Software Design の2023年9月号について、
- ざっくり内容紹介
- 個人的に気になった記事やポイント
をまとめている記事です。
サマリー記事の一覧はこちら。
特集①:JavaScriptの非同期処理の疑問を解き明かす
- suin さんだ(最初だけ、あと最後にuhyoさん)
- 少し前に 並行プログラミング入門 ―Rust、C、アセンブリによる実装からのアプローチ を読んだが、ちょうど同じ出典の挿し絵等があった
- それ以外は特にめぼしい話もなし、記録することもない
- あしんく/あうぇいと のほうが標準みたいな書き方をしてるコラムがあったのだけ気になった(自分は えいしんく/あうぇいと だと思っている)
- 記事はとてもよかったです
(そろそろこの Software Design サマリーシリーズ自体終わってもいいのかなあ…)
特集②:カオスエンジニアリングの始め方
- Chaos Monkeyという「ランダムでいきなり本番環境のインスタンスをぶっこわす」ためのソフト
- いまの日本企業だと即決で却下されそう
- カオスエンジニアリングのあるひとつの定義:システムが本番環境における不安定な状態に耐える能力へ自信を持つためにシステム上で実験を行う訓練方法 だそう。長い。
- でもぶっちゃけ自分はこういう経験が特に浅いので、ちゃんと身につけなきゃなという気持ちはある。次の仕事は特にこういうの大事そうだし。
- でも障害対応ともまたちょっと違うのかなー(という印象を読んで思った、言語化できないが)
- あとビジネス要件的な緊急対応もまた別物だなー(顧客の資産が急になくなった!みたいなときは単なるデータベース復旧対応とは全く違う)
Extra Feature
- 国産リレーショナルデータベース Tsurugi
- OSS (Apache 2.0)
- 産総研も支援している
- いまはまだ一部の企業にしか公開していないが2023/9にGAを目指しており、当然リポジトリも公開するとのこと
- 読んだ感じ何の言語製かも特に記述がなかった、Rustかな?
- 何をいまさらRDBなの?
- 何か革新的な機能を持っている、とかではなく「枯れすぎて進歩が難しくなっているRDB界隈に一石を投じたい」みたいなことだと自分は受け取った
- と思いきや、ベンチマークの公開に誌面を割いていて自信があるらしい。トランザクション分離レベルをserializableにしてバッチとオンラインの併用でパフォーマンスが上がっている(?)などという奇妙なことまで書いてある…
- 技術
- MVCC
- なんかShirakamiだのYakushimaだのそういう機能名がいっぱいある
Software Design 2023年9月号
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