好きなものにじゃがいもって書いているくらいなのに、放っておいて芽を生やしてしまった。しかもなんか緑色だし!
これって食べられる?ってときのために実際に食べてみた一例を紹介します。それに併せて、「じゃがいもの芽ってそもそもなんなのよ?」ってところから、おすすめの保管方法なども書いています。
今回食べたじゃがいも
今回の品がこれ。
写真では分かりにくいけれど、相当緑色になっています。
ここでじゃがいもの放置した状態についてスーパーざっくりまとめておくと、
- 芽は毒
- 紫への変色は大丈夫(ポリフェノール)
- 緑への変色は最も毒がある
ってな感じ。
緑色になってしまうのはじゃがいもが光合成をしているからで、日光に当たるような保存をしているとより変色しやすいようです。僕はまさに日陰じゃない高いところに置いておいたのでその通りなんでしょうw
芽を取る
というわけで、まずは芽を取る。
これくらいの芽の出方ならピーラーの端っこでもいいかもしれないけど、芽が生えてしまったら基本的に包丁の角でえぐり取る方がいいと思う。僕は元々じゃがいもの芽取りは包丁でやっている人間なので、いつも通りやった。
かなり深く、ごっそりやってみた。
緑色になってしまったときはかなり皮を厚く剥いた方がいいので、どうせこのくらいはなくなる。なるべくいつもの白っぽいじゃがいもの色が見えてくるくらいまで剥く方がより安全でしょう。
ちなみに、中はこんな色。
大丈夫だったようです。
ただし、より火を通した調理法にするため今回は煮物に。
じゃがいもの芽に含まれるソラニン、チャコニンとかっていう神経毒内の成分のほとんどは加熱によって分解されないので、蒸すだけ、炒めるだけみたいな調理は僕はちょっとこわい。ただし170度以上の温度には弱いそうなので、揚げてしまえばかなり安心できる。
それと水に弱いので、
- 水にさらす
- 煮る(根菜をゆでるときは水の状態から火にかけるので)
の2つは効果的。
そんなわけで調理を続けたんだけれど、気のせいかアクがものすごい出た。これは放っておいた影響なのかな?
ポリフェノールのことを考えるとたぶんそうなんだろう。
アクはしっかり取りましょう。
で、肉じゃがみたいなものの肉なし版完成。
食べた後に僕の身体に問題はなし!
これくらいならしっかり調理すれば大丈夫ということが分かりましたね。
作り置きしてあとで食べようということで、1日や2日くらいなら常温保存でいいやと思っていたらその後毎日飲みに行ったわけで無事カビました。
まとめ
今回のまとめは以下に集約される。
- 日陰で保管
- 芽と変色した皮は深く取り除く
- 水にさらして、かつ高温な調理法ほど良い
たぶん、余程びよーんと伸びてでもいない限り問題なく食べられると思う。
それでは、みなさんも良いじゃがいもライフを!(まともな保管できない上にカビ生やす奴のセリフではない)