TUNIC の感想を書いたり振り返ったりしたい!!(途中までネタバレなしです)

TUNIC の感想を書いたり振り返ったりしたい!!(途中までネタバレなしです)
みるみ

TUNIC をクリアしたのでなんか色々書く!

ゲームの感想記事で前回にあたるのは The Witenss のやつなんだけど、このときも言ったように「ゲームをクリアし終わったあとに書く記事って誰を対象に(クリア済み/未プレイ)どこまで書けばいいか(概要の紹介だけだとつまらんけどネタバレはできない)迷う」の問題があり、今回も未プレイの方も途中までは読んでも問題なしの方式を採用することにしました。

もともと気になっている人はこの記事はもう読まなくていいのですぐ購入してね!!
Switch でも出てるよ!!(リンク

どんなゲームかざっくり

よく言われるのは「ゼルダとソウル系を足して2で割ったもの」とかみたいなんだけど、僕は全然そんなこと思わなかったな。

たしか Steam を漁っててたまたま見つけたのがこのゲームとの出会いだったんだけど(その後ずーっと積んでいて、あるとき別の人の感想を見てすぐにやりたくなった)、たしかにビジュアルはどう見てもゼルダというかリンクなので「似てるな」と思った記憶はある、というか確実に寄せてるよね、服も緑だし。(でも剣は右手で持ってるね!)

遊んだ僕の意見としてはマリオ RPG のほうが印象が近かった気がする。

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最近の言葉でいうと「アイソメトリック」な視点というやつですが、僕からすると背景が黒くて箱庭世界っぽいともう全部マリオ PRG ですw

隠されているものを探すのが大好きな人にとって、このゲームは性感帯をとても刺激してくれることでしょう。

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主人公を直接的に見えないシーンではこのように影で場所を教えてくれます(この円形に暗くしているのは僕が説明用に加工しているものです)。

「見えないところに道や宝箱を置く」というのが何も隠すつもりがないくらい大量に存在していて、これはもう本当に開き直ってそういうゲームデザインにしていると思う。壁に向かって歩き続けることができない人はこのゲームの難易度は上がるかも(もらえるご褒美の数が減るという意味で)。

あと世界の色味が本当に綺麗ですねー。プレイしていると忘れちゃいますけど、クリア後数日して久しぶりにゲーム画面を見たりすると本当に美しい世界だったんだなと思います。実際のところ意図されたビジュアルデザインなんだそう。

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ジャンルはアクション系アドベンチャーってところでしょうか。微妙に強化要素もあるけど RPG ではないかな。

このゲームの最大のポイントは「謎解き、および謎解きとも言えるくらいハードルが高い "ゲームの趣旨をプレイヤー自らが把握していくというその過程" 」だと思うんだけど、アクションは全くおまけではなくたしかにかなりの難易度だったと感じた。

でもアクション的に難しいのはかなり少ないポイントだけだし、練習すればコアゲーマーではなくても勝てるであろう絶妙な難易度セッティングになっているし、スタートボタンを押せばいつでも無敵モード的なお助け要素を使うことができます。

みるみ
みるみ

試してないからわからないけど、たぶん最近のゲームってこういうお助け要素を使っても特にペナルティーはないんじゃないかなーと思う。開発者は純粋に多くの人にゲームを楽しんでほしいと思っているだけだな気がするし。

そして一番面白い謎解きというか「手探り感」のところですが、まとめるとこんな感じでしょうか:

  • ゲームの目的も操作方法もどこへ行けばいいのかも何も教えてくれない
  • 唯一手がかりになりそうな「説明書」が 1 ページずつ至るところに落ちているが、書いてあるのは謎言語と絵図のみで、ほとんど読めない
  • プレイヤーの(これまでの他のゲームのプレイによる)経験や勘を頼りに試行錯誤して正解を見つけていく

そういう意味で、総合的に見てかなりゲーマーとしての経験値を要する作品だと思いました。隠し通路の見つけ方にはじまり、「こういうときはだいたいこうだろう」という多くのジャンルにまたがるこれまでのゲームの クセ みたいのをもとに推察するものも多く、たくさんのゲームを遊んできた人ほどこのゲームは面白く感じると思います。それでいてアクションの歯ごたえもあるのでスキがない。

それと、これはあえて未プレイの人にも伝えたいと思って書くのですが、このゲームは何もわからずに終わって全部考察まかせ!みたいな終わり方はしないです。

僕はそのタイプも大好きなものの、おそらくここまでの説明だとこの雰囲気を感じとって遊ばない人も出てきてしまうのではないかと予想し、思いきって書かせてもらいました。

この情報を先に知ってしまうことによってプレイ中の楽しみがなくなることは僕はないと考えていますが、クリア済みの方でもし異論ある方がいればコメントください。記述を削除するべきか検討します!

 

ゲームの紹介はこれくらいにして、そろそろクリアした人限定のコーナーに入りたいと思います。

まだ遊んでない方は、せっかくここまで読んでくれたのだし、ぜひ買って遊んでまた戻ってきてね!!

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※ここから下にスクロールするとネタバレありのコーナーになります。未プレイの方は続きを読まないようにご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリア済みの人とあれこれしゃべりたいコーナー

まずね、自慢から入りたい。笑

本当に攻略見てしまおうか何回も悩んだけど、最後の1個以外はすべてを自力で見つけることができたので本当に嬉しかった。今回ほど自分で頑張れてよかったと思えたゲームはあまりない気がする。その意味でも謎解きの難易度設定がマジで絶妙よね。ヤバい。

「最後の1個」は、手紙のページを水に浸して出てくる財宝のアレです。

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右スティックを押し込むとこうやって説明書を見ながらゲーム画面も参照できるの、知ってました?

これだけ文字の解読が必須であることと、解読できても英語的なダジャレ?は日本人の自分には絶対無理だったろうということでこれは後悔はなかったです。Steam のレビューを見ると「さすがにと思うものはあった」みたいな記述が(好評コメントの中で)よく散見されますが、おそらくほとんどがこれのことを言っているのではと予測しています。
それ以外は甘えだよ(自分ができたからいきなり過激派になる)

ちなみにこれはこういうことらしいです↓

訳すと

The softest feather
Corrected eleven times
Departed once more

となり、それぞれ

softest feather→羽毛→上着に使われるダウンに使われるもの→down→下
corrected→「訂正された」の意味→「正しいもの」→right→右
departed→「出発した」の意味→「去った」のleft→左

なので「↓ →x11  ←x12」となる。

特に once more で 11+1 というのもネイティブの人はわかるもんなのか?とか色々思いはしましたが、まあこれはいいかな…。

あと「グリフの塔」も一応自分でクリアと認める範囲の例外と思っています。実際のところは上の財宝の件を調べているうちに目に入ってしまったのだけど。

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これ勘違いしている人が多いように見受けられましたが、財宝を全部集めなくてもこの空間には入れます。たしか 6 個集めたとき(なのでちょうど半分)に行けるようになりました。散々調べたけどなんもなくて悲しかった…。

そして黄金の道ね。シビレたね。

正直↓のページが手に入った時点で「数字」→「説明書のページだろうな」→「そういえば説明書にたまーに意味深な黄色い線あったな」→「全部つなげるんだろうな」までは推測が立ったんですが、

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「このページ内でどの経路を通るかの情報」がまだピースとして揃っていないと思いこんでて何も試していなかったのだけど、まさか全部つながるとは…!すごい!!

みんなやったであろう「俺の黄金の道」を僕も掲載しておくよ:

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ちなみに入力の数はちょうど 100 でした(数えた)

ついでにこれも貼っておくぜ:

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これゲーム中一番苦労したかも…

12 ページ目の黄金の道ってどういう解釈が正解だったんだろ?

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なんかこれだけ異常にわかりにくくないですか?もしくはルートを兼用させないことだってできたと思うんだけど…。なんせ入り口がこのページなので、あまりにも違うと感じてページを読むのをやめた人も多そう。

山の上の扉の前ですべてをつなげた黄金の道を入力しているときの高揚感は、これまでのどのゲームでも得られなかった体験かもしれない。良い時間だったなあ。

あと、僕は結局最後まで「聖なる十字架」が何のことだかわからないままクリアしてしまったw

正直途中から忘れていたのでクリア後に「あぁ~!」と膝を打ったのだけど、矢印の入力を頻繁にやっている時点で思い当たるべきだった…。

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道具のページにある聖なる十字架のシルエット、コントローラーだったんだね…。

それとクリアといえばもうひとつ、A エンドを見るより先に B エンドを見た変態は僕以外にいますか?

3 色のオーブを取った時点でたしかもう戦えるようにはなっていたはずなんだけど、明らかに自分が弱い状態だったので「何かをやって自分が強くなるか相手を弱体化させる的なやつだろう」ということで本気で挑むことはせず、自分を取り戻したあともずっと放置してました。

財宝で行き詰まってやれることがなくなってきたタイミングでとりあえず第一形態は比較的すぐ倒せたんだけど、そのあとに HP 倍で復活しやがったので「うげぇ…」となりまた放置、気づいたら B エンド見てました。あれ?となったw

あと全然関係ないんですが(関係なくないが)、本記事冒頭でも登場した「The Witness」というゲームを遊んでいない人は絶対にプレイしましょう。僕はこれら 2 つの作品を比較的近いスパンの間で遊べたことにとても意味があるという気がしています。TUNIC が好きな人は間違いなくヤバいほどマッチするゲームです。僕も記事を書いているのでぜひ(ネタバレないです)。

まだ気になっていること

いくつか自分の中で解決していないことがあり、それを記録するとともに他の方の知見を得たい。

ゲーム開始地点にいる人(なのか?)

これ僕本当にたまたま見つけられたのだけど、ゲーム開始地点の右奥の裏のほうになんかいるんですよね。

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冠のダッシュがないといけないけど、いつのタイミングでもいるし表裏どちらの世界(これみんななんて呼んでるんだ?)にもいた。

一通り考察系の記事や海外のプレイ動画とかを漁ってもこれに言及しているものが一切なくて、「ひょっとしてまた俺何かやっちゃいました?」感を勝手に感じている。

あと、これなんて読むのか教えてw(そこから)

財宝の意味(特に Celeste!)

財宝を1つか2つ入手し始めた時点で、「異常に難しいこと」と「ゲーム内の世界観と全然合っていないこと」からおそらくゲームの世界は超えたプレイヤーへのトロフィー的な要素であるのだろうということまではすぐに理解し、実際にその通りだったと思うんですが、なんかそれにしても意図がわからないなという気しかしなくて、誰か良い解説とか持っていないだろうか。

他のゲームの登場要素をリスペクトしているように見えていたところに、荒廃した環礁で手に入れたこれ↓は見た瞬間 Celeste だとわかったのでその予想もたぶん合っているとは思うのだけど

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ちなみにこれ(フォノマスというらしい)を英語でいくらググっても Celeste ではなく TUNIC 側の情報しかヒットしない。

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Steam の実績だと色がついててもっとわかりやすいです。

特に意味はないのかなー。でもよく考えると財宝はグリフの塔で一応紐づいてはいるんだよな、そこまで僕は見てないんだけど何か意味を見いだせるのかな。

お着替え

これは財宝にも妖精にも関連しないのでひょっとして気づいていない方もいるのでは。

天上の世界の左右対称に螺旋階段的なところがある左側の木の奥に下がれる階段があり、

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ここ。

中はこんな部屋になっています。

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ここもマリオRPG っぽいですよね。というかたぶん「お着替え」と「ついたて」ってもうそうなのでは。

わりと初期に見つけた以降これをずっと音パズルだと思い込み、どのヒントと関連するのか悩み…とかやっていたのですが、あるとき「あれ、僕のキツネこんなに体調悪そうな色してたっけ?」となり、「うおー!!ただのコスチューム変更だったのかこれは!!!!」と叫びました。そして鈴はリセットボタンだった…。

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ちなみに左の奥にもうひとつ隠し部屋があります。

これが本当にただのお着替えだけなのか、だとすると隠し部屋まであるのは何なのか?となるわけなんですが、今の僕は「ミスリードを兼ねていた」のではとちょびっとだけ思っています。

鈴は明らかに各ついたてを特定の状態にしてから隠されている部屋も含めて鳴らすべきように思えるし、下のいかにもな場所は宝箱の出現場所に見えるし(これはたぶん変更した色をじっくり見るためだけの場所ですw 拡大するし)。

なにか知っている方がいれば教えてください~
幽霊色に戻して墓地に行ってみるとかやってた僕を返してください~(ドラクエ6脳)

盾パリィ

たまたま見つけたのですが、ガードボタンを二度連続で入力すると盾でパリィするような動作ができます。

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パリィしているところを頑張ってスクショ撮ったところ。

でも大ぶりだしタイミングもよくわからんし、何に使うか全くわからなかった…。

追記 (2023/3/12) :改めて PV を見てたら、パリィしてビームを跳ね返しているシーンがあった!!! こんなところに写っていたとは…。

おわりに

最近とびきりナイスなインディーズゲームにたくさん出会えていてとても嬉しい。

そして、僕はこのあと自分の中でも特に特別視している 2 つの作品と向き合っていくことになる…。

TUNIC を遊んだ人、色々話しましょうー!(でもコメントにネタバレ書かないでくださいねw)

みるみ
みるみ

ブロガー、ソフトウェアエンジニア。

1 歳でコントローラーを持つ。ここ数年はインディーズゲームにお熱。

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