思ってたんだけど、オランダ産らしいですね。

少し苦目な印象がありましたが、飲んでみたらこれまた全然そんなことはない。

というか例によって「良い意味で日本の標準的なビールに近い」味で、日本のスーパーなどどこへ行っても広く流通している理由なのかも。

やや独特な苦味由来の味わいがしたあと、飲み込んだあとにはかすかなフルーティーさが残ります。しかしどぎつくなく、言われなければ分からないレベル。

豪快なイメージが強いデザインなのになかなかどうしてオシャンティじゃないですか。

これも総合的なバランスが良いのでお気に入りに入りました。
バーや外国料理店に行くとビールで頼めることも多いので、かっこつけて注文するのではなく「本当に飲みたい」と思って注文できますね(クソどうでもいい)

15.バドワイザー

Budweiser

ひとこと 正体不明の「ホワイトさ」
総合満足度    
初心者おすすめ度    

ハイネケンを飲んだのでよく見る海外ビールもいくつか手にとってみます。

これはバドワイザー。名前はよく聞きますよね。アメリカのビールで、世界的に大人気なんだそう。17へぇ!

「日本のビールはサッパリさみたいのがかなり優先されている」とどこかで聞いた印象がずっと残ってましたけど、これはそれらよりもはるかにクリアで飲みやすいものだと思います。でも「キレ」かと言われると違うな。「クリア」がちょうどいい気がする。

で、ハイネケンに続いてお味も相当スタンダード。むしろ「全然クセがなくて物足りないかな?」と思っちゃうくらいなんだけど、そう思っていると最後にほのかに「ホワイトな感じ」がします。なんなのかよく分かんないけどホワイト。白い。

強いて言うなら「アップル」、もっと言うと「スーパーに入店したときの野菜売り場」の感じかな。色も少し黄色に近いので実際イメージ通りな感じです。

それにしてもこんなに飲みやすいビールばっかりだったとは。一部しか飲んでいないとはいえ、日本のビールの方が余程クセがある傾向が強い気がします。まあ国民色的には頷ける?笑

みるみ
みるみ

アメリカ人とかはビール飲んでるときIQ3くらいしかなさそうだもんね(偏見)

あまり日本では飲む機会が少ないビールかもしれないけど、これも見かけたら注文したくなるくらい良いビールだと思いました。

ちなみに缶のサイズは350ml缶と同じだけどバドワイザーの内容量は355mlのようです。

16.ギネス ドラフト

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ひとこと こんなビールがあるのかw
総合満足度     (規格外)
初心者おすすめ度   (規格外)

これは期待通りのキワモノ来たww

単刀直入に言うと、僕にとってはマズすぎて飲みきれなかったです。
なんかね、納豆なんですよ。

たしかに黒砂糖とか黒◯◯とかみたいに黒ビールっぽい方向性ではあるんだけど、納豆なんだよね。こりゃ飲めん。

好きな人は絶対いるんだろうという気はしますが、ドクペが足元には及ばないくらいの好きと嫌いが分かれる飲み物かと。

前にブラックコーヒー飲み比べをやったときも最後にすげぇの引いたし、思えばあれも納豆みたいな味だったな。なんなんだ?(納豆自体は大好きです)

全然飲めなかったので感想はこれくらいで勘弁してください。傾向は伝わったと思うので、「自分は好きそう」という方はぜひどうぞ。

「ギネスビール」ってよく聞くし外でも飲んだことあるはずなんだけど、こんなんだったっけ…?

17.TOPVALU 富良野 生ビール

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ひとこと やはりお前は天才だ
総合満足度 - (もうよく分からん)
初心者おすすめ度 - (〃)

さあ、最後を飾るのは何を作っても絶望的にマズい商品しか生み出せないことに定評のあるTOPVALUシリーズのビール。気になるお味は…。

イケますね。

ビールにおいて「よほどのハズレ」というのはさっきのみたいな「自分にとっては苦手で合わないもの」くらいしかないだろうなと思ってたんですけど、だいたいこの予想は当たっているみたいです。まあ全然許容範囲内のビールです。

ただ、グラスを傾けて鼻に近づけたときの香りがどうにも安っぽいのと、飲み込んだあとの味わいが「これはベクトルを変えたとしても "おいしい" の評価はできなくない…?」
という感じがします。あれ、やっぱりマズいってこと?

TOPVALUという看板を掲げられている先入観から来るものかと思いましたが、ここまでフラットな評価をできている自分からするとこれはひょっとしたら「本当に美味しくないビール」に近いのかもしれません。

すげぇなイオン…!やっぱりお前はハズさないのな…!

とはいえ集中して飲むわけでもなければ全然問題ない範囲だとは思います。
日々のコストを気にしてノンアルビールとかを選んじゃうよりかはまだこっちの方がいいでしょう。ノンアルビールの需要はそういうところじゃない気はしますけど。

いやー、面白かった。笑

おわりに

以上17本でした。新たなお気に入り候補は見つかりました?

僕はというと、今回紹介した順番で実際に毎日1本ずつ同じ環境・条件で飲んでいたのだけど、最後に久しぶりのサッポロ黒ラベルを飲んだわけですよ。

yappari-sapporo

いやーウマい。

僕の中では「これがビールだ!」感がもうぶっちぎりです。そう、これがビールなんです。
味・香り・飲み心地・嚥下後の満足感・食事との相性、どれをとっても最高。

今まで特に銘柄とか気にせずなんとなく飲んでいた人、サッポロなんて特に気にしたことがなかった人、ここまで読んでいただいたのも何かの縁ですし、次のストックはとりあえずサッポロ黒ラベルにしませんか?

あとあと、ビールを飲むときはサーモスのタンブラーが超おすすめですよ!!
驚くほどずっと冷えててビールタイムが格別なものになりますよ!!

(この記事では見栄え優先で撮影するときはジョッキで飲んでました)

みるみ
みるみ

で、今気づいたんだけど、まさかの大好きなサッポロクラシックを飲むのを忘れてました。あちゃー!笑

ではみなさんごきげんよう。
今晩も美味しいビールが僕らを待っています。

みるみ
みるみ

ブロガー、ソフトウェアエンジニア。

この「みるめも」というブログの筆者です。

この記事へのコメント

サッポロ黒ラベルが一番だなんて




わかってるじゃあないか!!
あと、アサヒのスパドラ、ハイネケンの評価もそうなんだよなあと思いました。
特にスパドラはサブビールって感じで、たまに飲むんで

全体的に同意いただけている感じですね!!ありがとうございます!!!

アサヒはまあ分かりやすかったとして、ハイネケンとかの外国ビールは改めて飲んでみて驚きましたねー。こんなにシンプルで日本寄りだったとは、と。
結局なに飲んでもうまいです(ギネス除くw)

とても面白く拝読しました!ビールで冒険する際の参考にさせていただきます。

コメントをいただいて自分でも全部読み直してしまいました!笑
参考になれましたらとてもとても嬉しいです~

まさに、香るエールを飲みながら拝見しました。
まさに!という感じで共感です。キリン派で、モルツなら香るだな、と思い飲んでたら、この記事。(^^)
サッポロはなんか(ほんとに理由なく)敬遠してたな、と思い、明日は黒ラベル買ってみます!楽しかったです!

ビールを飲みながら読んでくださったんですね!ありがとうございます!!
キリン派でしたらきっと黒ラベルもお好きである(はず)と思います!ぜひとも今後ご贔屓に~

スーパードライで、喉がヒリヒリ?ですか?

大丈夫ですか?
「逆流性食道炎」とか「新型コロナに感染(発症)」とかになってないですか?

自分はビールを飲んで、ヒリヒリした記憶が無いもんで。

それに「辛口」ってそういった感覚とは違ったものなので
比較の練習がてらに日本酒の甘口と辛口を片っ端から飲み比べていけばいいと思いますよ。

色や炭酸などは違えど、同じ醸造酒なので色々と発見されるかもしれません。

もし、不快な思いをさせてしまったら、すいません申し訳ないです。

まあ文章だけで人間が感じる感覚を共有するというのは所詮無理があることなので、おっしゃるような感想を抱かれるのも当然かもしれません。
身体は至って健康ですのでご安心ください。
ヒリヒリというのも表現の幅がありますからね~
他の銘柄と比べたらスーパードライならではの「辛口」を感じました、というくらいです。

>もし、不快な思いをさせてしまったら、すいません申し訳ないです。
お気遣いありがとうございます。この一言が多くの方のためになっていると思います。(失礼ながら、「コロナじゃないですか?」だけ言われてたら僕もただの頭おかしいやつだと思ってたかもしれません…笑)

サッポロ好きはプレモルを敬遠するっていうのはめちゃくちゃ共感しました笑
ぜひサッポロクラシックのレビューも見たいです!

ありがとうございます!
なんなんですかね、サッポロとプレモル…。最近僕は良い意味でこだわりが減ってきて、お店でプレモルが出てきても普通に楽しめるようになりました。

あー!
サッポロクラシックは少し前に飲んだのに感想をメモっておくのを忘れてた…!
これはもうしばらく先になりそうです、、、

ハイネケンのファンです。自分はかつてはビール難民でした。
ハイネケンは実はもっと掘り下げ甲斐のあるやつでして。こいつは、国産ビールによくある、舌にねっとりとした妙な甘さが全く残らないビールなのです。これを皆さんは飲みやすいとか軽いとか特徴が無いとよく言われてしまうのですが、よくよく味わうと特徴だらけ。あの軽やかで華やかなホップ、そして後に残るほのかなバナナ臭がクセになる味です。ビールだけ飲んでて嫌にならないのはハイネケンだけでした。よく味わうとトロピカル、日によってゴクゴクと水のように飲むこともできる、料理にも合わせられる。あらゆるシーンに合わせられて、かつ飲んでて嫌にならないビールは、ハイネケンだけでした。
難民だった自分は、最近こればかり飲んでます。ぜひ一度じっくり味わって頂けたらと思います。

うわ~こういうコメントとても嬉しいです!!
なるほど、たしかに記事中でもハイネケンは(文章的にも)あっさり済ませてしまっており、味わう作業が足りていなかったかもしれません。
フルーティーさは記憶にあるのですが、バナナなんですね。
ここまでおすすめされるととても気になるので、次お店へ行ったらハイネケンいっぱい買ってこようかと思います!!感想変わったら追記もします!!ありがとうございます~

サッポロ ゴールドスターは麦酒ではないのでは…。
楽しく読ませていただきました。
勉強になりました。
私もやってみたいです。

あれ?ほんとだ、これ純粋生ビールじゃなかったんですねww
全然気づいてなかった、恥ずかしい、、、
追記しておきます!

ありがとうございます~

自分は瓶ビールが好きで、ぶっちぎりで赤星が好きなんで、評価が聞きたいです!悪くても絶対文句なんか言いません!

赤星は僕も好きですよー!サッポロ系列は基本的に全部好きです。
そういえば書いてなかったですね…。

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    ※ここ数年スパムが激化しており、誤って削除されてしまうケースが増えてきました。スパムボックスも毎日自分の目で確認するようにはしているのですが、どうしても限界があります。確実に僕に連絡を取りたい方は メールTwitter からお願いします。