一人暮らしでの猫お留守番方法まとめ。社会人の男で2匹飼いだとこんな感じ

一人暮らしでの猫お留守番方法まとめ。社会人の男で2匹飼いだとこんな感じ
みるみ

ねこを飼いたいと思っている人は多いと思いますが(この書き出し何回目だろう笑)、その悩める原因の大きな要素に一人暮らしだけどお留守番中は大丈夫なの…?というのがあると思います。

というわけで今回は、

  • 「一人暮らし」ということについて僕自身も最初不安だったこと
  • 「フルタイムで会社勤め」だけど実際に猫を飼い始めて分かったこと
  • 「自分もねこちゃんも困らないWin-Winな環境」のために工夫しているお留守番方法

などなどをご紹介。

これからねこを飼おうかなと思っている人はもちろん、いたずら好きなねこちゃんに悩んでいる人もご参考にどうぞ。(たぶん参考にならないけどw ←理由は後述)

一人暮らしだけど猫を飼い始めた経緯

理由という意味で言うならこれほど自明なことはありません。ねこを飼いたいのに理由が必要ですか???(威圧)

というわけで「飼おう!」となるところまではいいものの、その先は「一人暮らし」という条件が重くのしかかってきます。ここは僕も相当四苦八苦しました。その辺の話は下記記事でまとめてます。

実際一番苦労するのはここなので、無事ねこちゃんと出会えていればその先は大したことないわけなんですが、それを言うとこの記事が終わっちゃうのでもうちょっと喋らせてください(このくだりも何回目

お留守番に関して、最初から不安だったこと/飼い始めてすぐに分かったこと

cat-stay-at-home-alone-measures-1

僕は性格的にもけっこう不安に思っている要素が多かったんです。

不安に思うそれら自体ももちろんなんですが、「それを嫌と思う自分自身が嫌になりそう」というのが一番困っていました。例えば「ねこちゃんが(常識の範囲内で)いたずらしまくることをすごく不快に思ったりするんじゃないか?」みたいな感じです。まあ実際は全て杞憂だったので問題なかったんですが。

それはさておき、主に思っていた不安は以下。

  • お留守番中はそもそもどこにいてもらうか?
  • 自分がいないといたずらし放題になるけどどうやって対策するか?
  • ご飯やお水などのメンテナンスができない間どうするか?
  • 真夏と真冬の温度管理はどうすればいいか?
  • 自分がいなくて寂しいと思わないか、ストレスにならないか?

大きく分けるとこんな感じでしょうか。

1つめと2つめはだいぶ根本的な感じですが、これは相当ダイナミックな解決方法にしました。僕以外の方に参考にならないと思っている所以はここですw

最後の5つめに関しては「そもそも2匹いる」ということが相当カバーしてくれるので、僕は現状及第点かなと思っています。しかしそうは言っても飼い主さんがいないよりはいた方が嬉しいはずなので(だよね!?)、自宅に居るときは最高の愛情を注いであげるのは必須な前提条件です。

「初心者さんほど1匹じゃなくて2匹飼い始めた方がいいよ」という旨のことは、別で1本エントリーを書いています。1匹しか考えていなかった方には絶対読んで欲しい内容です。どぞ。

残る3つめと4つめも後ろで説明します。

僕が行ったことは…

実は今回の話は1つ大きな対策が柱となっています。

それはというと、「ねこちゃんたち専用の部屋を設けた」です。笑

「全然参考になんねえ」ってなるのはここのことで、環境条件によってどうにもならない方が多いと予想してそう言ってました。

自慢じゃないんですが、僕一人暮らしのくせに2LDKの55平米くらいの家に住んでるんです(マジの本当に自慢じゃないです、正直こんなに要らないから家賃落としたいと思ってるくらいです…)。

  • もともと全ての部屋を有効活用できていなかった
  • 自分の生活圏に必要なものが全て揃っている方が明らかに作業も生活もしやすい

などなどの理由により、まるまる部屋を空けて「ねこ部屋」にしちゃおうと思ったわけでした。

結果的にこれはものすごくうまくいって、僕からしても にゃんず からしても良い状況を作れたと思っています。ねこ部屋自体の課題は色々あったんですが、それは後ろで書いてます。

というわけで、「部屋を分ける」ということによってどういうメリットがあったか見ていきましょう。

お留守番対策方法まとめ!部屋分けによって解決できた例

では「ねこ専用の部屋を用意する」ということによって解決できた悩みを見ていきます。
最初に紹介した5つに沿って進めます。

1.お留守番中はそもそもどこにいてもらうか?

これはもう答え出てますね。「部屋にいてもらう」です。ちなみにその部屋は8畳間。僕の寝るスペースより広い…。

2.自分がいないといたずらし放題になるけどどうやって対策するか?

飼う前から不安に思っていた部分ですが、実際に一緒に生活し始めたら「時間や場所によらず、僕の目が届かないと分かるとさらに暴れるしいたずらする」ということも分かってきました。笑

となると「いてもらう部屋」はなにをされようが自分が困らないくらいにしておけばいいわけですよね。

具体的には

  • ひっくり返されるもの、引っかかれるもの、荒らされるものを置かない
  • 爪とぎに使われるような環境をなくす(壁などがあったとしても、適切な爪とぎを設置してお気に入りにさせてあげればそれだけを使うようになります)
  • 収納は「扉が閉まる」「引き出しが閉まる」など開けられいないようにしておく

みたいな感じですかね。

3つめは結構ポイントで、ねこ専用部屋にするといってももともとの収納力自体は有効に活用できるので、今は広い家でメリットが大きくなったなあとも思えています。

一応僕は本棚も置いているんですが、これはほぼ被害にあっていないので問題なしです。それ以外は基本的に「閉じれる収納家具」と「ねこちゃんに関連するもの」しか置いてません。キャットタワーもリビングからこちらに移動させました。

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色々めちゃめちゃなことになってる部屋ですが、まあOK。

ちなみに、リビングなど含め家全域をお留守番エリアにして数時間家を空けてみたことがあるんですが、まあ悲惨でした。

70Lのゴミ袋が破かれて生ゴミ・プラゴミが家中に散乱、納豆が床に落ちてる、トイレにあった観葉植物がバラバラに引き裂かれて土も舞っている、ティッシュの粉が部屋中に散らばっている、夜寝ようと思ったら僕のベッドから箸が出てくる(笑)、などなど…。

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その日の写真。「どんなもんだ、ぼくのイタズラ!」と言わんばかりのお顔とポーズとポジショニングです。

でも元気でいいですよね。もちろん怒りの感情なんか1ミリもなかったです。それがかわいくてねこが好きなんですから!

しかしこれは「学習させる範疇を超えているな」と思ったのも含めての専用部屋案、ということでした。

3.ご飯やお水などのメンテナンスができない間どうするか?

これはどこの部屋にいようが常に考えなければいけない問題ですよね。

とはいえ、一人暮らしでも毎日常識的な時間に帰宅できるのならそこまで気にする必要はないと思っています。ねこは同じ時間にご飯をもらいたがる/あげるべき動物なのでそこはブレない方がいいですが、「毎週末旅行に行くんです」とかじゃなければあまり神経質にならなくていいんじゃないかというのがもともとの考え。

でも、やっぱり決まった時間でかつ常に良い状態になっていて欲しいというのはあります。しかもそれが自動でできたら…と思いますよね。

ありますよ。

じゃん!

これが読んで字のごとく「自動給餌器」というもの。その名もカリカリマシーン。笑

こっちは「自動給水器」です。きれいなお水が動的にずっと出てくれるもの。
※Amazonから僕が買った商品自体は消えてしまったのですが、類似品は多数ありどれも大差ないと思います。

これらをねこのお部屋に設置しています。実際は僕の手動での動作も併用していて、休日は普通のご飯ボウルにリビングであげたりっていうこともやってます。しかし明らかに自分の管理の手間が減るし、ねこちゃんたちからしても嬉しい要素があると思います。

auto-cat-meal-food

これが自動でご飯を出してくれるカリカリマシーン。9,000円ちょっとでしっかり動作、飼い主の声録音機能までついてますw

cat-automatic-water-dispenser-review

この2つについてはそれぞれ別の記事でも紹介していますのでそちらも併せて読んでみてください。

これはどんな飼育形態でも役に立つシーンがあると思いますよ!

給餌器の方はご飯の時間に録音した自分の声が鳴らせたり停電対策で乾電池も入れておけたりと謎の高機能さだし、給水器の方は超低消費電力なので電気代はほぼないに等しいしめちゃ静音。
おすすめです。

4.真夏と真冬の温度管理はどうすればいいか?

ここはお金も時間も手間も一番苦労したところでした。

「部屋を別にする」と考えた当初一番問題だと感じていたのが、「その部屋にはエアコンがなかった」という事実でした。これはまずい。

紆余曲折あり、色々調べて5万円くらいの窓用エアコンを購入したんだけど予想に反して自分の家の窓枠に適合がなかったので一瞬でただの粗大ごみに。もちろん適合条件はちゃんと確認していたんですが、相当例外的な条件だったようで適合表を見ても気付けなかったんですよね…。

wind-air-Conditioner

ちなみにこの窓用エアコンは、メルカリでほぼ損失なし(1,000円未満)で売却しました。

メルカリで売るコツは下記記事でまとめています。

途方に暮れていたとき、ちょうど窓用エアコンの件で連絡をした不動産屋さんが神対応をしてくれました。

なんと「タダでエアコンを増設してくれる」というのです。

僕の住んでいる部屋の管理会社(と兼不動産屋さん)は個人経営の地域密着型タイプの会社さんで、超親身なんです。どんな相談でも24時間電話OK、入居するときも「みるみさんは信用がありそうなのが喋ったら分かる」と言って保険料やら保証人やらを全部なしにしてくれたりました。

その代わり「これからもしばらくは住んでね」という話でしたが、はいはい、引っ越すつもりはしばらくございません。喜んでお話に乗りました。

と、いうわけで、彼らの専用部屋には僕のリビングのエアコンより良い新型が完備されております。笑

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シャープのプラズマクラスター付き!いいなあ…。(自分で選んだんだけど笑)

これで本当に安心だ。夏も冬も快適だね。

5.自分がいなくて寂しいと思わないか、ストレスにならないか?

ここはさっき「1匹じゃなくて2匹飼うのをおすすめします」というところで話した通りです。2人とも部屋の中で一緒に寝たり走り回って遊んだり楽しそうにしています(カメラ置いといたことがある)。

別室にねこ専用部屋を設けたあとに分かった課題も多かった

ここまでで万事解決みたいに見えますが、実際には部屋を分けてから浮き彫りになった問題も多かったんです。

部屋から脱出してくる

いやーこれはビビった!!笑

帰ったら「にゃあ~」とか言って普通にリビングから顔出すんですもん。びっくりして腰抜かしそうになった。

ねこ部屋の扉は

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こういうスライドタイプのドアだったので、肉球でよっかかったりしているうちに開いちゃったんでしょうね。

一応、

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こういう風に開ける初動は抵抗もかかるはずだし、にわかには信じ難いんですが、実際にやつらはリビングにいたのでそういうことなんでしょう。

というわけでこれも色々悩んだけど最終的にはこうした!
じゃん!

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突っ張り棒というわけです。

長さと実際のモノの雰囲気を見て買いたかったので僕はホームセンターに行きましたが、

たぶんこういうネットで買えるもので全く問題ないと思ってます。

その先に、

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こうやって滑り止めになるようなシートを切って貼り付けています。

普通のドアノブタイプの方は、紐系で上に吊っておくとか、取っ手の下に突っ張り棒を縦に設置するとかみたいな感じですかね。自分ごととして本気で悩まないとアイデア出ないな。笑

これ以降僕のリビングに納豆が落ちていたりすることはありません。

くっそ散らかる

まあこれはしょうがないと思ってますけど…。

  • トイレのねこ砂に使っているペレット
  • 爪とぎやダンボール類の切れ端みたいなの
  • ラグマットやタオルや彼ら自身の毛とか

みたいのがとにかくたくさん出てきます。でもまあ別に汚いものでもないし、掃除機をかければ済む話なんで特に気にしてません。僕はこの部屋には物を取りにたまに入るくらいですし。

ちなみにねこ砂のペレットは

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こういうタイプです。水分がかかるとこれが粉々になるんですが、そうなる前のこの状態のままよく転がってます。これを追っかけて遊ぶのも好きみたいで、

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よく部屋の扉の下の隙間からたくさん出てきている…。笑

ねこのおトイレ運用形態に関してはかなり完成させられていると思っているので、そっちの情報もおすすめです。

よろしくどうぞです。

おわりに

だいたい紹介したかった内容はこのくらいでした!
色々運が良くてここまで来れた感じですが、けっこう手間暇かかりました。でもそれでねこちゃんたちが喜んでくれている(?)と思うとこっちも楽しいですね。

今回は「一人暮らしでのお留守番方法まとめ」ではありましたが、一人暮らしじゃなくても猫を飼おうと思って「お留守番対策」に頭を悩ませている人はきっと多いはず。同棲中、新婚さん、息子娘さんが自立したご夫婦などはもちろん、普通の3人~家族だって当然誰もいない時間はありますよね。

そう考えると家庭環境の幅的にも「部屋を1つ用意する」というのはそこまで非現実的じゃないかも、とも思い始めています。要は(言い方が悪いですが)「閉じ込められればいい」ので、れっきとした部屋じゃなくても間取り的な区切りなら色々パターンはありそうです。

例えばいたずらされて困るようなものがない区画が広いならそこまで含めちゃっていいでしょうし、ねこの生活に必要なもの(ご飯、お水、トイレ、爪とぎetc...)は基本的に移動可能なので対応幅も広いはず。
※トイレの移動は特にストレスになりやすいので十分注意が必要ですけど!

というわけで最後になりますが、今回ご紹介した話がそのままお役に立てなくても、なんらかのアイデアのインスピレーションになったりすればとても嬉しいです。

僕たちもねこちゃんも喜ぶ環境を一緒に作っていきましょう♪

みるみ
みるみ

ブロガー、ソフトウェアエンジニア。

この「みるめも」というブログの筆者です。

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