追記 (2021/3/21) :この記事が意外に読まれていることが分かり、ある1つの仮説を思いついたので追記しておきます。もしあなたが中学~高校のお子さんを持つお父さん/お母さんでしたら、お子さんの肩こりや首の痛みはマッサージへ行かせても全く意味はないどころか完全にお金のムダなので絶対にやめた方がいいと思います。
肩や首のコリの本質的な原因は完全に別のところにあるのが普通で、ほぼ枕が合っていないことが原因です。で、これはテクノジェルピローという枕を買えばだいたい解決します。僕が15万円以上枕に散財して見つけたものなので間違いないです。詳しくは後述しています。
僕はとても肩が凝りやすい体質なので、すごく頻繁にマッサージに行っていました。
「肩こりを治すためにマッサージに通う」のはとても正しくないことだというのは今ではよく理解していて、さらに言うと今回はそんな話はどうでもよくて、ただただマッサージ屋さんに行ったときにより楽しむためのTipsをまとめてみるのがこの記事です。
最初に「行っていました」と過去形なのはそのため。今では肩こりを一時的に解消させるためではなく、単なる自分へのご褒美タイムとしてマッサージに通っています。
マッサージは高校生の頃からよく利用しているので合計何回やってもらっているのか見当もつきませんが、ゆうに100は超えていると思います。
- てもみん、ほぐし屋さん、その他その辺にあるマッサージ屋さん
- スーパー銭湯にあるやつ
- ホテルのルームサービス
などなどわりと何でも行きます。高校生の頃に至っては、部活の遠征で頻繁に行くビジネスホテルとかで勝手にルームインのマッサージを呼んだりしてました。
あれ請求どうなってたんだ…?笑
今回は、そんな僕が思う
- どういう準備(心構え)をして
- どういうメニューを注文して
- どう施術を受けるべきか
という3つの内容についてお話してみます。どうぞお試しあれ!
マッサージを気持ちよく快適に受けるために必要なこと
まず最初。マッサージを受ける前にすべき準備や心構えです。
たかが準備と思うなかれ、ここをしっかり備えておくかでその回が台無しになるかどうか分かれることもあるのでとても重要。
内容は
- 眠い日は避けよう
- 着替えられるお店か、それがダメなら最初から着替えていくべき
- 絶対にトイレに行け
です。
1.眠い日は避けよう
マッサージ、めっちゃ気持ち良いですよね。気持ち良いと寝たくなっちゃいますよね。
でも「気持ち良い」と感じたくてやってもらいに行くんだから、寝ちゃったら最高に無駄です。仕事帰りなど明らかに疲れているときは僕はおすすめしません。例えば平日なら、一度帰宅してお風呂に入ってゆっくりしてから夜中に行きます。
また真偽は定かではありませんが、昔マッサージに詳しい知り合いから聞いた話によると「寝てしまうと本来得られる効果も薄くなる」だとかなんとか。たしかに明らかに寝ているときは起こしてくるマッサージ屋さんは結構見かけます。どうなんだろ。
2.着替えられるお店か、それがダメなら最初から着替えていくべき
マッサージを受けるときの服装はとても重要。
分厚い服を何枚も着ていれば当然身体が感じる感覚は薄くなっていくし、施術者さんもより大きな力を必要としてしまうから。
それを考慮して着替え(スウェットなど)を用意しているお店は多いですが、こちらが何も言わないと着替えは一切進めてこない方が多いです。向こうからしたら余計なコストがかかるわけなので当然ですよね(指圧自体は疲れるだろうけど…)。
お店で着替える方が明らかに面倒に決まっているので、余程の過密スケジュールじゃない限り家で着替えてから行くのがいいと思います。
これも含めて、家でお風呂に入ってからというのはとってもおすすめ。身体の血行が良くなっているのでほぐれやすいというメリットも大事なポイント。
3.絶対にトイレに行け
必ず直前にトイレに行って。お願いだから。
僕が頻尿という件は置いておくにしても、マッサージのコースの途中でトイレに行きたくなったら最悪です。
尿意がある状態でのマッサージほどアホみたいな時間はありません。
「途中でもトイレ行けばいいじゃん」という至極まっとうな反論もあるかと思いますが、言いづらい人も多いと思いますし、「言おうかな…」とかくだらないことで悶々とするのがもう既に最悪です。言ったら言ったでリラックス気分が一回リセットされちゃうしね。
ほとんどのお店は「お手洗いは大丈夫ですか?」と直前に訊いてくれるので、このときに必ず行っておきましょう。
以上がマッサージを受けるまでの準備編でした。
マッサージ屋さんで選ぶべきメニューと「お疲れのところは?」に対する答え方
今回のメインはここです。
最初に挙げたような一般的なマッサージ屋さんでは、だいたい
- 60分で3,000円ちょい → (10分で500円という相場)
- 60分で6,000円弱 → (10分で1000円という相場)
の2択です。この間はほぼありません(もちろん例外は多々ある)。
つまりこの時間相場の中で、お店が用意する色んなメニューを選択していくわけですね。
代表的なメニュー例を掲載しておきます。
で、9割のお客さんが
60分のボディケア
というコースを選択します。マジです。自分が施術を受けているときにお店にかかってくる予約の電話を全て聞いているので間違いないです(キモい)
この「ボディケア」というのはいわゆる「なんでももみほぐしコース」という感じで、全身を範囲にしつつ特に揉んでもらいたいところを指定できたりするもの。
そこで多くの人は肩・首を選択するわけですが、これをちょっと待っていただきたい。
以下3段階に渡って説明します。
1.肩こりや首こりはそこをほぐしても何の意味もない
冒頭でもちらっと言いましたが、凝っている場所をもみほぐしたからといってそれは何も根本的な解決にならないということをまず理解するべきです。
肩や首がこるのは「結果」であって、原因は他の部位、動作、生活習慣にあることがほとんどということ。
多くは
- 肩甲骨が外に流れてしまって肩付近の筋肉が緊張している
- デスクワークで上半身が内向きになることによる胸の収縮、背中の伸びなど
- 睡眠中、正しい姿勢で寝られず身体の部位に負荷がかかる
という感じ。
特に僕の場合はこの中でも「睡眠中」の原因が占める割合がすごかったようで、枕を良いものに変えたら一発で解消されました。
買ったのはこれ。
信じられないことに27,000円もする枕なんですが、これ、マジでヤバいですよ。
逆に言えば「一回お金を払ってしまいさえすればその後は肩こり悩まされることはなくなる」ということです。お金はこういうところに使いたいよね。レビュー記事 置いときます。
※Amazonなどで買うのは危険なので絶対に公式サイトで買うことをおすすめしてます、それについても の記事で。
とにかく、
肩こりや首こりを解消したい目的でマッサージを受けるのは意味がない
↓
肩や首をわざわざ重点的にやってもらうのはもったいない!
ということをここでは言いたい。
実際、凝っているときの肩や首は指圧してもらっても「うっとりするような気持ち良さ」というより「なんとなく我慢しつつの痛みっぽい気持ち良さ」じゃないですか?これはいただけない。
もっと言うと、凝っていて緊張している筋肉に刺激を与える(=マッサージ)と余計ダメージが悪化することもよくあります。「揉み返し」のこと。
2.「人にやってもらえる」メリットを活用する
2段階目。
ではどうするかというと「少しでも根本原因に近いところをやってもらおう」というのが次のステップ。主に背中を指します。
なおかつ背中や腰などは普段自分ではどうすることもできない部位なので、これを人にやってもらうというのはなかなか理に適っています。
背中、特に
- 広背筋(肩甲骨のまわり)
- 脇の下の外側の筋肉
あたりはめちゃめちゃ凝っていることが多く、ここはピンポイントで刺激されると「あう!♡」という感じの気持ち良さがあります。
でもそれ以外は微妙。「なんとなく効いてる気がする」程度で、イマイチ満足感がありません。
しかし、背中系の大きな特徴としてやってもらっているときの満足度と反比例して終了後の上半身全体のラクになる度合いはめちゃめちゃ高いというのがあります(ここは個人差あるかも)。
言わずもがな、これは肩こりや首こりなど上半身に関わるコリの原因により近い部分をマッサージしたことで得られる効果です。
というわけで、この第2段階目は肩や首を直接やってもらうよりかは幾分かマシなものの、実際にマッサージをしてもらっているときの幸福感は微妙という課題が残ります。
うーん、惜しい!
今さらですけど、僕は下半身が一切疲れない人なので腰・脚・足などが話には登場しません。この辺のことはよく分からないのでご了承ください…。ちなみに「足つぼマッサージ」はめちゃめちゃ気持ち良いのを知っているのでたまにやります。あれは1回お金を払ってみることをおすすめ。
3.いやいや、もう「気持ち良い」に全フリしたコースを選ぼうよ!
今回僕のオリジナリティ要素として提案したいのはここ!
どこをやってもらっても
- 実はあんまり意味がない
- 多少意味があってもマッサージ自体が気持ち良くない
などがあるので、そこからは離れ、僕は頭・眼・ヘッドスパなどのコースを超おすすめします。
美容院で頭のマッサージをされるとき、いつもその絶大な気持ち良さにメロメロになっていました。
それをふと思い出し、まずはボディケアコースで「頭をメインでやってもらうことってできますか?」と言ったのがはじまり。
もう死ぬほど気持ち良くて、頭はもちろん、うなじのところや眼のまわりなど身体のどの部位よりも幸せなマッサージであることに気付きました。
それ以降は
- ヘッドスパ
- 眼精疲労コース
などの名前のあるものを積極的に選ぶようにしていて、これらは
- アロマオイル付き
- 温かいタオルを用意してくれる
などなどさらにうっとりさせてくれるオプションが付いていたりします。最高…!
肩や背中とは違って「なんとなく揉まれる時間」がないので、施術時間をとても長く感じるのも超グッドなポイント。初めて眼精疲労コースを選んだときは30分にしたんですけど、体感では60分と勘違いするレベルでした。
なので
- 30分は:頭や眼など
- 30分は:ボディケアでとりあえず揉んで欲しいところ
など組み合わせて注文するのが最近の僕のスタンダードです。これマジでライフハック。
頭や眼の疲れは根本的な解消が難しいので、わざわざやってもらうことの意義もかなり大きいと思っています。終わった後もすんごい楽になるので毎度感動します。目の周りにゾンビでも張り付いてたの?
というわけで、僕が楽しんでいるマッサージコースの紹介でした!
施術を受ける側にも「上手い/ヘタ」がある
最後の内容は「実際にマッサージを受けるときの受け方」について。
これは高校生のときに知り合いのマッサージ師 兼 柔道整復師(国家資格含む複数資格持ち)に教えてもらったことなんですが、指圧を受ける瞬間は息を吐きつつ身体を脱力させると良いとのことでした。
なるほどそれは絶対そうだろうな、と当時でもすぐ分かりました。
というのも、僕はそのときから既に楽器の経験が長かったのでこういう考え方はすぐに理解できたんですよね。楽器を鳴らすのって脱力するのがとても大切なんです。
人間は息を吐くときに最も身体が自然に脱力できるので、指圧を受けるとき(=筋肉が刺激されるとき)も当然それによってリラックスさせておくべきだろうと思ったんです。
で、ここで思い出してください。
マッサージ師さんって、一回押すごとに必ず身体から指を離すように力を抜きませんか?
あれ、実は彼らも呼吸をしながら指圧をしているからなんです。
指や腕の力だけで物理的に強く押す動作というのは、気持ち良さなど全くないどころかマジで普通に痛いだけです。今近くに人がいる方は試してみてください。
「体重を乗せるような自然な押圧が人へのマッサージの基本だ」とその知り合いはよく言っていました。
こうなったら話は簡単。
彼らの指圧ペースに合わせて、僕らもそれに呼吸を合わせるのです。
往々にしてマッサージはうつ伏せでスタートしますから、そもそも押されているときは苦しくて息を吸えません。だったら、彼らが指圧の力を抜いたそのときに僕らも一緒に息を吸いましょう。
そして、押されるときに「フー」っと長く息を吐く。
たぶん今まで意識していなかった方は押され方の感覚の差に驚くと思います。相当楽になるはずだし、マッサージの効果自体も格段に上がると思いますよ。
たまに「こちらに呼吸のスキを与えず延々と押し続けてくる人」に当たることがありますが、終了後に名札をチラ見すると新人さんだったりするなんていうこともよくある。この辺はやっぱり経験なんだろうか…。
「全然関係のない色んなもの同士が繋がってくる」という体験を初めて得られたのもこのときで、その「脱力・呼吸・リラックス」みたいな概念は僕のその後の人生でもかなり大切な要素となりました。マッサージに払っていたお金は無駄ではなかったのです(正当化)
おわりに
なぜか知らないけど僕のまわりにはマッサージを生業にしている人がすごく多くて、今回の話に登場した人物以外にもあと2人それ系の知り合いがいます。
たまに会ったときにマッサージをしてもらうと、「◯◯(僕)はマッサージがやりやすいね」とよく言われます。なるほど心がけていることは間違っていないんだな、など思うわけです。
これからもより幸福感のあるマッサージを求めて楽しむこととします!
最後にもう一度だけ大事なことを言っておきますが、「肩こりや首こりを治したいからマッサージしてもらいに行く」は全くもって意味がないので今すぐにやめましょう。
まずは原因を探って、それをどうしたら改善できるか考えるといいと思います。
起き抜けがとにかくツラい方は騙されたと思って枕を変えてみることをおすすめします。
僕も初めてこの枕を使った翌日の朝は爆笑しました。そのあまりの違いに。「今まで何だったの!?」みたいな。
この枕に至るまでの過程は実に長い道のりがあって、これまでに15万円以上をかけてようやく辿り着いた結果の1つがこのテクノジェルピローです。
テクノジェルピローの徹底レビュー記事ももう一度ご紹介しておきます!
これまでの僕の枕の散財記録や他のモノとの比較などが気になる方は下記の記事をどうぞ。自分で言うのもアレですが、永久保存版だと思う…!
肩こりや首こりとはやっぱり上手く付き合っていく必要がありますね。
その中で「マッサージを楽しむコツ!」的な記事でした。おわり。