Androidのファイル復元アプリ「EaseUS MobiSaver」を使ってみた【PR】

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みるみ

スマートフォンだと「誤操作でうっかりファイルを削除してしまう」なんていう事例が多いようで、ファイル復元ソフト(アプリ)の需要はすごく高いみたいです。そもそもPCを触る人が減る&「ファイル復元ソフト」なんていうものの存在は知らない人は増える、という状況を考えると、手軽にアプリストアを開いて検索できる今の環境では見つけやすいんでしょうね。

というわけで、Androidでのファイル復元アプリ「EaseUS MobiSaver」をレビューしてみたいと思います。今回は復元ソフトで有名なEaseUSさんから有料版を頂いてのレビューです。ちなみに以前PCソフトでのファイル復元ソフトもレビューさせていただいています。

僕はAndroidでファイル復元って初めてだったので、細かい仕様や性能の比較とかっていうより、使ってみた率直なレビューをしてみたいと思っています。

ダウンロードはこちらから。

EaseUS MobiSaver-削除されたファイル&連絡先を復元

EaseUS MobiSaver-削除されたファイル&連絡先を復元

EaseUS Data Recovery Softwareposted withアプリーチ

EaseUS MobiSaverの概要

EaseUS-MobiSaver-review-2

PCのファイル復元ソフトとなるとやや使うのが面倒な気がしなくもないけど、このアプリはとってもシンプルで簡単です。

MobiSaver-main-form

アプリを起動してすぐのメイン画面はたったこれだけで、できるアクションも4つだけだとすぐに分かります。日本ではWhatAappを使っている人もほとんどいないでしょうから、実質3つですね(WhatsAppがインストールされていないからおそらくグレーアウトされています)。

右上のメニューもたったこんだけ。

MobiSaver-main-form-menu

とりあえず「ファイルを復元したくて慌てふためいているときに、なにをどうすればいいか困ってしまう」ということはなさそう。

それぞれ軽く紹介しておきます。

画像&動画

MobiSaver-scan

メインとなる機能。ここをタップした瞬間から端末内のファイルスキャンが始まって、そのまま復元作業まで実行可能です。詳しくは後述。

連絡先

MobiSaver-address-book

誤って消してしまった連絡先も復旧できるとのこと。削除されたもののみが表示されるので、なにも覚えがない僕の画面は上図のようにまっさらになっているというわけです。

ちなみにその表示/非表示は設定が可能で、

MobiSaver-address-book -menu

この「排除」か「右上の設定アイコン」から遷移する画面で、

MobiSaver-address-book -menu-option

このように設定を切り替えられる。

※もちろんここをOFFにすると僕の端末でもちゃんと全て表示されましたが、プライバシーの関係でどうせ全部塗りつぶして公開しなきゃならんので割愛しています。

WhatsApp

先ほども言ったようにアプリがインストールされていないと使用できないのかな?
今まで生きてきて日本人の知り合いで使っている人は一度も見たことはない。みなさんのまわりもそうですよね?

その他の解決策

MobiSaver_technical-support

いわゆるお問い合わせ。テクニカルサポートがアプリ内からシームレスにできるようになっているのはなかなかポイント高めですね。

困ったら利用してみましょう。

ちなみに画面上半分にでかでかと書いてある「端末のRoot化」ですが、ルート化なにそれおいしいの?な人はなにも気にする必要はありません。

実際に使ってみる

さてそんなわけで、ファイル復元アプリを試してみるということなので「意図的にファイルを削除してから実際に復元するまでの流れを追ってみる」という体でレビューしてみることとします。

用意した画像ファイル

今回用意したのは下記7点。

backup-file-example

飯テロ。
今日撮ったものから去年のものまで適当に選んでみました。

これらを削除した上で、先ほど紹介した「画像&動画」ボタンをタップして先へ進んでみます。

スキャン

MobiSaver-main-form-start-scan

というわけで、メイン画面のこのボタンを押してスキャン開始。

MobiSaver-scan

スキャン中です。しばし待ちます。

MobiSaver-scan_2

画像の表示数もどんどん増えていきますね。

と、ここで1つ発見。

ファイルシステム的に削除したもの以外に、端末内に直接保存していなくてもキャッシュされた画像もほぼ全て表示されているっぽいですね。

こんなにいっぱい僕は画像を消したりしていませんし、そもそも記憶にないものも多いです。

Twitterのタイムラインを見ているときに能動的に開いて表示した画像はもちろん、タイムラインをスクロールしていて画面上にサーッと通っただけのものなども含まれていそう。

これは削除してしまったファイルだけを探したいときには少々困る原因になりそうです。

しかし見方を変えれば、保存していなかったけどどこかで見た画像をまた探したい!というときに役に立つアプリとして使うなんていう利用方法もありそうです。

今のスキャン中の画面でも上でちらっとお見せした「連絡先」のときと同じように、「排除」「設定アイコン」があるのが分かりますね。

こっちの「画像&動画」では、以下のような設定が可能です。

MobiSaver-scan-option

画像のファイルサイズのしきい値、画像or動画、日付などでフィルターできるようです。

「サードパーティ製のソフトウェアのデータのみを表示」については、なぜかチェックをONにすると画像のヒット数が増えるという謎現象で、結局なんのことを言っているかは不明でした。

これが「他アプリによって生まれたキャッシュとかは非表示にするよ」っていう項目だったら前述の問題も解決できたんだけどね…。残念。

というかなんでこっちには「削除されたアイテムのみを表示」がないのよ!!
(キャッシュファイルって、templateフォルダの概念からすると一旦保存されて削除されたものっていう扱いってことかな?)

復元したいファイルのピックアップ

スキャンが終わったら、復活させたいファイルを探します。

…のだけど、前述の「キャッシュ画像とか諸々まで表示されてしまう」仕様によって、削除されたものだけを探すのがすごく難しい

PCのファイル復元ソフトは色々なものを何度も使ったことあるけど、基本的にディレクトリを選択してスキャンしたりするのが普通の流れなのでこういった問題は発生しません。

これはもう一工夫必要な気がしますね。今後に期待しましょう。

というわけで頑張って探します。

ringerhat-mazemen

まずは今日撮影したリンガーハットのまぜめんと餃子3個セット。この餃子、あと0.1秒あれば真っ直ぐ並べられたのでは…。

mobiSaver-scan-result

ありました。ちゃんと今日の日付2019/4/20のところにありました。

次。

次に撮影日が直近なものは2019/4/14なので、該当箇所までスクロール。量が多いので日付ごとに畳んで進んでいきます。

mobiSaver-scan-result-2

発見!僕の一番好きな家系ラーメン「町田商店」のラーメン。ちなみにゴールドカード持ってるので毎回トッピングタダです。

これもちゃんと4/14にありました。が…。

これ全部の画像でやるん?

今回のたった7枚の復元でも去年のものまであるかと思うと途端にやる気がなくなってしまいました。。

MobiSaver-date

毎回日付で折りたたんでいってもこの量なので…。

というわけで大変申し訳ないんですが、今回はここまでで選択した2枚のみを復元するということで先へ進ませてもらいます。

後ろでまたまとめますが、ここは一番の課題と言えるかもしれませんね。

復元

復元自体はとっても簡単です。

見つけた画像をタップすれば選択されるので、

MobiSaver-choice

そのまま画面上部の「復元」をタップすればOKです。

MobiSaver-complete

復元されたファイルの保存先がポップアップされ、作業自体は一瞬で完了します。

ここは非常にスムーズで問題なし!

成果は…?

さて、成果を確認してみましょう。

先ほどポップアップされた画像フォルダを見に行くと…。

Screenshot_20190420-200540_File Manager +

recovery-result

おおー!ちゃんと復元されていますね!

recovery-result-2

開いても問題なしです。

そんなわけで、選択した画像自体のファイル復元は100%完璧だったという結果でした。まあ2枚だけなんですけど…。

 

ハンズオンは以上です。使い方は本当に簡単で迷わず進められることが分かりますよね。

機械に詳しくない方でも手軽に利用できるアプリであることは間違いないです。

「?」だったところ

ここまででも触れた内容を含め、「ちょっとここはこうした方がいいかな?」や謎な部分についてまとめておきます。

削除された画像(動画)ファイルのみを抽出できない

先ほどの件ですね。

アプリのつくりも使い方も本当にシンプルで、復元自体もバッチリできることは確認できたので、ただただここがもったいないなと感じます。

しかし、実際に利用されるケースを想像すると、「ある一定のまとまりがあるファイル群をまとめて復元したい」ことがほとんどだと思いますので、今回のような困り方は普段は気にする必要はないとも思っています。

「ある一定のまとまり」とは、日付や時間帯であったり、撮影した場所、削除元のフォルダ、削除タイミングなど、そういった諸々の条件のことです。

というか、そういう場合は1枚でも多くの画像を救出したいはずですので、とにかくガーッと復旧させてから要らないもの(キャッシュ画像など)をあとで選別する方が作業も心も楽なはず。だってリカバリーしたいときって一刻でも早く原状復帰したくて焦ってますもん

一応日付指定フィルターはありますので検索範囲を絞り込むことは可能ですし、上述のように実際のユースケースではもっと実利用に応えるポテンシャルがあるかもしれません。

そもそも今回は「意図的に無作為に選んだファイルを数枚削除してそれを見つけ出す」という変わったことをしていまっているので、色々うまくいっていない点があるかもしれません。もしそうだとすると、EaseUSさん、ごめんなさい…。

有料版(製品版)の違い

実は今回「プロモーションコード」というのを頂いていて、製品版(680円)を使っているのですが、これの立ち位置が非常に謎。

だいたいAndroidアプリの有償版って、

  • アプリが無料版と有料版で既に分かれている
  • アンロック(有料モード解禁)用のアプリだけ有償で別売されていて、アプリ本体は無料版と同じもののまま
  • アプリ内課金の形式で、アプリから支払いをすると有料版に移行するもの

の3つに大別されるんだけど、今回はこれのどれでもなかった。

アプリが有料版と分かれていないことは確認していたので、最初はフリーの状態で使用していたはずで、アプリ内にも有料版の案内や広告もなく、使えなくなっているグレーアウト的な項目もなかった。

そして、そのままプロモーションコードをGoogle Playから打ち込むとそのまま「製品版」ということになってしまって、結局なにが変わったのか分からず終いに…。

google-play-promotion-code

Playストアを見ると「アプリ内課金」の扱いになっているようだけど…。

EaseUS-MobiSaver-app

最後までついぞよく分からない状態でした。。
たぶん普通に使用される方はなにも気にしなくていいはずです。

ルート化について

メイン画面の「Root化って何?」をタップすると色々説明が出てきて「アプリにRoot化操作が内蔵されている」みたいなことが書いてありますが、そんなものはどこにも見つけることができませんでした。

むしろ「これって何?」状態でした。僕が。

あとがき

今回も頂いた製品でのレビューでしたが、僕が一度も使ったことのない「スマートフォンでのファイル復元」という媒体で、自分自身結構新鮮な気分でした。

PCは一般の人よりかなり使い込んでいる自覚があるのでこういうソフトにお世話になる機会も多いけど、スマホでファイルをリカバリしたいって思ったことがなかったので、この先のためにもとりあえず覚えておきたいと思っています。

で、アプリ自体についてですが、まあ色々言ってはいるんだけど、高価な有料ソフトを買う必要があるとかっていうわけではないので、とにかく使ってみることが肝要だと思います。そもそも取り返しのつかないミス(ファイル削除)をしちゃったときなんて、落ち着いてそんなこと考えてられないですからね。どうせ手当たり次第になんでも試すことになるはず。

そんなとき、「ファイル復元アプリ」の存在を思い出してみてください。僕は他のものを使ったことはなかったしこの先も使うつもりはないけど、EaseUSさんの「MobiSaver」なら復元力はバッチリなはず。みなさんもぜひどうぞ。

それではまた。

みるみ
みるみ

ブロガー、ソフトウェアエンジニア。

Android 2.3 の頃から 10 年以上カスタマイズオタクをやってます。2020 年からは iPhone も持っているので両 OS とも守備範囲になりました。

この記事へのコメント

無料版と有料版の違いですが、このアプリ、無料版のときはSDカードの復元は出来ません、課金する事でSDカードも復元対象になります。

情報ありがとうございます!

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