この冒頭文は 2025 年に全面的に書き換えられています。
本記事の投稿日は実に 5 年以上前ですが、その後インディーズゲームへの興味はどんどん増すことになり、むしろフルプライスのビッグタイトルを遊ぶ頻度は下がりぎみです。しかしそのおかげで多くの歴史的名作と思えるゲームに出会えたし、現代におけるテレビゲームの醍醐味はインディーズゲームにこそ宿るのではという思いもより強くなっています。
これは膨大な予算をかける AAA タイトルを批判するものではないです。これらはよくゲームづくりにおける例として両端に置かれ議論されがちだけど、別に僕は「どっちも素晴らしいでいいじゃん」と思っているタイプです。
大量に遊んできたインディーズゲームの中からなんとか 30 個くらいを選んで密度高く紹介してみよう!というのがこの記事です。投稿後もコツコツ更新してきて比較的かなりメンテナンスできていたほうではあるのですが、最近になってこの記事をまた多く読んでいただけていることがデータからわかり、全面的に刷新しようという気持ちになりました。
とはいえ、僕は好きなものを紹介するときは熱意や勢いが何より大事だと思っていて、各ゲームの紹介文自体はそこまで手を加えていません。
例えば一番最初に紹介している Celeste は当初の内容からほぼ変わっていないです。これは「人生で心に残っているゲームをひとつだけ挙げるなら?」という問いの答えとしていま僕が思う中で回答候補になりえるくらい大切に思っている作品だからで、当時の気持ちの表れをむやみに書き換えたくない意図があります。それにしても、いま思うとこの Celeste に出会えたからこそ後のインディーズゲームへの熱中があったんじゃないかなあとしみじみ思います。
また、あまりにも有名になりすぎてしまった作品もいくつかリストからなくしています。別に世間の有名度によってわざわざ自分が一度はよかったと思うものを紹介から外す必然性はないのだけど、この記事の僕の目的としては「自分が遊んだ素晴らしい作品をより多くの人に知ってほしい!」なので、限られた数の中で紹介するなら多少優先度は下がるかなという感じです。
数が増えすぎると全体の密度が下がってしまうので、いまのところ紹介数の 30 という数字を変えるつもりもあまりありません(時間が経つと「別にあのゲームはそんなでもなかったよな…?」みたいなことも往々にしてありますしね)。
最後に、今回から「積みコーナー」を設けました。買ったけどまだ起動していないもの、プレイ中だがクリアできていないものの中からいくつかをピックアップして紹介するというコーナ。遊び中の期間が長いならそれすらも記事コンテンツにしてしまおうという暴挙です。しかしこれは生のプレイヤーの声になるだろうし、既プレイヤーさんが「そこから面白くなるんだからはよ続けなよ」とかお尻を叩いてくれる効果もある…かもしれません。
無論、積みゲーをすべて書くなどということはありません!それをやったらすごい数になってしまうし、記事の価値も著しく落ちてしまいます。むしろ「クリア後にメインの 30 個のほうに繰り上がってくる可能性が高そうなもの」のみを選んでいます。そしてぜひそうなってもらいたいところ!
前置きが長くなりましたが説明は以上です。
ではインディーズゲームの世界をお楽しみあれ!
- インディーズゲームおすすめ 30 本くらい
- Celeste
- HUMAN Fall Flat
- Firewatch
- TUNIC
- Outer Wilds
- リトルナイトメア
- INSIDE
- Yooka-Laylee(ユーカレイリー)
- SUPERHOT
- Dead Cells
- ANIMAL WELL
- Overcooked! 2
- RiME
- Slay the Spire
- Linelith
- Ori and the Blind Forest / Ori and the Will of the Wisps
- Superliminal
- OneShot
- Patrick's Parabox
- A Short Hike
- When The Past Was Around
- SANABI
- Stick Fight
- The Room
- We Were Here シリーズ
- Staffer Case:超能力推理アドベンチャー
- Baba Is You
- Biped
- It Takes Two
- The Witness
- 積みコーナー
- おわりに
インディーズゲームおすすめ 30 本くらい
紹介のルール:
- 内容は頻繁に更新されていますが、紹介数はだいたい 30 本前後で安定
- 数が多くなりすぎても価値が薄れるので、「相対的には微妙だったかな~」というものはたまに削除などをしています
- 紹介順に特に意味はなく、遊んだ順でも発売順でもおすすめ順でもないです
- (後半にも歴史的傑作いっぱいあるよ!)
- 概要情報としてそのゲームが遊べるプラットフォームと価格を記載していますが、特に価格は常に変動するので参考程度にご覧ください
Celeste
Switch | Nintendo Store | 2,160 円 |
PS | PlayStation Store | 2,200 円 |
Steam | Steam Store | 2,300 円 |
ジャンル | アクション | |
プレイ人数 | 1 人 |
ちょっとどうやって書き出せばいいか分からないほどこのゲームへの愛は深いです。
Celeste の感想を初めて書いた上記記事の投稿日を見る限り初めてプレイしてからまだ 1 年半くらいしか経っていないことに驚き。まだずっと遊んでいるし。
ジャンルは 2D の横スクロール系アクション。それも「超」がつくくらい激ムズの。

いいでしょーこのドットイラスト。これが 60fps~ でヌルヌル動くの、楽しいよ。
いわゆる「死にゲー」で、細かいコントローラー操作を駆使して死を乗り越えていくゲームです。しかし単なる理不尽な死や面白くもないギミックにまみれた作品ではなく、全ての要素が愛おしく思えるような、そんな素晴らしさがこのゲームにはあります。
取って付けたようなストーリーではなくて、作品のシステムと上手くリンクした脚本、それを引き立てる秀逸な音楽、ゲームでしか描けない世界観の創出…。あぁ、素晴らしい!!
なんでもいいからとにかくこのゲームはやってほしい。隠されたものを見つける探索の楽しさや、これより上がないと思えるほどやる気が焚き付けられる収集要素、このあたりも僕の中ではいまだ最高峰の位置づけです。
難易度はコンシューマーゲームの中ではトップクラスに高いほうだと思いますが、遊べば遊ぶほど自分の上達を感じられる秀逸なレベルデザインになっており、ストーリークリアだけでもいいのでぜひ遊んでほしいです。
これがたったの 2,160 円ってありえない!
しかも現在は無料の DLC があるのですが、これが信じられないほどのボリュームでまたとんでもなくていろいろすごくて、ああ、語彙が…。
追記 (2022/5/13) :完全クリア(の定義がいろいろ難しいゲームではあるのですが)を目指してずっと奮闘していたり、RTA をやってみたくなって練習したりなどしており、当初は Switch 版を買いましたがいまは Steam 版も持っています。あわせてプレイ時間は数百時間を超えているくらい。それでも普通の人間には完クリは無理だろうな…。
少しでも趣味に合いそうだったらこのゲームだけはどうかプレイをお願いします。なにとぞ!

下記からオンラインコードで購入すると200円くらい安いです!
HUMAN Fall Flat
Switch | Nintendo Store | 2,530 円 |
PS | PlayStation Store | 2,530 円 |
Steam | Steam Store | 2,050 円 |
ジャンル | アクション | |
プレイ人数 | 1 人 ~ 8 人 |
インディーズゲームの代名詞と言えるくらい有名になった作品。このゲームが入り口になった人もけっこう多いのでは?
これは 1 人で楽しむゲームではなくてもっぱら複数人プレイ用!

いかにも複数人で遊んだら楽しそうな雰囲気なの、この1枚の写真だけで分かります?笑
同じ場所で遊ぶなら画面こそ分割されてしまうものの、友達とワイワイ遊ぶのはうってつけです。というかゲームを始めたばかりなら何も進めなくても小一時間笑ってられますw
ジャンルは一応アクションパズル系で、ゼルダ的なギミック謎解きを協力してやっていくパターン。これは適当なものではなくて、十分に議論しながら協力感を味わえるゲーム。これだけでも普通に友達と遊ぶのにはもってこい!
無料の追加 DLC も豊富で、僕が購入してからのタイミングでももう3回くらいステージ丸ごと増えてます。
追記 (2023/9/21) :その後も何度も無料でステージ追加が行われています。もう次のゲームとしてつくってちゃんとお金取ればいいのに…。笑
追記 (2025/9/21) :いまだに無料でステージが増えています、一体どういうことなのw
それはそれとして、ついに新作の発表もされましたね。
増えるたびに「またやろ~」ってなれるのでコスパも◯。毎度 BGM の雰囲気が謎なのもウケる。アプデでステージが増えると新曲も追加されたりするのもまたウケる。
あとどうでもいいですが Switch のジョイコンでこのゲームをやると両人差し指がめちゃ痛くなるのでハードを変えるかコントローラーを用意するかした方がいい。(どうでもよくない)

これも下記からオンラインコードで購入すると 200 円くらい安いです!
Firewatch
Switch | Nintendo Store | 1,980 円 |
PS | PlayStation Store | 2,016 円 |
Steam | Steam Store | 2,300 円 |
ジャンル | アドベンチャー | |
プレイ人数 | 1 人 |
「一人称視点ミステリーアドベンチャー」と聞いて「これは!」と思って買ったゲーム。
事前に見ていた口コミやレビューの感じではかなりの考察ゲーっぽい雰囲気だったので、かなり自分の好みド直球だろうなと思いました。そしてこれは大当たりだったのです。
これほどまでに考察を要求してくるゲームは当時の僕としてはそれまで遊んだことがないかも、というレベルでした。いやもっと正確に言うと、普通に遊ぶと考察する余地なんかないんですよね。
これは一体どういう意味なのかっていう僕の考えは下記記事に書いてます。ネタバレにも配慮しているので、単純なプレイ前のレビュー記事としてもぜひどうぞ。
ゲームとしても素晴らしい。

これはキービジュアルとかではなく、ゲーム中でのマジのスクリーンショットです。現実より美しい気さえするのは僕だけでしょうか…。
このアニメグラフィック感ある美しい自然を一人称視点で歩き回れるのはなかなかの体験です。
僕はこのゲームを「体験型映画」と呼んでいるんですけど、特に洋画の雰囲気が好きな人はめちゃめちゃハマると思いますよ。遊び終わったあとにしばらく考え込んでしまうような作品を追い求めているなら、これはその欲求を満たしてくれる最高の作品のひとつなはず!

TUNIC
Switch | Nintendo Store | 4,085 円 |
PS | PlayStation Store | 4,070 円 |
Steam | Steam Store | 3,400 円 |
ジャンル | アドベンチャー | |
プレイ人数 | 1 人 |
本記事公開後 3 年くらいの時点でこの TUNIC を書いているのだけど、記事の前半に比較的オールドな作品が集中しちゃっている気がしたのでこれを上の方に入れてみています。発売日は 2022 年 3 月。
このゲームの概要紹介はたぶん「謎解きつきアドベンチャー風アクションゲーム」とかになると思うのだけど、これだけだとこのゲームの面白さを全く説明できていないのでどう書いていいのか悩みます。
もうちょっと踏み込んで特徴をいうと、「何も教えてくれない系ゲーム」で、「それを探索したり推測していったりするプロセス自体がゲームの世界観や設定と綿密に絡み合っている…」みたいな感じでしょうか。ほら、こういうの大好物な人、多いんじゃないですか?
最近だとこの領域を示す新たな言葉として「知識アンロックパズル」というものがありますね。僕も直近数年はこのジャンルにドハマリしていて、本記事でも同系統のものがこのあといくつか出てきます。

世界の描写はとても美しく、色合いがとても印象的です。長くプレイしても疲れないゲームでした。ちなみにプレイ時間は 35 時間ほど。
ゲームとしての総合的な難易度はかなり高めになっているのでコアなゲーマーさんにはよりおすすめしたい。これは単なるアクションの難易度という意味だけではなく(ボスはかなり難しめです)、色んなジャンルを遊んできたプレイヤーが持っているであろう経験値や勘をとてもうまく利用してくる、という意味からも言えます。謎解きの手探り感はまさにその代表例かな。
こんなにワクワクする体験を得られるゲームは久しぶりでした。小さい頃から育てられてきた「ゲームに対する多方面への性感帯」をすごく刺激してくるんですよね。今までいろんなゲームと触れ合ってきた人ほど TUNIC は面白くなるのではいう気がします。
詳しい紹介は別の記事を書いていますのでぜひ!途中まではネタバレ一切なしでお読みいただけます。基本的には何も読まずに遊んでほしいんだけど(そんなんばっかりw)、これくらいの紹介ならきっとあなたの積みゲー消化の後押しになれるはず。

Outer Wilds
Switch | Nitendo Store | 3,150 円 |
PS | PlayStation Store | 2,970 円 |
Steam | Steam Store | 3,250 円 |
ジャンル | アクション/アドベンチャー/謎解き | |
プレイ人数 | 1 人 |
僕には「記憶を消してまたやり直したい」と思うゲームは実はあまりありません。ゲームは遊んでいるときの体験そのものと同じかそれ以上、そのゲームを知ったあとの人生というか、自分の中に吸収できた「何か」が大切な存在だと思うからです。
しかしさすがの僕も Outer Wilds の前にはこの考えを貫けない。それくらい「クリアまでの一回限りのプレイ」にとても意味があり、儚く、切ないから。
このゲームで一番クールな体験をさせてくれる領域は一度知ってしまうと二度と楽しめないようになっていて(それがまたクール)、すべてが一過性なんです。まさに世界の仕組みを知ってクリアに達したときの一瞬のためにあると思っていい。
アクションの難易度を求められることもなく、ホラー要素もなく(一部子どもがムジュラを遊ぶとき的な怖さはありますが大人なら大丈夫だと思います)、ゲームの操作自体も人を選ばないと思います。無重力空間の操作がちょっとだけややこしいけどね!
が、作品の根幹は「知識アンロックパズル」(僕の中では Outer Wilds がこのジャンルの元祖)のほうにあって、推理力や試行錯誤力はかなり試されるほうです。ここが難しすぎて音を上げている人は多めですが、自分はノー調べでクリアまでいけています。相性よかった。
作品の中でテーマとなるキーワードをここにいくつか書くことでその分野に興味がある人を引き込みたいんですが、これは歯を食いしばって止めています。全部自分で感じてほしいからね。言っていいことがあるとすれば「宇宙」です。見たまんまだけど。
タイミング的には、ちょうどひとつ前の TUNIC を遊んだ次にこの Outer Wilds に触れました。この頃は歴史的な名作をあえて溜め込んでいてまさにその消化に取り組んでいたわけなんですが、これだけのものを連続に味わってしまったせいでしばらく他のゲームはできない身体になってしまった…。
とにかくゲーム史に残る強烈な作品です。せっかくこの世界に生まれたんだから、死ぬまでにやっておきましょう。序盤はあまり進まなくて何をしていいかわからず楽しくないと感じるかもしれないけど、どこかある瞬間を境に劇的に面白くなっていくのでぜひ頑張っていただきたい…!

リトルナイトメア
Switch | Nintendo Store | 3,520 円 |
PS | PlayStation Store | 2,420 円 |
Steam | Steam Store | 2,420 円 |
ジャンル | ホラー/アドベンチャー | |
プレイ人数 | 1 人 |
ホラーは大の苦手である僕が手に取った一作。理由はストーリーの深い考察ができそうなゲームだったからです。もうわかると思いますけど、僕は考察モノが大好物!
結果から言うとこれも大正解。色んな考察パターンに対応できうる綿密な背景設定で、あらゆる議論を許容してくれるようなもの凄い作り込みを感じます。
詳しくはこの記事で!
こちらもネタバレ配慮しつつ購入前レビュー用に書いてますのでぜひ。

僕はこの画像だけでおしっこちびっちゃいそうになる。けど、よい。
ゲーム自体は「ライトホラー」と銘打っているものの、ホラーゲーム未経験レベルの僕からするとめちゃめちゃ怖かったです。笑
でもそのダークな雰囲気とストーリーの世界観はマッチするどころかもう完璧にお互いを高め合ってますね。秀逸。
5 時間あれば 1 周は余裕なボリュームですが、自分で考察を進めたいなら何周もやりたくなる要素がたくさんあります。ぜひたくさん遊んでから僕の の記事とかネット上の他の考察記事を読んで楽しんでみてください。

これもパッケージ版で買ってしまうと特に Switch は結構高いので、オンラインコードで買うといいと思います。
追記 (2021/4/29) :リトルナイトメアの2が2021年の初頭に発売されたのでこれも遊びました。
前作である1と比べると僕の感想は「う~~~~ん」という感じで、決して評価が低いわけではないのだけど1の完成度が高すぎたために個人的にはちょっと残念でした。もちろん素晴らしいプロダクトではあるのだけど。
個別の感想記事&考察を書くつもりでいたのだけど、遊び終わったあとにそれをするモチベーションが出てこなかったので今はありません。もしかしたらいつかまとめるかもです。
追記 (2025/9/21) :上記があったのでリトルナイトメア 3 も遊ぼうという気はいまはしていないです。遊んだ方は面白かったかどうかぜひ教えてください!
INSIDE
Switch | Nintendo Store | 2,300 円 |
PS | PlayStation Store | 2,310 円 |
Steam | Steam Store | 2,300 円 |
ジャンル | アドベンチャー | |
プレイ人数 | 1 人 |
はいはい、これもホラー系ですよ。
「実はお前ホラー好きなんじゃないの?」と思われかねないですが、いや違うんですよ、「リトルナイトメアが面白かったしこういう考察系ホラーはいいかも!」っなんt(好きになり始めてる)
というわけで考察系ホラーの INSIDE。
LIMBO という大ヒットしたインディーズホラーの第二作という扱いで、こちらも相当な期待の中またもや大ヒットを記録したというすごいゲーム。実際その完成度には舌を巻きました。

あらかわいいひよこちゃん!でも実はこのあと…。
INSIDE も一貫してゲーム内で一切説明をしない姿勢を貫いており、怒涛の勢いでゲームが終わったそのときにはプレイヤーは何も分からず呆然とします。
しかしここからがこのゲームの本当のスタート。
隠し要素という名の◯◯を探すために 2 周目、3 周目を楽しみ、最後には悟る…。
悟る?一体何を?結局これは何だったの?? …。
大変奥深い一品でした。
僕はこのゲームに対してかなり独特の見解を持っていると思っていて、その内容は下記の記事にしたためました。
例によってネタバレ配慮&購入前レビューにお読みいただけるものになっていますので、興味ある方はぜひ途中までどうぞ!そしてプレイが終わったらまた読みに来てください!

例によってオンラインコードで購入した方がだいぶ安いのと、前作の LIMBO というのとセットになった超お得パックもありますのでぜひ。
Yooka-Laylee(ユーカレイリー)
Switch | Nintendo Store | 2,850 円 |
PS | 日本未発売 | - |
Steam | Steam Store | 2,600 円 |
ジャンル | アクション/アドベンチャー | |
プレイ人数 | 1 人 ~ 4 人 |
レア社製の超有名なシリーズ「バンジョーとカズーイの大冒険」を作ったスタッフとかが内輪で勢揃いして「また何か作ろーぜ!」ってやったらまんまバンジョーみたいなゲームになってしまった作品。
プレイするともう痛いほどに分かるんですが、バンジョー以外の感想がないw

この画像だけだと比較的現代のゲームって感じだし、バンカズとかの雰囲気は感じられないかも。でもゲーム起動したら一瞬で悟ります。笑
もうね、何から何までレア社の香りがぷんぷんするんですわ。
- 目がついたカオスなキャラ(物)がベラベラしゃべる
- ステージ選択のワールド自体もステージになっているいつもの構成
- 「バラバラになった◯◯を集める」といういつもの目的(今回は本)、ステージ内に散らばる各種収集要素(ジンジョーにしか見えない 5 色の奴もいるw)
- SE(効果音)が一緒
- BGM も全部聞いたことある気がするくらい耳に馴染む(作曲者は Grant Kirkhope 氏というドンキー 64 やパーフェクトダークの方を中心に、おなじみの「生きる伝説」デビットワイズ氏も参加)
などなど…。全て狙ってやっているわけじゃないと思うので、物凄く彼らのカラーが強いってことなんでしょうね…。
レア社のゲームをもう一度遊びたい!と夢に思うのは僕だけではなくて世界中の人々も同じですが、図らずもそれに応えてくれた一品である本作はとても貴重。
それもあってインディーズゲームとしてはちょっとお高めな値段しますが、レア社製ゲームが好きだった人は絶対遊んだ方がいい。ボリュームもすごいです。
追記 (2025/9/21) :いま各プラットフォームの価格を調べ直したらかなりお安くなっていました!ボリュームと内容からすると破格かと思います~
ちなみに、
というのもあって、こちらはまだ未プレイなんですがそのうち遊ぶ!!

SUPERHOT
Switch | Nintendo Store(オーストラリア版のみ) | $34.99 |
PS | PlayStation Store | 2,545 円 |
Steam | Steam Store | 2,480 円 |
ジャンル | アクション/FPS | |
プレイ人数 | 1 人 |
「自分が動かない限り相手(時間)も動かない」という不思議のダンジョンみたいな性質を併せ持った FPS ゲーム。
FPS とは名ばかりで、実際には「この仕組みを使っていかにかっこよく気持ちよく敵を倒していくか」みたいな感じの作品!

ゲームの UI とかは何もなく、ただこの画面のまま時間が進んでいくだけ。あとで知ったんですがこれ VR 版もあるらしくてめちゃめちゃ面白そうだった。
昔「おもしろフラッシュ」で流行った「小小作品」みたいな雰囲気です(ヤバい、ひょっとしてこのネタもう伝わらないんじゃないか…!?)。
操作は至ってシンプル、ただ赤い奴らをぶっ飛ばすだけ。
ただ、意外や意外、ゲームを進めていくとよく分からない世界観に自分自身が囚われ始めていることに気がつきます。いや、これよく考えたな…!
単なるアイデアだけのミニゲーム集みたいな感じではなく、ちゃんとひとつのゲーム作品としても楽しめるわけですな。

Dead Cells
Switch | Nintendo Store | 2,480 円 |
PS | PlayStation Store | 2,530 円 |
Steam | Steam Store | 2,480 円 |
ジャンル | アクション | |
プレイ人数 | 1 人 |
いまではもういちジャンルとしての地位を築いたローグライク 2D アクションのインディーズ界における草分け的存在(だと勝手に思っている)。
要は横スクロールアクションの不思議のダンジョンです。このときは実際に毎回ステージの形が変わるプラットフォーマーというのはまだ珍しかったように感じられて、当時の僕はそれはそれはわくわくしたのでした。

この上下にマップがある 2D 横スクロール、色んなゲームを彷彿とさせますね! 扉でマップが繋がったりしている感じが、僕にはカービィ鏡の大迷宮を思い出させました。
このゲームはだいぶ変わっていて、しばらくプレイを続けると「すごい重厚なストーリーがありそうだ」という気がしてくるんですが、ゲームの趣旨を理解してくると「あれ?これはタイムアタック的要素がメインのゲームなのでは…?」となってきます。
事実そうなんですけど、実はかなりの難易度のモードが用意されていてそれをクリアしていくと…。
いやはや、やっぱりインディーズゲームってこういう革新的な作品とたくさん出会えるから最高です。「小規模でもゲームはアイデア次第で絶大に面白くなるはず」という僕の持論をどんどん体現していってくれます。
追記 (2025/9/21) :実際その後、僕は数々のローグライクゲームを遊ぶことになるのですが(たぶん一番好きなジャンルなのでインディーズにおけるだいたいのローグライクゲームは知っている感じになった)、たぶん一番最初に触れたインディーズのローグライクは Dead Cells だったのでは…ということでかなり印象に残っている作品です。Dead Cells は「ローグヴァニア」という新しい呼び名も開拓させましたね。
適当にやっていてもタイムアタック感を味わえるし、ちょっと練習するだけでそれなりなタイムが出せるようになるので RTA とかに興味がある方にもおすすめ!

下記からオンラインコードで購入すると 300 円くらい安いです~
ANIMAL WELL
Switch | Nintendo Store | 2,950 円 |
PS | PlayStation Store | 2,970 円 |
Steam | Steam Store | 2,950 円 |
ジャンル | アクション/謎解き | |
プレイ人数 | 1 人 |
ANIMAL WELL とは、直訳すると動物の井戸。ジャンルがメトロイドヴァニアであることからもわかるとおり、一枚でつながったマップ全体をあちこち行ったり来たりしながら謎解きや探索を繰り返していくゲームです。中心には上下に貫通する井戸のような構造があり、至ることろにいろんな動物がいるので ANIMAL WELL。
道やアイテムの隠され方のレベルはトップクラスに高いほうで、ふだんからマップの隅々まで歩き回るようなクセがあるタイプじゃないとすぐ詰まってしまうかもしれません。だがそこが面白く、あれこれ予想しながら新たな探索に成功したときの快感はハンパではない。こういうのがたまらなく好きなのだ…!

雰囲気はずっとこんな感じでかなり暗いイメージ。でも僕みたいにドット絵が好きな人には無条件でおすすめできるし、動物たちは特にかわいいのだ!
そして、探索と同じくらいこの作品の魅力を高めてくれるのは、随所にあるいかにもな謎解きです。これは標準的なクリアをするうえではそこまで必要ないかと思いきや、あなたは知らないうちに動物井戸の世界にすっかり魅了されており、クリア後もこの世界のことが気になって気になって仕方がありません。そして最終的にはぶったまげるようなまた新しいなにかがあなたを待っている…かも。つづきは君の目で確かめてくれ!
なお、これは僕が 2024 年に遊んだ中でベストインディーズゲームだったとのことです。実際いまでも強く記憶に残っているのでこの評価は間違っていないと思う。
最近は Switch でも遊べるようになったのでぜひ!

Overcooked! 2
Switch | Nintendo Store | 2,750 円 |
PS | PlayStation Store | 2,801 円 |
Steam | Steam Store | 2,570 円 |
ジャンル | パーティー | |
プレイ人数 | 1 人 ~ 4 人 |
さすがに超有名すぎると思ったけど、楽しさを考えると紹介しないわけにはいかずずーっとランクイン。
協力して料理を出していくゲームで、まさに「厨房は戦場」を上手く表現していると思いますw

説明不要ッッッ!厨房で戦え!!!!
僕は学生時代厨房でバイトしていたので(レンチンとかじゃなくゼロからちゃんと調理する系)、この雰囲気がリアルすぎていつも笑います。マジで食材とかフライパンとか飛び交ってました。
ステージは大量にあるし DLC もいつまでも尽きないくらい遊べるし、これ一本を買うだけで相当な時間を友達と楽しく遊べます。これをやって盛り上がらないということは 100 パーないでしょう!
遊ぶものに困っているならとりあえず買った方がいいと思いますが、ちゃんと段取りよく行動できる人と遊ばないとイライラすることになりますw
追記 (2025/9/21) :料理ゲームというもはやひとつのジャンルをつくりあげてしまった Overcooked! ですが、その後この料理ゲームになんとローグライクを組み合わせてしまったプレートアップ!というゲームを知り、発売日からさっそく遊びました。難易度設定がだいぶおかしい気もしますがなるほどこれは面白いw
まだ荒削り感があるものの、同じ組み合わせでもっと面白い作品が今後出るのではという期待も同時に高まりました。
なんと待望の Switch 版も 4 日後の 2025/9/25 に発売予定です!

下記からオンラインコードで購入すると 200円 くらい安いでーす!
RiME
Switch | Nintendo Store | 3,780 円 |
PS | PlayStation Store | 3,850 円 |
Steam | Steam Store | 2,980 円 |
ジャンル | アクション/アドベンチャー | |
プレイ人数 | 1 人 |
美しい島や遺跡の中を軽めの謎解きをしながら探索していくアドベンチャーゲーム。ICO をやったことがある人にはたぶんあれの大自然バージョンに見えると思う。実際 ICO そのもの。
とはいえ、あれら上田文人系作品よりもずっと雰囲気ゲーとしての風合いを大切にしていると感じます。「雰囲気ゲー」という言葉は得てして悪い表現で使われがちな気がするのだけど、この RiME が目指している「雰囲気」はもっと僕らの心を豊かにしてくれる何かであって、かつその満足度も高いとても素敵なもの。

ふと見上げた星空が本当に綺麗で、このときは現実世界でも疲れていたこともあってなんかリアルに涙が出ちゃったんですよね。ゲームってすごい。
この上質な雰囲気体験をさらに手伝ってくれているのはやっぱり音楽という要素で、「バックグラウンドな音楽(=BGM)でありながらも適切に場を盛り上げてくれるサウンド」というのが意識されていると思います。
チェロをはじめとしたヒーリングミュージックにもよくあるような音楽が後ろでずーっと流れているのだけど、ちょっとしたギミックを動かしたりしたときにシームレスにその BGM が盛り上がるような演出が何度もあって、「あぁゲームってこういうことだよな」と思わされる。
シンプルな探索アドベンチャーが好きな人はもちろん、難易度は求めないけど重厚な満足感とかを求める人とかにもおすすめしたいかも。僕の好みが分かる人はニヤリとするでしょう。
ストーリーにも重くはないですが考察するようなポイントがあり、じっくりと「これはどんな物語だったのか」を考えることができます。
ゲームとしてはだいぶ簡単な方なので気楽にプレイしていいと思う。が、意外にも収集要素がビビるほどあるので全部集めようとするとだいぶツラいかも(移動は遅め、ファストトラベル的なものはない)。でもこのゲームはそういうところをマイナス評価するものではないです。それを集めるために歩き回る過程を楽しむものだと思う。
人生に疲れたときにとっておきたい一作!

Slay the Spire
Switch | Nintendo Store | 2,570 円 |
PS | PlayStation Store | 2,640 円 |
Steam | Steam Store | 2,800 円 |
ジャンル | カード/ローグライク | |
プレイ人数 | 1 人 |
インディーズゲーム界隈に限っていえばこれもかなり有名になってしまったのでわざわざ紹介するべきか…とも思ったんですが、「時間を奪われるからもう絶対やらねぇ」と思いながら普通に 100 時間突破してしまうくらいハマってしまったのでやっぱり書きます。
ローグライクなカードゲームで、毎回ランダムに手に入るカードや強化アイテム、各種イベントなどを駆使して最後まで進んでいくというもの。不思議のダンジョンにおける 99 階のようなものではなく、1 回の冒険は長くても数時間の単位です。だからやめられない。
難易度は相当に高いと感じます。最初数十時間は何も見ずにプレイしていたけど、標準クリアと呼ばれるレベルにすら到達できず結局 Wiki を読むようになったりしてしまいました…。
ローグライク好きには絶対おすすめ。カード好きならなおさらです(僕はカードはわりと敬遠していたけどそんなの全然関係なかった)。

ゲーム画面はこんな感じ。プレイのスピード感はかなり速く、操作性も良好です。欲を言えばカード選択も全てキーボードでできたら最高だった! →いまはできるようになってます!
最初は信じられないほど勝てないので「何をどうやったらこれ以上進めるんだ」と思うわけなんですが、負けじとプレイしているとなぜかどんどん奥まで行けるようになっており、難易度調整が驚異的だなと思いました。
しかしそのあと数十時間後には一定のレベルで頭打ちになり、どうしてもクリアできなくて伸び悩むことになるんですよね。
ここで大事なのは… 「新しい考え方をすぐに取り入れられる能力」かなと今は思っています。これは一体何のことなのか、ぜひ自分でプレイして実感してみてください。
しかし受験や試験の類を控えている人は絶対に手を出してはいけません。(これ書かれると余計やりたくなるやつ)

Linelith
Steam | Steam Store | 350 円 |
ジャンル | パズル | |
プレイ人数 | 1 人 |
非常に短時間で遊べるが工夫と驚きに満ちたパズル作品。少し傾向は違うものの、「実はこんなこともできたのか…!」という感動が味わえるという意味ではこれも知識アンロックパズルかも。
ゲーム自体も小規模だし、となるとここでべらべら紹介をしてしまうのは少し野暮かも。ちょっと時間が空いてしまったときに満足感を得られる一本としてストックしておくとかがいいかもしれません!(プラットフォームは Steam だけで、小さな作品なので今後も移植の可能性は個人的にはないかなーと思います)
僕のプレイ時間は 1 時間半ほどでした。

Ori and the Blind Forest / Ori and the Will of the Wisps
Switch | Nintendo Store (Ori and the Blind Forest) Nintendo Store (Ori and the Will of the Wisps) |
2,052 円 3,520 円 |
Steam | Steam Store (Ori and the Blind Forest) Steam Store (Ori and the Will of the Wisps) |
2,090 円 3,132 円 |
ジャンル | アクション | |
プレイ人数 | 1 人 |
これはシリーズ 2 作品を 1 セットで紹介させてください。
インディーズゲームが流行り始めた当初からずっと人気がある横スクロールアクションで、わかりやすい平らな足場などがあるタイプではないですがジャンルとしてはこれもメトロイドヴァニアですね。
アクションとマップ的な要素だけで見てもこのゲームは十分に面白い!と言えるレベルなんですが、なんといっても Ori シリーズの魅力はあまりにも美しすぎるマップ(グラフィックと言いたくない)と感動的な音楽、この 2 つでしょう。

これ、ムービーでもなんでもなくて普通にゲーム中で動かせるシーンのスクショ。
エリアごとにそれぞれ趣旨の違う幻想的な風景を楽しめるようになっていて、音楽も追随してアレンジが変わっていきます。最高に僕の趣味とマッチしている。
難易度は人によっては難しいシーンもあるかもですが、全然死にゲーとかのレベルではないです。僕は毎日 30 分くらいずつ気軽に遊ぶとかやっていたくらいなので、リラックスしたいとき用に取っておくのもかなりアリ。マップのエリアごとにテーマとなる自然が異なるものになりますが(水辺、森、雪山、etc...)、どこへ行っても美しく、心を打つような音楽が流れるので息抜きにちょうどよかったんですよね。
アクションも非常に爽快感があり、できることが増えていくとどんどんスピーディーに動けるしかっこいい攻撃ができるようになるなど、最後まで飽きない工夫もよかったです。そしてこれがシリーズの 2 作品にわたってつづくんですよね。一作目の時点では機能的な意味でも少し改善の余地があるかなと思っていた部分はたしかにあったのだけど、それら含めて二作目は完全によくなっていて、ふたつとも遊ぶと最高の満足が得られるという(意図せずかわからないが)見事なつくり!
2 作品は一応ストーリーもつながっています。ゲーム性の変化とアクション性能の進化をちょうどいい順番で楽しめるようになっているので、素直に 1 → 2 って遊ぶのがおすすめです。
しかも合わせて買っても 1,000 円いかないときもあるとかいうぶっ壊れコスパ性能。遊ばない手はない!

Superliminal
Switch | Nintendo Store | 2,050 円 |
PS | PlayStation Store | 2,310 円 |
Steam | Steam Store | 2,300 円 |
ジャンル | パズル/アドベンチャー | |
プレイ人数 | 1 人 |
うーむ、ある意味で恐ろしいゲームだった。
あのね、酔うんだよ。とても。
僕は普段ゲームをやってて酔うことはないんだけど、このゲームだけはしばらく立ち直れないほど気持ち悪くなった。
なぜおすすめのゲーム紹介で最初にこんなことを書くかというと、このゲームが持つ「錯視」という最大の魅力によって体調不良まで引き起こしているのではないのかな、と思ったからなんです。

部屋が狭いのにブンブンカメラを回すことになるから必然的に酔いやすい、というのは絶対あると思う。
この世界では僕らがこれまで生きてきた常識は全て否定されるので、「ありえないことが平気で起こる映像」を見続けていることで脳が正常処理できなくなって気持ち悪くなるのかなと。ちょっと大げさな気もしますけど、リアルでそんな感覚を受けました。
いやーでもこれよくできてますよ。評価高いのは頷けます。
ストーリーというか進行の雰囲気も単調なものではなく飽きさせない感じになってます。
とはいえ、一通りプレイし終わってから動画を見るだけでも気持ち悪くなるのでやっぱり単に 3D 酔いしているだけな気がするw (思い込みも強くなっているだろうしね)
それと、恥ずかしながらこのゲームを遊んだあとに初めて Portal に触れました。
このツイートに書いた通りなんですけど、僕には Superliminal が Portal をとてもリスペクトしているように思えました。いろんな意味で完成度の高いゲームなんだと思います。
追記 (2025/9/21) :後日 Portal 2 も遊ぶことになりますがこれも面白かった!あとついでにいうと、Aperture Desk Job という Portal のスピンオフコメディみたいな Valve 公式の作品があり、なんと無料でまた Portal の世界を楽しめます。これは遊んでいない方もけっこういるかと思いますが、相変わらずおもしろいのでおすすめしておきます。
「遊んでおいて損はない」と言われる名作のひとつになる予感がしますね~

OneShot
Switch | Nintendo Store | 1,650 円 |
PS | Playstation Store | 1,650 円 |
Steam | Steam Store | 998 円 |
ジャンル | アドベンチャー | |
プレイ人数 | 1 人 |
Undertale を遊んだあとに同種の(※)体験をしてみたくなっていたときにたまたま見つけたもの。前評判もよさそうだし、なにも調べずにとりあえず遊んでみることにしました。
※何が同種かは言えないけど、これはプレイすればすぐに分かるのでネタバレになっていません、ご安心を。
Steam の商品ページ内の最も上の欄に掲載されていたレビューがネタバレはおろかこのゲームの価値をプレイ前に著しく貶めるものだったので少し前に通報をしました。
現在は該当レビューは削除されているようですが、このゲームに限らず「遊ぶ前のゲームのレビューを読んでみたくなる気持ち」はなるべく抑えるべきだと改めて痛感したのでみなさんにも共有しておきます…。
ゲームとしては「歩き回って探索&ミニ脱出ゲームみたいにアイテムの組み合わせとかをちょっと考える」程度のものです。戦闘とかは一切ありません。

雰囲気はちょっとダークに見えるかもだけど、主人公のねこみたいなキャラクターはめちゃかわいくて愛おしいです。作品自体は全然暗くはないですよ(見方によるかも…)。
僕はこのゲームを遊び終わったあとの余韻がとても好きでした。
ゲームは遊んでいるときの楽しさはもちろんなんだけど、終わったあとの感覚もまた大事な要素だと思うのよね。これは喪失感であったり満足感であったりするのだけど、OneShot においては「どちらも」ありました。
しかしこの手のゲームは紹介文で何も書けないのでもどかしくてしょうがない…。プレイしたことある人おられましたらぜひ感想を共有しましょう~

Patrick's Parabox
Switch | Nintendo Store | 2,800 円 |
PS | PlayStation Store | 2,860 円 |
Steam | Steam Store | 2,300 円 |
ジャンル | パズル | |
プレイ人数 | 1 人 |
Switch のオンラインをうろついていたら見つけたパズルゲーム。コンセプトが強烈なので PV を見た瞬間に「その辺の量産型パズルゲームとは違う」という確信を得ました。印象の方向性は後ろでも紹介する Baba is You に近くて、実際にもよく並列に扱われてレビューされたりしているみたいです。僕も「ネクスト Baba」のポジションはこいつではないかと密かに睨んでいます。
「自分の外側の世界が自分の箱の中の世界と繋がっていて永遠とループしている」というのがパズルの世界観です。文字で書くのは限界があるな…。

実際のゲーム画面のスクリーンショット。Baba に比べてカラフルだけど目が疲れたりはしない。操作するブロックもかわいい。
上記のスクリーンショットがイメージとしてわかりやすいかも。「これまでに刺激されたことのない部分を刺激される」ってやつですね。
Baba はかなり長期間遊んでいてもう難しすぎて詰んでいるステージしか残っていないくらいなのですが、そこに至るまでも 1 ステージで数十分止まってしまうことも多かったのに対して、本作品はいまのところ 1 ステージごとは小さなひらめき一つが全体クリアに直結されるような美しいレベルデザインになっています。Baba を批評したいわけでは決してないのだけど…!(Baba はこのあと紹介するよ)
色やパズルの向きを毎回ランダムにする機能があるのでオンにするのがおすすめ。

A Short Hike
Switch | Nintendo Store | 850 円 |
PS | Playstation Store | 880 円 |
Steam | Steam Store | 820 円 |
ジャンル | アクション/アドベンチャー | |
プレイ人数 | 1 人 |
「1~2 時間の短い間にできるゲームで何をおすすめする?」と訊かれたら今はこれを答えるかもしれない。それくらい小さな中にぎゅっと幸せが詰まったゲームだと思いました。
なんてことはない「ただ山を登ることになる」というゲームなのだけど(どっかで聞いた話だなw)、その切り抜いたたったワンシーンの日常の中にゲームというエンタメの魅力をこうも入れ込めるのだなと感動しました。
マップの造形やレベリング、飛行中の風景の描写など細かいところまでとても精巧に作られているであろうことがよく伝わってきて、なんか工芸品を見ているような気分だったな~。

起動してみると分かりますが、実はこのゲーム、ちょっとドット絵っぽいというかモザイクチックになっています。画質の良い現代にあえてこんなグラフィックを描くのは逆に難しいんじゃないかなーと思ったり。実際珍しい体験だったと思います。
実はこのゲーム、Spotify でいきなりサントラが流れたときに一目惚れならぬ "一聞き惚れ" をして知ったものでした。音楽から出逢うゲーム、素晴らしくない?
ちなみにその曲はこれ 。

最後は心があったまるような演出が用意されていて、たった 1 時間かそこら遊んでいただけのはずなのになぜか大きな達成感を得ることができます。ゲームっていいよね。

When The Past Was Around
Switch | Nintendo Store | 900 円 |
PS | PlayStation Store | 890 円 |
Steam | Steam Store | 920 円 |
ジャンル | パズル(脱出) | |
プレイ人数 | 1 人 |
なんかほっこりじんわり素敵な気持ちになりたいなと思って探していた結果見つけたゲーム。
「アーティスティックなイラストと音楽という 2 つの素材を楽しむことに重きを置いている」らしく、実際ゲームを遊んでいなくても絵を見て音楽を聞いているだけで幸せな気持ちになります。

イラストがとてもきれいで和みますよね。色合いがよい。そして音楽も癒やされます…!
ゲームとしては脱出ゲームのパズルに近いです。難易度の設定も絶妙で、簡単すぎないけどちゃんとやりごたえを感じる面白さでした。僕好みのパズルや謎解きが多かったな。
ストーリーのことに触れたりするのはなんか野暮に思えるので特に何も書きませんが、いや、これ雰囲気ゲー好きじゃない人でも絶対楽しいと思うな。
幸せな気持ちになりたいとき用のストックとして一本いかがでしょうか。プレイ時間もそこまで長くなく、僕は 3 時間ほどでした。

SANABI
Switch | Nintendo Store | 1,520 円 |
Steam | Steam Store | 1,520 円 |
ジャンル | アクション | |
プレイ人数 | 1 人 |
メインビジュアルの主張が激しいですね。これまでのラインナップを読んでいただけている方には「この人こういうのも好きなのか…」というところでしょうか。違います。
何が違うのかはさておき、ゲームの説明をしておきます。ジャンルはスピーディー系プラットフォーマーで、要は Celeste みたいな感じです(ついにジャンルの説明として Celeste の名前を使えるようになっていて嬉しい…! (勝手に使っているだけだが))。
ワイヤーアクションがゲームの肝で、移動にも攻撃にもこれを使います。

舞台はサイバーパンクなディストピア。僕は別に趣味ではないが嫌いでもないというくらいですが、この雰囲気だけで既によだれ垂らしちゃう人もいるでしょう?
なんか適当にコントローラーをガチャガチャ動かしていてもかっこよく動けるように工夫されていて(僕はそう感じた)、アクション自体はそこそこのレベルを要求されますがなんだかんだうまくいけるようになっていると思います。これまで本記事で僕が「難しい」と表現したゲームほどは難易度は高くないです。
ゲームとしてのこのアソビ部分だけでも軽く高評価を狙えるくらいの出来ですが、これはなんといってもお話の流れを楽しむゲームかな!手に汗握るアクションを楽しみながら、ぜひ最後まで走りきってください。強烈な演出もあいまって、きっと記憶に残る一本になるでしょう。
全体的にまとまっているようでいて僕はかなり前衛的な作品だと感じましたが、それがすこぶる好みでした。まだまだこういう作品がいっぱい出てきてくれるのだからなんとも幸せな時代!
Stick Fight
Steam | Steam Store | 498 円 |
ジャンル | アクション | |
プレイ人数 | 1 人 ~ 4 人 |
本記事の中でもトップクラスに中毒性のあるハマリ方をしてしまったのがこれ。
結局はただのスマブラみたいなものなんだけど、テンポと爽快感が桁違い&一戦終わると即次!なのでやめどきが一切見つけられない!!
アクションゲームだなということで最初はコントローラーで遊んでたんだけど、銃を持ったときにマウスでバッチリ狙いを定められないのでやっぱりマウスとキーボードで遊ぶのがおすすめ。
僕は FPS も普段遊ばないしマウスでゲームすることは普段一切なかったんですが、このゲームをきっかけにW,A,S,Dキーの移動とマウスエイムがかなり上達しました。今の時代はもう少ないのかもしれませんが、コントローラー以外のプレイを敬遠している人はなにか好きなゲームで試してみるのもいいと思いますよ。

このゲームはバグだらけなんだけど、それがなぜか全部仕様に見えてしまうくらい面白おかしくできあがっている。左下の勝利数も 100 を超えるとたまに2桁までしか表示されなかったりする。
ホントにやめられなくなるのでなるべく起動しないようにしてるんだけどなかなか抜け出せなくて…。面白すぎる…。強くなりすぎてしまったのでほぼ負けなくなったけど、仮に自分より弱い人と戦っていても楽しめるいろんな要素があってよい。やれば分かります。とても安いし!
なんかスマホアプリ版もあるみたいで一応プレイしてみたんだけど、ちょっと別ゲー感があったのであまりおすすめはしないです。
Steam 版ではできないはずの二段ジャンプとかも明らかにボタンが用意されているので、たぶんマッチングも別じゃないかな。そもそも操作しにくくて全然楽しめないかと。
追記 (2021/2/3) :こんだけのゲームなのにもう 50 時間近く遊んでしまっている、中毒性ヤバい…。
で、「もうほとんど俺に勝てるヤツいねーな」とか調子に乗っていたところ、神がかり的に強い人に遭遇し、戦闘しつつ英語で色々チャットしたところプロだと分かりました。数々の裏ワザ的なのを教えてもらったりして師匠みたいになった…。笑

そのときのマッチングの記録(赤いのがそのプロ)。ちなみにそのプロの知り合いにさらに伝説的に強い人がいるらしく、そいつのプレイ時間は 2,000 時間超えだとのこと。なんかジャンプ的展開(フリーザの戦闘力を聞いたときみたいな)ですごく胸アツになった。まだ会ったことはない。
追記 (2021/3/7) :このあとまた彼らと会ったりなんだりがあり、今はなぜかプロの人とSteamフレンドになりましたw(上記スクショの緑のやつともフレンドになった)
追記 (2021/3/24) :もう依存症になりかけている。プレイ時間 60h 突破、実績あと 2 つ。

こんなプチゲームに 60 時間って…。
追記 (2021/3/29) :100 時間突破、実績コンプした。笑
追記 (2025/9/21) :いま見たらプレイ時間は 137 時間でした。上記の後もちょくちょく遊んでいたもののここ数年は依存症から抜け出せていて、3 年くらい起動せずにいられている模様。一度でも遊ぶとまた抜け出せなくなってしまうので起動しないようにしないと…(なんだこれ)

The Room
Switch | Nintendo Store | 999 円 |
Steam | Steam Store | 580 円 |
ジャンル | パズル | |
プレイ人数 | 1 人 |
小ボリュームっぽいのにすごい評価が高かったのでずっと気になっていたもの。
「脱出するのではなく箱の内側に向かっていく」というコンセプトの脱出ゲームですね(ややこしい)
男心くすぐられるような小さな細工がたくさん施されたリアルなギミックを次々と開けていくんだけど、このゲームの評価は間違いなくこのギミックのリアルさにあると思います。

こういうショットを見てビビッと来た人にはめっちゃおすすめ。
動き方やビジュアルが超精細で、「その仕掛け作っとく意味あるん!?」みたいのが次々と一瞬だけ現れては華麗に動いてガチャガチャしていく…ってなります。
僕はこのゲームだけ Switch でやってしまったのだけど、ゲームの性質的にはスマホアプリ版のほうがよく合っているかも(タッチしやすい)。PC がある方は素直に Steam にしましょう。なんてったって、こういうゲームは大きい画面とスピーカーから聞こえる SE とかが醍醐味なんだから!

We Were Here シリーズ
Switch | Nintendo Store (1) Nintendo Store (2) |
1:250 円 2:1,100 円 |
PS | PlayStation Store (1) PlayStation Store (2) PlayStation Store (3) PlayStation Store (4) PlayStation Store (セット) |
1:275 円 2:1,100 円 3:1,430 円 4:2,200 円 セット:3,850 円 |
Steam | Steam Store (1) Steam Store (2) Steam Store (3) Steam Store (4) Steam Store (セット) |
1:無料 2:1,200 円 3:1,500 円 4:2,200 円 セット:4,394 円 |
ジャンル | 謎解きアドベンチャー | |
プレイ人数 | 2 人 |
今から書くワードを見てください。
- 謎解き
- 協力プレイ
- 信頼しあえる人とのコミュニケーション
- 脱出ゲーム
- パズル
これらを見てワクワクするならあなたはこのゲームを遊ばないと絶対に損!
概要は「2 人が得るそれぞれの情報を音声で伝え合いながら共同で謎解きをして進んでいくゲーム」です。
追記 (2025/9/21) :コロナ禍以降はこの手の Co-op ゲーム(二人協力プレイ)が世界中で流行ったこともあり、このあとにも登場する It takes two などの歴史的名作も生まれることとなりました。僕が最初にインディーズゲームで遊んだ Co-op 作品はたぶん We Were Here シリーズだったので思い入れがあるんですよね。

雰囲気がちょっとダークだけど怖い要素は全くないのでご安心を。
ゲーム内でトランシーバーが用意されることで知らない人ともオンラインマッチングすることができますが、次の理由からそれはおすすめしません。
- ゲーム内のトランシーバーは一方通行でしか会話できないので(片方が喋っているときは片方は喋れないという意味)、全然会話にならない
- 普通に難しいので知らない人とやるのは無理ゲーすぎる
なので素直に友達と遊ぶべきだし、コミュニケーションがちゃんと取れるとお互いが認識できている人同士で遊ぶのがよいと思います。普通に難易度が高いのでどうでもいい人と適当にスタートするとたぶんストレス溜まります。笑
でゲームなんだけど、謎解き好きの僕としては最高峰に楽しいアドベンチャーでした。
古代遺跡とかお城とかの雰囲気も含めて、これまでの謎解きスキルを総動員できる感じです。しかもお互いで見えている世界が違うので「それらをいかに効率的に分かりやすく伝えられるか」というリアルさも味わえます。マジで楽しいよ。
最後「シリーズ構成」についてですが、
- 1:We Were Here
- 2:We Were Here Too
- 3:We Were Here Together
- 4:We Were Here Forever
となっていて、1だけ遊ぶと微妙ゲーに見えるので「2→(面白かったら1をやってもいい)→3」と進むといいです。4は人を選ぶので無理にやらなくてもいいと思います(後述)。
ネタバレになるので何も言えないんですけど、僕はこのゲームのあの点をマイナスだとは思っていないです(もはや一種のネタ扱い…)。
追記 (2021/3/14) :何の気なしに Steam を徘徊していたら、なんと 2021 年中に4の発売があるらしいと知りました!!

今度は 4 と Forever がかかってますね。3 だけかかってなかったけど…。笑(Steam のページ)
楽しみ!!
追記 (2022/3/3) :2021 年中に延期しまくっていたのでもう無理だろうと思っていましたが、結局 2022 年 3 月時点でも発売はされていません。笑
今は 2022 年の第 2 四半期に発売予定になっています(申し訳程度に新しいムービーは追加されていた)。
追記 (2022/3/24) :リリース日がついに掲載されました!!!!このままちゃんと出るかな!!
追記 (2022/8/24) :無事リリースされて遊んだのですが感想を書いていませんでした。なんというか、「これだけたくさん謎をつくってきたらこういう方向になっちゃうだろうな」という感じでした。たぶん好きな人もいるとは思うんだけど、2や3で僕の好みだった部分があまり感じられず、「これだけ待ったのに…!」とちょっと思ってしまいました。
まあ安いですしおまとめパックとかあれば特に気にせず買ってみてもいいとは思います。

Staffer Case:超能力推理アドベンチャー
Switch | Nintendo Store | 2,950 円 |
Steam | Steam Store | 1,400 円 |
ジャンル | アドベンチャー | |
プレイ人数 | 1 人 |
自分で書いてて思いますが、この記事においてキャラものは珍しいですね。まあキャラクターの立ち絵や台本やら用意するのはコストがかかるし、小規模なインディースタジオからは出てきづらいという必然性はあるのかも。
このゲームの紹介はとても簡単で、逆転裁判が好きなら買い!です。PV を見てもらえればわかりますが、ゲームの基本的なシステムや雰囲気(キャラクター同士の掛け合いなども含めて)も基本的に逆転裁判など過去の名作をリスペクトしている感じがあります。
超能力者が人口の 1 割くらいを占めるようになった大英帝国末期のロンドンが舞台で、異能力者たちを管理したり事件が起きたときに調査したりする仕事に就いた新米捜査官が主人公。そういえば、時代も場所も大逆転裁判とかなり近いですね(僕はこの時代のイギリスがすごい好きだから趣味にハマったのかも)。

キャラが左右に現れてテキストの字幕が下に流れるという伝統的なスタイル。好きです。
事件の裏には当然超能力が隠れているのだけど、どんな能力があるか予想もつかない中で事件の調査を進めていくのが想像以上に面白くて、先が気になって全然やめられない…!
人間離れした要素が関わるとレベルデザインやシナリオプロットというのは格段に難しくなってしまうけど、それを全く感じさせない構成が見事でした。能力者バトル漫画とかでもあるあるだけど、「能力同士が競合したときの仕様はどうなってるの?」みたいな理詰めしたいツッコミポイントがどうしてもありがちですが、このゲームを遊んでいるときはそういうつまらないことに気が散らなかったなと気づき、これが本作の評価を高めているのではと思ったんですよね。
推理パートっぽいモードもあるものの別にここはゲームのコアではなく(というかぶっちゃけ最後までこれはよくわからなかったw)、つまりはストーリーを楽しむゲームですね。改めて思うと本記事でこのようなタイプがランクインしているのは少し珍しく感じるけど、それだけ自分がこのジャンルを好きで、かつこの作品の世界観などに魅力を感じたということなのかな。
他作品情報として、小さめのスピンオフが 2 つと、少し前に正当な続編の発表もされています!
- Staffer Reborn(スピンオフ。本編クリア後に遊びましょう、これはやってほしい)
- Dice Eater:超能力推理カードゲーム(スピンオフ。これは今回初めて知った、賛否両論なのでいまのところ遊ぶつもりはないです)
- Staffer Retro: 超能力推理クエスト(続編)
追記 (2025/9/21) :少し前に Switch 版が発表されていますが、それに伴い Steam 版もフルボイスになったみたいですね。個人的にはそこにコストをかけなくていい(インディーズゲームとしてやれることをやったほうがいいのではという意見)と思いつつ、さらっと聞いた感じ声のイメージはかなりどれも近かったので単純にいいアップデートかもしれません!下記の PV はボイスつきです。

Baba Is You
Switch | Nintendo Store | 1,500 円 |
Steam | Steam Store | 1,520 円 |
ジャンル | パズル | |
プレイ人数 | 1 人 |
インディーズゲームパズル界の金字塔。なんと「パズルのルール自体を組み替える」ことでクリアを目指すというコンセプト。
例えばあなたが操作するのは Baba という謎の白い生命体ですが、この「Baba is You」というルールを「Door is You」とすれば、あなたはドアを操作できるようになります。

画面のデザインは 8bit 的なドット絵風。ちょっと動きがある感じになっていて、見ているだけでもかわいくて面白い。
明らかにほかのゲームで体験したことがない感覚なので、「おぉーこんなやり方が…!」という刺激されたことのない快感を感じられる秀逸なゲームです(上のほうでも同じ表現を使ったパズルゲームがあったけど、これの元祖が Baba ですね)。
ただ、最初はスラスラ進むけど中盤からは普通にムズい。30 分以上固まることもわりとあるので硬派なパズル好きさんにもおすすめ。
追記 (2025/9/21) :本当に少しずつですが、何年もかけてずーっとプレイ中。30 分どころか 30 ヶ月クリアできていないステージとか普通にありますw
しかもしかも、いまさらになってただのパズルゲームでは終わらない作品なのでは…という雰囲気にもようやく気づいてきました。Baba についてほとんど調べたりしたことはないのでまだノー情報で楽しめてます。これはぜひとも全クリを目指したい…!
あと「英語が分かんないと楽しめなそう」と思って敬遠している人、僕もそうだったけど全くそんなことは関係なかったのでぜひ遊んでほしい!!(大した英語じゃないです)

Biped
Switch | Nintendo Store | 1,650 円 |
PS | PlayStation Store | 1,650 円 |
Steam | Steam Store | 1,520 円 |
ジャンル | パズルアクション | |
プレイ人数 | 1 人 ~ 2 人 |
「二人プレイの協力系のゲームないかな~」と探しているときに見つけたかなり評価が高かったゲーム。簡単に言うと「タイミング合わせて一緒になんかやる!」やつ。
パズル要素はそんなになくて、どっちかというと「息の合ったアクション」が求められる系です。相性が悪い友達と遊ぶと絶望的な空気になると思うので気をつけて(この記事こればっか言ってる気がするw)。
まあやりゃ分かりますがギャーギャー爆笑しながら盛り上がるゲームですわ。マジで面白かったこれ笑

世界観がめっちゃ綺麗ですよ。10 個弱くらいのワールド?的なのがあるんだけど、それぞれ個性があっていい感じ。ドンキーとかバンカズ的な箱庭感が好きな人はハマると思う。
詳しい説明は野暮ですね。気楽に遊べるのでサッと始められるし、余計な要素もないので楽ちん。プレイ時間は、やりこみなしのとりあえずクリアで 5 時間ほどでした。
一応野良のオンラインもあるけどこれを知らない人とやるのはもはや不可能でしょう。もしチャレンジステージをクリアできたならたぶんその人とはリア友になった方がいい。
1,500 円という価格ながらバッチリ作られたグラフィックと音楽、そしてバグのない安定した動作、作り込まれたマップとアクション。久しぶりにインディーズゲームの強烈なコスパ感も味わえました。
追記 (2025/9/21) :たまたま見つけたけど、Biped 2 が発表されていました!これも絶対遊びたい!

It Takes Two
Switch | Nintendo Store | 4,300 円 |
PS | PlayStation Store | 4,300 円 |
Steam | Steam Store | 4,300 円 |
ジャンル | アクション | |
プレイ人数 | 2 人 |
これね、ホント 5 年~ に一度出会えるかどうかの素晴らしいゲームだったと思うんだ。
二人での協力プレイに特化した純粋なアクションアドベンチャーなんだけど、とにかく驚きと感動が絶えずやってくるのでずーっとお腹いっぱいの満足感を味わえるのですよ。
ここまで「全部盛り」と言えるゲームは他にないんじゃないかと思うくらいで、おそらくこれひとつで複数の名作を全て兼ね備えていると言ってしまってもいいかもしれない。
ボリュームってあればあるほどいいわけじゃないんだけど、このゲームは違うんだ。「次はどんな世界にいけるんだろう」というワクワク感が止まることなく、この年でも飽きずにずっと遊んでいたくなる高揚感が常にあったと思う。語彙が足りないんだけど、最高だった…!!

どの世界もめちゃめちゃ綺麗なのに、雰囲気も世界観もアクションもゲーム性もワールドごとに毎回違うんだ…!
ここまで僕が好きなゲームらしい「ザ・ゲーム!!」っていう作品はここ数年全く出会えなくなってしまったので、パッと遊んでみたこれの感動と嬉しさがもうハンパではなくて。
純粋なアクションアドベンチャーをここまで正統進化させた高品質なゲームって、ありそうでほとんどないのでは?と思ってます。これ誰が遊んでも名作と思われるでしょう。
実際「2021 年のゲームオブザイヤー間違いなし」と各所で言われていて、世界的にもレビューの点数はわりとゼルダ状態になってます。→無事ぶっちぎりで GOTY 獲得しました
そしてその感動を仲の良い友だちと共有しながら遊べるという神ゲー…!
やるしかない。
で、このゲームの魅力は下記の PV を見ると少しだけ分かると思うんだけど、実際の楽しさはその数十倍はいくのでやっぱり見ないほうがいいかも。笑
さらに衝撃的なことに一人買えばもうひとりは完全無料で最後まで遊べるので、ぜひ割り勘して友だちと絶対に遊んで欲しい…!
追記 (2025/9/21) :同じスタジオから出ている同じような第二作目であるスプリット・フィクションという作品があることを知り、少し前に遊び始めています。これまた驚異的だ…!
間違いなくゲームとしては It Takes Two に勝るとも劣らない相変わらずとんでもないクオリティですが、これに対する自分のゲームへの感じ方が少し変わっていることにも驚きました。この話はもう少し考えがまとまってからまた別の機会に…。

The Witness
PS | PlayStation Store | 3,960 円 |
Steam | Steam Store | 3,980 円 |
ジャンル | パズルアドベンチャー | |
プレイ人数 | 1 人 |
この作品はあまりに衝撃的でした。ゲームというエンターテインメントの中でここまで強烈な体験をしたのは初めてかもしれません。
ジャンルは「パズル x アドベンチャー x 脱出ゲーム」みたいな感じでしょうか。いや、遊び終わった僕からするとこのゲームを特定のジャンルに当てはめるというのは何かもう色々無理がある気がしてならないのですが、まあ少なくともパズルではあります。
ある島に一切の説明のないままいきなり放り出される…というスタートですが、いかにもパズルチックなパネルが至るところにあるので何ができるかはすぐに理解できます。

これがそのパネル。基本は「一筆書き」です。
島中にある 500 を超えるこのパズルに関する説明も一切なく、「小さな成功体験からルールを推測してそれをプレイヤー側でうまく繋ぎ止めて大きなパズルを解いていく」という感じ。「6 と 2 があるから 3 かな、いや違う答えは 4 だった、じゃあこの "ルール" は引き算だな」みたいなことですね。
ところがこのゲームの主役はパズルではありません。
…もっとしゃべりたいところですがここでこれ以上の紹介はやりすぎなので、既に興味を持てた方は何も読まずにさっさと自分で遊ぶか、もうちょっとだけ詳しく雰囲気とか知りたい方は別の記事をぜひどうぞ。例によってネタバレはありません。
最後にもう一度言いたいけど、ゲーム性としても僕は本当に大好物だし、そして衝撃的な作品でした。天才の所業。
ちなみにライトジョークな無料のオマージュ作品が Steam 限定で出ていて、The Looker といいます。The Witness 本体をクリアした人は遊んでみてね。

積みコーナー
ここからは冒頭で軽く触れていた「プレイ中でクリア前のものや買ったけど一度も起動していないものの中から好きレベルが高い作品」を溜めているコーナーです。名前的には単なる僕の積みゲーリストに思われるかもですが、そうではありません!
このコーナーの中身はかなり流動的になると思われるため、プラットフォームごとの価格やスクリーンショットの掲載等も省きます。軽めの紹介のみに留めていく予定。
Noita
「ローグライクが好きと言っておきながらメインのリストに Noita がなくない?」と思っていたそこのあなた。ご名答。もちろんかなり前から遊んでいるのですが、なんか相性が悪いのか全然先へ進めないんですよねw
40 時間弱遊んでて、wiki もかなり読んだうえで臨んでいるのでたぶん単に僕が下手すぎる。慎重さが要求されるアクションとのローグライクの組み合わせがどうしても 100% 好きになれないんだよな~(リトライし直して同様の慎重さを維持しつづけるのは難しい、どうしても初動はスピード感を優先したくなる)
FEZ
ずいぶん昔からあるパズル系プラットフォーマー。発売日は 2013 年とのことで思ったよりも前でした。
名前だけはずっと知っていたけど特にきっかけもなく遊んでいなかったが、いまでも度々いろんなところで名前を聞くので「やっておくか~」ということで買いました。数時間遊んだっきりしばらくなのですが、暇なときを見つけて少しずつ続けるつもりではいます。
12 年前ともなるとこのシステムはそれはそれは革新的だったのだろうな。やはりこの手の草分け的存在なんでしょうか。
Void Stranger
途中でギブアップする人が多いことで有名な作品。かくいう僕も「次やることはわかっている状態なんだがそれをやる気になれない」というところで止まっていますw
ジャンルは倉庫番パズル。本記事では The Witness のようなヤバい作品も取り上げていますが、よくそれらと並んで紹介されることが多いです。しばらく遊ぶとこのゲームが何をやらせたいのか少しずつわかってくるのですが、例えばいま僕が止まっているところも「いや、言いたいことはわかるけどそれをいま本当に求められている…?」という疑念になってしまうほど尖ってます。
間違いなく人を選ぶゲームではありますが、僕はこういう体験こそインディーズゲームの醍醐味と思うわけなので、どこかで気合いを入れてクリアせねば…!と思っています。
Viewfinder
2024 年のゲームデザイナーズ大賞にも選ばれた一品。どう考えても面白そうだし自分も好きそうなのでとりあえず買ってありますが、なんかきっかけがなくまだ一度も起動していません。
面白そうなゲームほど初めて起動するタイミングを妙に計ってしまうのは僕だけ?起動するだけなのになぜか相応の機会みたいのを探してしまうんですよね。
そんなわけでまだ遊んだことはないのですが、おそらくクリアしたらメインリストにランクインするのではないでしょうか。Superliminal との比較とかも楽しそうだよね!
Riven
これはかなり昔(1997 年)に発売されたパズル系アドベンチャーのリメイク作品。恥ずかしながらこれの原作を知らなかったのだけど、The Witness のようなゲーム(またもや名前が出る)の潮流を築いたゲームのようです。
そしてこれは実に 27 年ぶりのフルリメイクということで、美麗な 3D グラフィックでそのパズルの世界を楽しめる!というもの。パズル自体は紙とペンが必須のようなタイプで、ガイド的なヒントもなくかなり硬派なゲームです。
とにかくグラフィックのつくりがすごくて、ゲームも重量級です。Steam でダウンロードした作品で一番でかかったかも(ウィッチャー 3 とかより大きかったかも (そしてここでスカイリムとウィッチャー 3 も積んでいたことを思い出す…))。
クリアまで相当かかりそうですが、いつかは最後までいきたい。
Chroma Zero
「宇宙」とか「世界観自体がパズルと密接に組み合わさっている」とかが大好物な僕にとってこのゲームは明らかに面白そうでした。
色の足し算や引き算がゲームの仕組みのコアなんだけど、好きなところを調べていくと新しい総方法が解禁されたりしていくさまは、メトロイドヴァニア的要素もあり知識アンロックパズル要素もあり、といったところ。ほんとこういうの好きだな自分。
クリアまであと少しなんだけど、その最後の手順をまだ確立できていなくて微妙なところで止まってしまっています。昔はクリア前にゲームをほっぽりだすなんて考えられなかったけど、大人になるといろんなことが変わってしまうよなあ…。
改めてこの記事を見直してみて思うけど、ちょっと僕の好みに寄りすぎているかな…。好きなもの順に選ぶとどうしても傾向が出ちゃうよね。でも個人ブログなんだしそれでいいか!(勝手に納得した)
Öoo
買ったけど未プレイ。ElecHead というパズルプラットフォーマーがありますが、それと同じ開発者さん(日本の方!)がつくった作品です。ElecHead は本記事にこそ登場していませんがかなり好みだったので Öoo も気になっていました。
どうやら発売後の評価の高さが凄まじく、いまの Steam を見ても「圧倒的に好評」がついていますね。高評価が集まる速度も歴史的なものだったそうです。
これも遊ぶのが楽しみな作品!ストックがあると安心するので逆に遊びたくないくらいだw(何を言っているのか自分でもよくわからない)
Gentoo Rescue
これも買ってあるけど未プレイ。正直どんなゲームかよくわかっていないし、Steam の説明文には「パズルメトロイドヴァニア」とかいう意味不明な記述もあります。が、お気づきの通り、いかにも僕が好きそうな感じがしますよねw
謎多き作品ですが期待度も高いので遊び始めたらアップデートします!つまらなかったら正直にそう書いたのち、おそらくこのリストからも消えることに…。
追記 (2025/10/13) :遊び始めました。かなり期待していたものに近くて面白いです。しかもたしかにパズルのメトロイドヴァニアだこれは。
これはたぶんメインリスト入りしそうな気がしますが、もう少しちゃんとしたクリアに到達できるまではここで続けます(簡易的なエンドロールはもう見たけどこっからが本番感あるところ)。
僕は別にパズルゲームが好きな人だとは思っていなかったんだけど、最近パズルばっかりやっているな…?
おわりに
やっぱりインディーズゲームはハズレを引いてしまう確率も高いので(この言い方は本当はしたくないけれど)、もっとたくさん遊んだのに書いたのはこれだけか~という気分ではあります。
なのでなので、みなさんのおすすめをぜひ聞きたいのです!!
「これは…!」という作品をお知りの方はどうぞコメントいただけると嬉しいです~
僕のゲームの好みに共感いただけた方にはちょっと古いけど以下の記事もおすすめ。
普通のテレビゲームに的を絞って好きなものをとにかく書きまくる!っていうものです。オールドな和ゲーが多め、好みと育ちがモロに出てますね…。
インディーズゲームは 21 世紀の素晴らしい産物だと思うので、ぜひみんなで購入して盛り上げていきましょうー!
こんにちは
cupheadは、最近PS4版が配信になりましたね。
こんにちは!
そうでした!追記しようと思って忘れていました!
ありがとうございます~
Superliminalは最近アップデートが来て、また遊び直せるようになりましたね。(自分はEpic版なので他は知りませんが…)
・ゲームしながら開発者メッセージが聞ける
・TAモード
・チャレンジモード(TAモードとは違って、最短の手数でクリア)
・ワークショップ(3Dモデルを読み込んでゲーム上にスポーン)
開発者メッセージはかなり面白かったですね。自分がどれだけ開発者の手の上で転がされてたのかが分かります。
UEやUnity製のゲームからオブジェクトデータぶっこ抜いてゲーム上で触れるって感動しません?w
なんと!そんなことが!!
開発者メッセージは興味ありますね…。最後になって分かることですが思いの外メッセージ性が強いゲームでしたし、開発チームも色んな想いを持っていそうです。
TAモードは、実績のことならSwitch版にも30分クリアと1時間クリアがありましたよ(たぶんこれのことじゃないと思いますが)。
スポーンもすごいなあ。そんなことが普通のゲーム内でできてしまうんですね。というかこのゲームは結構ポイントポイントで「すげぇ演算かなり高速でやってない?」と思うシーンがありました。技術力も高そうです。
私安価ミスしてますね…ミスったw
TAモードはタイムを見ながら走れるモードですね
実績解除の手助けです
なお私は30分は断念しました。
これ管理システム側でも返信先は戻せないんですよ…。
30分はもう物理的なコントローラーさばきが問われる領域ですよね。笑
L4D2とか売り上げTOPを上から並べたカスみたいなサイトの1億倍価値あるまとめ。
感謝します。
ありがとうございます!!!
Life 4 deadというゲームは僕は全くやったことないのでなんとも言えませんが、役に立たないサイトが多いのはゲームに限らず同意です…。
少しでもお役に立てるようにこれからも頑張ります!
(この記事も追記続けますのでよろしくお願いします)
はじめまして
筆者さまの実際のプレイに基づいた愛のあるゲーム紹介、とても楽しく拝見させていただきました!
一風変わった世界観や、プレイ後の不思議な充足感が味わえることはインディーズゲームの醍醐味ですよね。
まさにcelesteは、私にとっても長時間挑んだ思い入れのあるゲームで心から共感いたしました。
オブラディン号の帰還などはプレイされましたでしょうか?
アクションはありませんが、プレイヤーの考察そのもので進展するという、他になかなか類を見ない面白いゲームです。おどろおどろしい雰囲気もバツグンです。
知名度のあるゲームですし、既にプレイされていましたらすみません。
機会がありましたら是非感想をお聞かせください。
ご覧いただきありがとうございますー!
Celesteに共感してもらえるのは特に嬉しいです。本当に僕にとってもかけがえのないゲームになったので…。
オブラディン号は長らく積みゲーになってますね。笑
プレイの優先度を高めたいと思います!!
偶然こちらのブログをおみかけしてふと気づくと2時間くらい読んでしまいました..psストアでcupheadのパッケージイメージのイラストを見てめちゃくちゃつまんない洋ゲーだと決めつけていましたが、まさかこんなにカッコいいゲームだったとは...。
わ~嬉しいです!!
ゲーム系の記事で好きなものに共感してもらえると特に喜んでしまいます!!
cupheadのセンスすごいですよね~
高難易度死にゲー大好きなので面白かったです。ペアでできますしね!