この間ふと気付いたんですけど、今の自分って少し前まで夢見ていた「いわゆるフリーランス的なヤツ」になれてるんじゃね?という話。
今回はこの話をもうちょっとだけ掘り下げてみたい。
というのも、常態化していないからまだ誰も気付いてないだけでインフルエンサーたちのポジトークが揺らぐレベルの可能性も秘めているかもと思っているから。
ツイートにもある
- 通勤なし
- 仕事自由、ストレスフリー
- でも会社員の安全さと堅実性もある
の3つを軸にしてみます。
1.「会社員→通勤がある→それが嫌」なら、通勤なければ嫌なことなくない?
僕はフルリモートワークになってからもう1年くらい経ちます。初めての緊急時代宣言の前後(2020年4月頭)だった気がするのでちょうど12ヶ月目くらい。
びっくりするほど時間が経ってからようやく気付いたわけですが、通勤がないのマジでやべぇやめらんない!!!!!!!
っていうか通勤無理すぎワロタ
たまーに物理的に出向く必要があったりで数ヶ月に1回出社したりしてたんですけど、通勤で移動している時間が今までより遥かに、この上なく無駄に感じるようになったんですよね。
「会社で働くこと」が敵に回される要因のうちの90%以上が通勤にあると思ってましたが、これを再認識させられた形。しかも、「自分は車だし通勤は苦じゃない」とか豪語していたのにです。慣れって本当に恐ろしい…。
というわけで、副業→独立とかフリーランスに憧れているような方、フルリモートOKな会社に入ればとりあえずそれで良くないスか?と僕は提案してみたい。
実際フルリモートワークのおかげで僕はもう自分が会社員であることはほぼ忘れている。
2.ひとり。ひとりだ!!!!!!!
まあもうわざわざ説明するほどのことでもないんだけど、リモートワークってことは家で1人なわけですよ。誰もいない。自由。仕事しなくていい。
ちなみに で関連記事を紹介したけど、これは何も「リモートワークでは仕事はサボっていい」ということを推奨しようとしているわけじゃあないんだ。違う違う。そんなことするわけね、ないよね。うん。まさかね~~~(略)
さっき「会社で働くことの嫌さの原因はほぼ通勤」みたいなことを言いましたが、残りで最も割合が大きいのがこの「他者との人間関係」でしょう。人によってはこれの方が遥かに大きいこともありますよね。
僕もついこの間、リアル友人が上司のパワハラで退職の決断を余儀なくされるというシーンを目撃しました…。かける言葉が見つけられなくて自分でも嫌になったものです。
僕は会社で仕事をしていたときも人間関係で困ったことはなかったし、むしろ人としゃべるのは好きなタイプなので「逆に在宅ワークの方がしんどいのでは…?」みたいな心配もしてたんですけど、こんなに「杞憂」という言葉がピッタリだったことはない。
家にはこいつらもいるので僕は寂しくないし。もう毎日一緒だもんね~~~~~~~~~
あと現実的なところで言うと、疲れなくなったと思います。
これは「出社しなくなった」などの物理的な要因ではなくて、他人と同じ空間にいるだけで人は無意識的にとても疲れるということによるものだと思う。実際のところ精神的な負担がかなり楽になっているのは最近分かるようになってきました。
なんかね、
- 特定の打ち合わせがヤダ
- ◯◯さんに会いたくない
みたいなピンポイントなことじゃないんだよね。もっとこう、「周りを気にしなくていいストレスフリーな環境」が良いというか。分かります???
人としゃべるのが好きとはいえ別に会社のおっさんと話すくらいなら家でにゃんこモフモフしてた方が100倍幸せだし、出社しなくていいならそれに越したことはない。そう、会社に行く必要など一切ないのだ。
でも同期とか同年代のやつらとも話せなくなったのはだけはちょっと寂しいな!気軽に飲みにも行けないし…。
ま、とにかくこれまで言われてきた「仕事」というものに関するストレスの99%はないということですな!
3.なのに、会社員の安全さと安心感も備わっている…!
フリーランスや在宅事業でガッポリ稼いでいる人がみんなに羨ましがられるのは、その稼ぎ量もさることながらやっぱり自由さでしょう。
好きなときに起きて
好きなときに仕事をして
好きなときに遊ぶ。
(実際成功しているフリーランスでこんな怠惰な人は珍しいと思うけどね)
ところが、「リモートワークで仕事をしているならその自由さは(100%じゃないけど)十分に味わえる」という話でした。
が、ですよ。
忘れてはいけないものが1つ残っている。安定性だ。
僕は自分がブロガーということもありサイト運営者として成功した人たちを普段からよく見ているのもあるとは思いますが、とにかく独り立ちした事業はいつ死ぬか分からない恐怖があるはずです。これは僕は体感したことはないけど容易に想像できる。
限りない自由さと収入の青天井さを得るかわりに、彼らは大きな代償を払っているわけです。「リスク」そのものだよね。
が、ですよ。
思い出してくれ。
フルリモートワークということは会社員だから安定した給料と仕事が(ほぼ)約束されている…!!!
「あれ、これってマジですごくない?」
ということに気付いたのが冒頭のツイートの件でした。
これまで散々インフルエンサーとかが
- 会社はクソです
- 自分で稼ぐ力を身につけて自由になりましょう
- これからの時代は人間関係なんて要りません
とかなんとか言っていたわけですけど、それらを実現しつつ会社員としての安定性も得られる選択肢が実はあったわけです。
ただ、幸か不幸かこういう状況になったのはコロナの影響があったからというのはたぶん間違いないので、大変な思いをされている方のことを言うと手放しには喜べません。
(もしこの記事をお読みの方で苦労されている方がいらっしゃったら申し訳ありません。コロナを喜ぶような意図は一切ないです。)
でも、「時代の状況に応じて適切に動いていくべき」という意味では僕はやっぱりその通りだと思います。今がそういう状況なら、やっぱり上手く立ち回った方がいいに決まってません?
これは単純な思考で良くて、
- 「あ、じゃあフルリモートワークOKな会社入ればええんよね?」
- 「どんな業種/職種があるんだろう」
※たぶんエンジニア系・デザイン系とかが多いと思う - 「とりあえず転職チャレンジしてみっか!」
くらいのモチベーションでいいと思います。当たればラッキー、外れたらまた狙おう~とかでいいんじゃないでしょうか。
会社に人生くれてやるほどのやる気なんかあるわけないんだし、なるべく好きな環境で働かせてもらえる場所を探せばいい。とりあえずリクナビNEXTとかに登録して探せば一番ラクなんじゃないかな。
追記 (2021/3/8) :実際にフルリモートで人材募集を行っている企業をまとめたデータが公開されました。
紹介しておいてなんですが、こういう情報に囚われすぎるのは良くないです。僕の会社はここにはありませんが物理的に出社が必要ない人はほぼ100%在宅でリモート勤務ですし、たぶんそういう会社の方が何百倍も多いはず。
興味のある企業から選ぶ→「御社のリモートワーク事情はどんなんですか?」という流れが一番良いのではと思います。
僕はたまたま今の会社がちゃんとリモート対応してくれて運が良かったと思う。ただ、リモートワークを勝ち取るために微妙にエンジニアとしてもジョブチェンジして努力する方向にしたのは事実です(これまでは組み込みもやってたので実機テストとかで完全リモートは無理だったんだけど、そっちの業務は全部捨ててサーバー側の仕事だけにしてもらうように色々文句言いまくったりした)。
おわりに
というかね、人類は気付くのが遅すぎたんだよ、働くのに一箇所に集まる必要なんか全くないってことに。
頭が良いのか悪いのか分からないんだけど、うちの会社の上の人間は「もう誰も来てないんだからオフィスの設備全部捨ててラインでも作れば?」とかマジで言っているらしく、内心「やれやれ!」と思ってます。自分の席がないなら会社に行かなくていい理由がどんどん増えるもんね。
ではみなさん、自由に働ける未来を目指してともに頑張りましょう。
こんにちは。じゃふです。
就職して以来、わたしの朝の口癖は「職場が来い、そしたら働いてやらんでもない」なので、とてもよくわかります…!
ちなみにわたしのナンバーワンストレス源は、部署にひとつしかない出入り口に一番近い席なので、日に十回くらい来客で仕事を中断されることです。
受付担当手当が欲しい。
猫様モフり放題だとか大変羨ましいので、フルリモート可の会社探しから始めようと思います。
>「職場が来い、そしたら働いてやらんでもない」
は笑います。そして気持ちはよく分かる…。笑
部屋の席次って本当に大事ですよね。
部署異動やレイアウト変更的なものがあるとき、僕はかなり強めに主張します。誰も通らなくて後ろを取られないポジションがいいと。(もちろんそんな風に思われないように気をつけてですけど笑)
後ろが壁じゃないと仕事できないタイプの人間です。
猫様はいいんですけど、打ち合わせ中にニャーニャー鳴き声が入るのが最近の悩み…。