DEILDテクニック(Dream Exit Initiated Lucid Dream)はWILDテクニックとWBTBテクニックの複合板のようなものです。
両者のいいとこ取り感がある反面WILDテクニックが持つビジュアライゼーションのような作業も加わってくるため、WBTBテクニックのようなお手軽さはやや損なわれています。
しかし一回の就寝に対して何度も明晰夢に入れるチャンスを得られるというナイスな性質を持っていて、明晰夢に限らず「見続けたかった夢から醒めてしまったとき」にまた戻る方法としても役に立ちます。
DEILDテクニックの手順
1.目覚ましをかけて、普通に就寝
前半はWBTBテクニックのような感じです。
6時間後を目安に起きるような目覚ましを設定します。このとき、例によって実際の就寝時間が6時間になるように気をつけてください。
ただし大きく異なる点は、バッチリ起きるような音量の大きいアラームにはしないという部分です。ここがDEILDテクニックのミソでもあります。
2.一旦起きる
設定した目覚ましが鳴ります。
眠りが少しだけ覚める状態を作ることが目的なので、自分がちょっと寝ぼけながら目を覚ましそうなくらいの目覚ましの鳴り方が理想です。自分で止めなくても自動で止まるようなものにするのも良いでしょう。
※ただしもともと全然起きないタイプの人はちゃんとレベルを上げてください。笑
このタイミングで実際に目が覚めている時間が数十秒ほど経ってしまうともうおじゃんなので、適切な起床方法を検討するといいでしょう。
3.ビジュアライゼーションをしてうつらうつら…
ここからはWILDテクニックのような段階。
僕がよく言う「眠りの境界線」というやつの上にいるようなその状態が、今回頑張って作り出したかった部分です。
あまり動きすぎたりすると脳が覚醒方向に傾いてしまいなかなか境界線上に戻ってこれなくなるので、前述したような目覚まし設定がより重要になってくるということです。
リラックスしつつ、脳には明確な意志を持たせてさっきまで見ていた夢をビジュアライゼーションしてください。なるべく細かく詳細な描き出しができるとgoodです。
4.明晰夢へ
諸々うまくいけば、自然と明晰夢へ入っているはずです。しかもさっきまで見ていた(時として)あなたがもう一度見たかった夢で。
ここもWILDテクニックと同じく、明晰夢へ入る時点で既に高い覚醒度を持っているので、最初からクリアで鮮明な夢が楽しめます。