ちょっとしたコラム記事。
ブログを書くときに何度か気になったことがあるので、みなさんへのアンケートがてらまとめてみます。
文章を書いたり図を作ったりするときに
- 「良いもの」と「悪いもの」
- 「正しいこと」と「間違っていること」
などで対比させるときに赤と青を使って色付けすると思いますが、みなさんはどっちをどっちに使います??
パッと思いつけなかった方も多いのでは。「あれ?どっちだ?」って。
今回はそんなお話。
赤と青のイメージは?
まずは赤と青それぞれのイメージをバーっと書き出してみましょう。この時点で既に相反しそうな予感がプンプンしますけど…。
赤
|
みたいな感じ?
青
|
ふむふむ。
あくまで僕の思うイメージですが、みなさんもだいたい似ているかなと思います。ただし人によっては真逆の印象を持っている可能性があるわけで、今回はそれが論点なのです。
この時点でも既にそれぞれ逆のイメージが同居してますよね。あれれ、考え始めたらどんどん分かんなくなってきたぞ、と。
ネットを見てみる
単純にブログを書いていて◯と✕の着色で迷ったとき、やっぱり同じようなことで悩んでいる人がいることを知りました。
ざっくり紹介してみます。
たとえば信号なら、青は『進め(良い)』、赤は『止まれ(悪い)』を表しますよね。
ゲーム開発においても、『キャラが回復したとき(良い)』は青や緑で数値を表示し、逆に『ダメージを受けたとき(悪い)』は赤で数値を表示するのが一般的です。
そのほか、マップ上でキャラの位置を示すアイコン等も『味方(良い)』は青、『敵(悪い)』は赤を使って表すことが多いです。
ほうほう、なるほどなるほど!
これはかなり説得力ある。
ゲームの視点はなかったけどたしかにそうですね。やっぱり赤は警戒するのでネガティブなイメージが強いんだな。
でも…。
赤・金・虹などの興奮色が『良い状況を表す色』として扱われるのは、スリルや興奮・高揚感を味わうギャンブルという性質にマッチしていて、とても理にかなった文化だなーと感じました。
たしかに、青ってさみしいとか残念とか弱いとか、ネガティブに使うこともありますもんね。
うーんたしかに。
単純な色のイメージ的には赤は燃えるような情熱、青は冷静でどこか涼しい感じ。それはそのままプラスとマイナスの印象にも繋がりますよね。
お次はこんなの。
我が家のトイレに家族の誰が読んでいるのか
「考証要集」という本が置いてありまして
ちょうど先ほどこんなことが書いてありました「敵味方の色分け・駒」
要約
西洋兵学では地図上の味方を青、敵を赤と色分ける。
19世紀末にはすでにそうなっていた。
赤と青が1本になった色鉛筆は、本来はこのための軍用品らしい。
(後略)
うおー!こんなところですげえ豆知識来た!笑
さっきのゲームの話じゃないですけど、やっぱり警戒するものは赤に置いて、味方は青なんですね。
あとこれは「赤と青、どっちが長所と短所だと思いますか?」というアンケートのようなコンセプトでYahoo!知恵袋に立てられたトピック。
ここでもやはり意見は拮抗していますが、概ね「青が長所で赤が短所」である様子。理由としては「青が緑からくる"正常"や"GO!"など、赤は"警告"など異常事態を示すものだから」というのが多かったです。
やはりみんな迷ってるんですねえ。たった1つ感覚がズレるだけで意味は正反対になるので、ここの選択は躊躇してしまうって感じでしょうか。
あとは、こんなおもしろい結果も。
大御所、Googleはどう捉えているのか確認してみた結果です。でも見事にどっちもあるんですよね…。やはりGoogleは僕らの意見をあくまで拾って集めているだけってところ?
一応結論を出しておく!
考えた経緯は紹介も説明もだるいので割愛するとして、今回僕が出した結論も書いておきます。備忘録に近いかも。
ポジティブが青色 |
やっぱりこうなんでしょうね。拮抗していたとはいえ、一般的にはこっちのイメージの人のほうが多いようでちょっと安心したフシもあります。
でも、
赤の方が強くて |
イメージというのも絶対あるので、その観点だと
◯は赤色 |
っていうのもやっぱり捨てがたい。笑
そもそも記号のイメージ的に◯はもともと赤のイメージの方が強いんだよなあ。。
なんかあんまり締まらないんですが、情勢は分かったので良しとしましょう。
おわり。
あとがき
今回みたいに「改めて考えると、あれっ、どっちだっけ?」ってなるものはやっぱりググっても明確に答えが得られないことが多いです。
今回もとりあえず結論は出したものの、完全にしっくり来ているかというと微妙…。
みなさんは赤と青をどうやって使いますか?
こんにちは、はじめまして。
いつも興味深く拝読しておりますが、特に刺激された話題だったので考えてみました。
というのも、私自身は「赤青のネガorポジをどちらの意味でも使う」ので、意味で分けているわけではなさそう?と考えたからです。
過去に自分の作成した資料を漁ってみたところ、これらを「対比したい」場合に使っていることはまず間違いありませんでした。
その上で傾向を探っていくと、「ひとつしかない正解or不正解が赤、それ以外のいずれも青」という場合が多く見受けられました。
どうやら、「クリティカル度が高い、より注目してほしい」場合に赤を使い、対比として青を使っているようです。
歩行者信号の例であれば、「横断歩道を渡ってはいけない」は絶対守ってもらわなければいけないので赤とし、「それ以外」が青(対比させるなら「渡っても良い」ですが、同時に「渡らなくても良い」でもあり、歩行者が青信号の間にどのような行動をとるかは基本的にクリティカルな問題にはならない)という感じですね。
逆パターンはちょっと汎用例が思いつかなかったのですが、プログラミングを教える資料を作った際に「この書き方が正解」を赤とし、「よくある間違い例」を青で複数示すというものがありました。
「赤=クリティカル」を裏付ける話をひとつ書いておくと、地図を立体的に見せる手法として「赤色立体地図」という技術がありますが、これに赤色が使用されているのは、「人間の視覚が赤を最も鮮明に感じ取るため」だそうです。
https://www.rrim.jp/
ということで、私の結論は「ネガだろうがポジだろうが最重要事項が赤、赤の対比事項であって補助的に知っていればよりわかりやすいことが青」です。
いかがでしょうか。
ひょっとしていつも読んでくださっているのですか…?
死ぬほど嬉しいです!!!ありがとうございます!!!
コメント拝見しまして、僕も自分の未熟さに気付きました。「いつも白か黒か」ではないんですね。
色の問題だけに普段だったらどちらかというと僕もそういうタイプで物事を考えるタチではありましたが、今回は自分をはっきりさせたい思いから少し頭が固くなっていたように思えました。「1つが赤で、それ以外を青」、つまり「目立たせるのに赤を使う」という考え方ですね。理解いたしました。
僕も気付いていなかっただけで既に同じ考えをしていたこともあるかもしれません。他の読者さんの良い気付きにもなると思います!
的確なコメントありがとうございました。
はい、キーボードの新規購入を考えていた際に比較記事を読んで以来、Feedlyに登録して読んでいます。
なかなかコメントするまでには至らなかったのですが、毎回半日以内には読んでいる…と思います。
コメントした後も
色の問題だけに色々考えていたのですが、赤文字は単独でも使う(売り出しチラシの見出し等)けれど、青文字は赤の対比以外ではあまり現れない?気がします。そういう意味でもネガorポジは副次的な問題で、順位付けが主題であることが多いのかな…とか。主題がそちらだと仮定すると、場合によってネガorポジが反転するのも納得がいく気がします。
なんにせよ無意識で使い分けていたことなので、気づかせて頂けてたいへん勉強になりました。ありがとうございました。
今後とも、思わずコメントしたくなるような記事を楽しみにしております!
そんな昔から!!しかも本当に毎回読んでくださっているなんて…!!
僕も身が引き締まる思いでした。やっぱりブロガーたるもの、読んでくださる方がいることを忘れてはいけませんね。精進します。
チラシの件、さらになるほど!と思います。
たしかに青が単体で使われることはあまりない。というか、それってすごくマイナスな印象強いですね。笑
やっぱり「伝えたいもの」は赤なのかもしれません。その場合、おっしゃるとおり副次的にネガポジ反転が起きやすいのでしょう。腑に落ちました。
ご興味ない話題の記事も多いかと思いますが、これからもこのブログは精一杯頑張りたいと思っています。こちらこそどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m