[2022年5月号] Software Design(技術評論社) サマリー+個人メモ

[2022年5月号] Software Design(技術評論社) サマリー+個人メモ
みるみ

Software Design の2022年5月号について、

  • ざっくり内容紹介
  • 個人的に気になった記事やポイント

をまとめている記事です。

サマリー記事の一覧はこちら

特集①:AWSコスト管理の極意

  • 一応自分の領域ということで幸い新しくメモリたいと思うような内容もなかったので割愛

特集②:インシデント対応実践トレーニング

  • なぜインシデント対応訓練が必要なのか
    • 筆者はfreeeの人で、2018年10月31日昼間に2時間半オールダウンさせてめちゃめちゃ大変だった経験からやりはじめたんだそう
      • 普通にこの障害の話聞きたかったよね笑
    • この章のタイトル「なぜインシデント対応訓練が必要なのか」に対する直接の答えは特に語られないまま数ページで終わった、要は「いつか死ぬからちゃんとやっておけ」という経験者のメッセージですね
  • 事業部単位での訓練について
    • 特筆すべきことはなかった、役回りやコミュニケーション方法、意識の周知など
  • 全社を巻き込む大規模訓練
    • ユニットテストとインテグレーションテスト
      • 要は一番小さいチーム単位での訓練、それより上のレイヤーでの訓練、など分けるという考え方
      • 実際に駆け回るのは担当者という意味では前者ばかりが大切に思えるが、障害は発生したあとの会社の対応が問われるという点から考えて全くそんなことはないことに留意する
    • シナリオとリアリティ
      • 「想定できることしか想定できない」というのが難しそうなところ。つまり「事前に訓練しておける内容でどの程度訓練としての価値たりえるのか?」ということだよね。この辺真面目にやりすぎるとただでさえ用意できない時間が無限になくなっていきそう

特集③:Ubuntu 22.04 LTS最速レポート

  • 特集に③があるのははじめてだ!
  • 冒頭の「Ubuntu(ウブントゥ)」がよかった
  • 中身:クラゲ

Extra Feature

  • HashiCorp Vaultではじめるシークレット管理「動的シークレットで安全性を高めよう」
    • ざっと読んだ感じ「TTLで時限的なシークレット類をつくる(ついでにデプロイというか反映もする)」みたいなツールっぽい
    • 例としてAWSのアクセスキー/シークレットキーの動的生成も挙げられていた(IAMユーザーが作成されるところまで)。
      • 日頃の開発で面倒そうというのは一般的な観点での「セキュリティと利便性の天秤」になるとしても、これを組織内で運用するのはめちゃくちゃハードル高そう、正直わけわからんくなりそう

    Development

    • アジャイル開発の新常識 最終回
      • 基本的に横文字のものはどうでもいいと思っているので今まで各ワードの意味をちゃんと調べたことすらなかったけど(今絶賛スクラム中の人w)、冒頭にまとまってたので一応メモっておく
        • スクラム:アジャイル開発のうちの手法の1つ。これは知ってた
        • スプリント:1ヶ月以内の決まった長さ、とのこと
        • スクラムマスター:「開発を阻害する要因を排除する役割」なんだそう、マスター。。。
        • プロダクトオーナー:プロダクトに対して責任を持つ、まではわかる、どの作業を優先して進めていくかもここらしい。スクラムマスターは根本的に全体方針に関わらない専業の感じなのか
        • インクリメント:これはなんとなく成果物のことかなーと思ってたけどあってた、「動作するソフトウェアである必要がある」とのことなので設計書などの成果物は含まれない可能性がある
      • その他よくある「まわりがアジャイルに懐疑的」だの「完成の定義があいまい」だのについて

    OS/Network

    • 明後日のコンピューティングを知ろう「スマホの後ろ側」
      • タイトルの意味はともかく、「Webサーバーソフトウェア変遷」というグラフがあったので読んだ
        • nginxとApacheが入れ替わったのは2020年頃だった、意外と最近だ
        • 最近はOpenRestyなる新しいものも人気らしい
        • Cloudflareが同じグラフに並んでたけど、CDNも同じグルーピング??

    そのほか

    • ITエンジニア必須の最新用語解説「Firecracker」
      • サーバーレスのための仮想化基盤、AWSがオープンソースで開発している
      • 主にパブリッククラウド側などがサーバーレスのマネージドなサービスを提供する際、顧客からの複雑な要求や柔軟スケーリングのためにベースとなる求められるコンピューティング基盤のレベルは高い。
      • 従来の仮想化技術だと「セキュリティレベルは高いがオーバーヘッドも大きい」か「セキュリティレベルが低いけどオーバーヘッドが小さいコンテナみたいなの」しかなかった、これの解決を目指している
      • Lambdaの基盤技術らしい、2018年にオープンソースでリリースされている。その後2022年2月に 1.0 として正式リリース
      • 特徴
        • セキュア
        • 起動が高速
        • オーバーヘッドが小さい(メモリ消費量)

    Software Design 2022年5月号

    この号の分のみ単品で読みたい方は、普通にAmazonで買うのがおすすめ。
    紙 or 電子書籍で選べます。

     

    みるみ
    みるみ

    ブロガー、ソフトウェアエンジニア。

    この「みるめも」というブログの筆者です。

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