7つのセキュリティソフトを使ってきた僕が有料/無料でそれぞれ王座を決める

7つのセキュリティソフトを使ってきた僕が有料/無料でそれぞれ王座を決める
みるみ

今回は今まで僕が使ってきたセキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)を、いつも通り、超主観的にレビューします。細かい仕様比較とかはメインにしません。

というかそれをやろうとすると結局「ウイルスの防御率が~~」とかなりがちで、そんなの「普通のPC利用者からしたら関係ないんだけど」ってなりますよね?

断言しますが、ネットサーフィンやちょっとした作業程度の利用ならどのウイルスソフトを選んでも脅威への耐性は大差ないです。今の時代、どれでもバッチリ守ってくれますもん。

だからこそ、細かい使用感とかを僕はお伝えすることで差別化したいと思っています。

紹介するのは以下の7つ。

迷っている2つとかがちょうど含まれていたら比較にうまくご利用ください。

「セキュリティソフトおすすめ10選」みたいな記事は腐るほどありますが、その筆者がそのうちでちゃんと使い続けたことがあるのはせいぜい数個というところでしょう(もちろんそうじゃない場合もあると思いますが!)

セキュリティソフトって導入が面倒だし、長く使わないと良い/悪いが分からないので評価が大変です。そういう意味で、数は少なめでもお役に立てることがあるかなと思って記事にまとめました。どうぞご一読ください。

※全てを同時期にテストしているわけじゃないので、記載内容が全て最新のものである保証はありません。でも全体的なイメージの比較には問題ないはず…。

※今回執筆時のスクショ用に一応無料版ソフトだけは再インストールしてみました。

ちょっと前書き

細かい仕様比較はしないものの、僕が唯一セキュリティソフトの比較においてとても信頼を寄せているサイトというのがあるので一応それをご紹介しておきます。

特に大切なポイントは超公平であるという点で、報酬が絡んだステマなどがないのはもちろん、データの客観性を保つためにスコアの評価基準もしっかりと設けてあること。特にソフトの軽さの評価は一見に値します(ウイルス検出率もしっかり掲載があるんですが、どれも差異が0.1%とかで僕がどれでも良くね?」と思うのはこういうのも理由の1つです)。

しかし昔は「ウイルス対策ソフト 比較」みたいな検索ワードで1位だったこのサイトも順位が落ちていてなんとも悲しい…。作者さんいわく「上位サイトには一般比較のように見せかけて企業の委託先が作成しているものも数件ある」とのことなので不安です。

公平性には本当に尽力されているようで、例えば下記ページなどからは熱烈なこだわりを感じます。このサイト自体を見たことある人はいても、このページまで読んだことある人はほぼいないでしょう。読んでみるといいと思います。

↑※サムネが404になってますがリンク先はちゃんと生きてます。

いかに公平で客観的なデータによる比較がなされているかが分かります。

そんなわけで、客観性のあるデータとして上記サイト、主観的な感想として僕の記事、みたいに併用いただくと良いかもです。

前置き終了、こっから記事の内容です!

おすすめのセキュリティソフト7選

ランキングではありませんので順番に優劣はありません。

1.Avira Free Antivirus

avira-anti-virus

良いところ どっしりとした安心感
悪いところ 重い
対応OS Windows、Mac、Android、iOS
リンク ダウンロード

1番目か2番目くらいに長く使っていたのがこのAviraです。

「フリーのセキュリティソフトの中でも群を抜いて検出率が高い」というのをどこかでみた記憶があり、たぶん自分のパソコンというものを使い始めた中学生くらいの頃から使ってました。あんまり情報の調査スキルやそもそもの知識もほぼないような年齢なのにこんなソフトを使っていたのだと思うと当時からオタクの片鱗は見えていたように思えます。笑

そのときはまだ知名度も低かったので「隠れたレア良ソフト」を見つけられたウシシ感も強かったですが、いかんせん重かったです。

使っていたPCもしょぼかったとか色々付随要素はあるにしろ、アンインストールしたらWindows自体の起動が爆速になったのには驚きを隠せなかった…。セキュリティソフトがPCに与える影響の大きさを痛感した初めての出来事です。

avira-anti-virus-example

どうでもいいですがこの検閲ウィンドウのタイトルバー、「Luke Filewalker」になってますが作者さんはスターウォーズのファンかなにか?笑

検閲力はかなり強かった印象があって、というのも、たぶん当時の年齢でやっていたギークなことっていうとPSPやWiiの改造とかなんですがそのときに落としてくるちょっと危なっかしいファイルとかも全部弾かれてた記憶があるから。

しかし「それは問題ないから通していいよ」と指示する作業もその場で問題なく可能なので別にストレスではなかったです。

ストレスと言えばAviraはたぶん無料セキュリティソフトの中でずば抜けて広告がうざいです。もうこの広告がウイルスの勢い。

最終的にAviraを使うのをやめたのはこの広告がマジで鬱陶しかったからだった気がします。

出てくる広告のタイプごとに個別にレジストリいじったりで対処できるのもあるんだけど(そういう情報が調査されてシェアされてるのがウケる)、結局「Avira側のアップデートでまただめになって」みたいなイタチごっこがずっと終わらず、見切りを付けました。

しかし有名無料セキュリティソフトの中では唯一ファイアウォール機能が使えるので、そっちのアプローチでの防御率の高さはまだまだ利用に値するかと思います。もう何年も使ってないけど今ではPC側の性能も随分上がったしストレスないのかな?(広告は知らないけど)

2.Avast Antivirus

avast-anti-virus-example

良いところ 超バランス型、必要十分
悪いところ 特にない
対応OS Windows、Mac、Android、iOS
リンク ダウンロード

無料ウイルス対策ソフトの中でもベスト3くらいに知名度が高いもの。

取り立てて書くことがないくらい特徴がないのが良いところで、「セキュリティソフトなんてこれだけあればもう全て問題なくて十分なのでは?」と思わせてくれる一品です。

このソフト自体の動作が軽いのもまた「セキュリティソフトについて意識しない」という意味で特徴がないと言えるかも。もちろんPCへの過度な負担なども感じたことはなくて、ストレスは一切ないです。

※というか、正直なとここのAvast含め以降のウイルス対策ソフトでも重さを意識したことはほぼないです。Aviraに関しては「使っていた時期が一番古かったこと」「PCも貧弱だったこと」などがかなり強く影響している可能性ありです。とはいえ前述した比較サイトなどでもAviraの速度スコアなどはかなり悪いことも付記しておきます。

Avast-Antivirus-main-form

こういうソフトでありがちなのが「やたらおせっかいな提案ばかりしてくるせいで結局ごちゃごちゃになる」というのですが、Avastは必要なものだけをシンプルに通知してくれるし鬱陶しさがない。

ここは僕個人の意見が介入しますが、「セキュリティソフトなんて普段のスキャンと落としてきたファイルのチェックをやってくれさえすればいい」と思っているので、正直Avastはこの条件を必要十分に満たしてくれています。それでいて普段の作業を邪魔しないのでもう全く文句はない。

唯一考慮に値するのがさっきにも話に出た「ファイアウォール」だと思いますが、ファイアウォールに関しては実はWindows標準のもの(Windows Defenderファイアウォール)が意外と役に立っているので要らないという見解です。あと一時期仮想通貨にハマっていたときもあったので単純に邪魔っていうのもありました。

たまーーーに広告が出ますが全然控えめだしクリック一発でしばらく消えてくれるので全然気にしてません。

avast-anti-virus-popup

本当に100年通知されないかは別として、ポップアップもたまに制御できたりする。

この先もっとコアな作業をするとか、単純に経済的に余裕が出てきたらこのAvastの有料版を買って広告解除しようと思ってます。単純に使える機能が格段に増えるのもなんだかんだ魅力に感じてますし。

30日間は完全に返金してくれる保証があるので、気になる人は無料版を試すより有料版をお試しでダウンロードしてみる方がおすすめな気がします。
有料版お試しはこちら

ちなみにこのAvastを使っている時期では一番幅広く色んな作業をPCで行っていますが、なにかがうまくいかないときの原因としてこのAvastが犯人だったことは一度もありません。

PCを扱うときのTipsとして「1には再起動しろ」「2にはセキュリティソフトを止めろ」だと思いますが、Avastではそれがないということで、そういう意味でも僕らの作業を阻害しない素晴らしいものだと思っています。

3.ESET インターネットセキュリティ

eset-internet-security

良いところ 有料の安心感を最高のコストパフォーマンスでゲットできる「まとまり感」
悪いところ お金を払う意味はあまり分からなかった
対応OS Windows、Mac、Android
リンク 無料体験版はこちらから

僕が初めてセキュリティソフトにお金を払ったがこのESET。

仮想通貨って言葉もちょろっと出ましたが、「ネットワーク自体をかなり激しく使う上にセキュリティも担保しないといけない」みたいなことをたくさんやろうとした際に導入を決めました。「お金を払う」という行為による安心感を得たかったのもあるかもしれません。まさに保険というか。

上の表の良いところにはコスパみたいなニュアンスのことを書いていますが、このソフトのなによりの強みはクッソ軽いことです。有料ソフトの中でも最上位の軽さスコアです。

eset-internet-security-is-very-fast

冒頭で紹介した比較サイトからデータをお借りしてます。

「言うだけのことはあるな」っていうくらい速かったですわ。

さっきは「軽さなんてどれもこれも大差ない」みたいな注釈もしましたが、たしかにESETは他のセキュリティソフトより頭一つ抜けてサクサク動く印象がありました。でも、セキュリティソフトって実際に画面を開いて操作することがほぼないからその恩恵をあんまり与れなかったのは悲しい…。

eset-internet-security-example

実際のセキュリティソフトとしての出来はどうかというと、これもまた無駄がない「必要にして十分なものが分かりやすくパッケージされている」という感じ。UIが直感的なのもGOOD。

いや、むしろセキュリティソフトにおいてUI(画面の見やすさ)は一番大事かも。他のどのソフトもとにかくなにがなんだか分からないものが多くて、それが嫌で使用をやめものも実は結構多いんですよ。その点、今思うとESETは一番直感的に使えた気がする。この使いやすさが無料で欲しかった…!

例によって検出率とかは特に差を感じていないので言及なし。なんの問題もないWebページがブロックされるとかもなかったと記憶してます。

しかし結果から言うと「あれ?なんでこのソフトにお金を払ってるんだっけ?」となったのは事実でした。圧倒的な軽さに魅力を感じて購入し、事実購入後もその期待を満たしてくれるものであったんだけど、さっきも言ったように「セキュリティソフトが軽くても別に嬉しいことはあんまりない」ということに気付いて冷静になった感じでした。

「じゃあなんでめっちゃ売れてるのか?」と改めて考えてみたら、それはやっぱり「お金を払う安心感」なんだと思います。回り回って一番最初に自分で書いた内容になりますね。

ある程度のPCリテラシーがある方は自分の力で守れる範囲が広くなるので適材適所で無料ソフトにする、という選択肢も取れるわけですが、一般の層からするとそういうわけにはいかない事情があると思います。

なにしろ国産ノートPCは買ったら有料ウイルスソフトが1年分とか付いているのが普通なので、それが切れると「買わなきゃ!」という意識になっちゃうんです。売り方としては最高に上手いですが人としては最低だなといつも思います。

そんなわけで、「やっぱりちゃんとしたセキュリティソフトが動いてないと不安でしょうがない!」という方には間違いなく一番おすすめできる有料ウイルスソフトなので、僕は絶対この「ESET」をおすすめしたいです。
今なら30日間の無料体験 or 20%OFFで購入できます

4.AVG AntiVirus FREE

avg-anti-virus-free

良いところ 軽くてコンパクト
悪いところ 操作画面がちょっと分かりにくい
対応OS Windows、Mac、Android、iOS(VPNのみ)
リンク ダウンロード

よくAvastと並んで紹介されていることが多くて、無料セキュリティソフトのツートップみたいなイメージがあります。

実際のところその中身の特徴もかなり似通っていて、

  • 軽い
  • 無駄がない、でも必要なものは揃っている

など、核となるイメージもほぼ同じ感じです。ウイルススキャン自体も検出率含めてほぼ同程度だそうですが、「ソフトのアップデート催促機能」や「Webサイトブロック機能」など省略されている部分はあります。

で、もっと言うと実はAVGはAvastに買収されています。そりゃどんどん似るわけだ。

基本機能もどんどん統合しているらしいんですが、たしかにAVGの方が無料版でも使える機能数が微妙に少なかったりしていて「Avastと比べると別にこっちを選択する必要はない」とよく言われるのも確かにって感じです。現状は有料領域は廉価版という位置づけだそうですが、普通に考えたら将来的にブランドは一本化するでしょうからあんまりAVGはやる気がないのかも。
(→どうやら本当にそうらしい

avg-anti-virus-example

久しぶりにインストールしてみましたが見た目がすごく綺麗になっていてびっくり。高解像度モニタ対応もなされていてちょっぴり感動しました。

そのくせUIはAvastとちょっと趣が異なっていて、なんか妙に使いにくかった記憶があります。

で、すみません、一番肝心な部分なんですが、AVGは使い始めてから何かが致命的に嫌で使うのをすぐにやめたんですけどその内容が全然思い出せないんです。超申し訳ありません。よく使うファイルがなぜか引っかかるとかそんなんだったような…。

たしかおま環(※「お前の環境だけ」の意味)だったはずなので全ての人に問題がある内容だったわけではないと思います。一応使ったし「Avastと似てるけど惜しかった」という印象は紹介できると思って今回書きました。…許してくだされ!

あんまり記憶にないんですが、広告もAvastよりちょっと主張が強いっぽいです。とはいえ無料ならこんなもんでしょう。

今となっては無料版においてAvastではなくこちらを選択するメリットは「機能が絞られている分よりシンプル」、なので「軽い」ってくらいでしょうか(特に有料版になるとその傾向+価格の安さも加わります)。実際数字もAvastよりかは軽快さがあるようなデータになってました。

5.PC Matic

pc-matic-main-image

良いところ これ以上の安心感は有り得ない
悪いところ 訳わかんねぇ
対応OS Windows、Android
リンク ダウンロード購入

有料オンリーのソフトです。今回紹介する中でも圧倒的に知名度が低いのでこれだけ知らないという方も多いはず。

最大にして唯一の特徴が「ホワイトリスト方式」であるという点で、つまりは「スキャンをパスさせるものを指定していく」ということなんです。もっと分かりやすく言うとデフォルトでは何もかもが全て弾かれるということ。まあ実際は本当に広く認められたアプリケーションやダウンロードファイルは標準状態でも通るんだけど。

その仕組み上、ちょっとでも怪しいものは絶対にブロックされます。その辺のフリーソフトは100%弾かれるし、ネットワークと通信するようなもの、それこそ仮想通貨系のマイニングソフトなんか言うまでもなく全滅です。

じゃあそれをどうやって使えるようにするかというと、「OKモード」に入れたいものをただそのときに選択するだけ、いつものセキュリティソフトと同じです。ただしその後の挙動が違っていて、使えるようになるまでに最大で24時間かかります(98.5%のファイルが1時間以内に使えるとのこと)。

というわけで最高峰のセキュリティが担保されますが、その反面利便性はそれだけ損なわれるというものです。この事情と、諸々の分かりにくさを全てコミコミで「上級者向け」とされていることが多いです。前者は確かに上手に使えば超強力な武器になるんだけど、後者はそういう問題じゃない気が…。

pc-matic-example-1

pc-matic-example-2

もうなにがなんだかわけわかめなんですわ、このソフト。

買った当初は色々読んだりして結構クリアに理解できたんだけど、しばらく触れ合わなかったあとでちょっといじる必要が出てきたとき、もう分からない。笑

機能も実はすごいたくさんあって(それ自体はどれも高クオリティです。「脆弱性対策」もソフトのアップデートまでやってくれるものは珍しいです)、でもそれがどこからどう使うのかとか直感的に分かんないんですよね。

ここにちょっとストレスを感じ始めたのと、ホワイトリスト方式を使うほどのセキュリティを導入する必要性がなくなったのを機に更新を止めました。

 

で、実は「強み」という意味ではホワイトフィルタの話よりも「軽さ」が挙がることが多いです。

どのくらい軽いかというと、軽さで有名なESETをかなり上回る軽さです。

例の比較サイトでも「PC Maticを導入するとなぜかPCの起動時間とWebサイトの表示速度が上がる」とかいう謎データが掲載されています(実際は測定誤差だろうけど)。

pc-matic-is-very-very-fast

謎のデータ。

まあ正直僕も「実感できる差があったか」と訊かれるとなんとも答えに詰まりますが、サクサクしてたのは事実です。使ってないときはソフトの存在も忘れます(ポップアップの類も一切出ない)。

まとめると、このソフトに限りその特殊さから今後永遠に使う機会は残されているんじゃないかと思います。それはもちろん僕だけではなくみなさんでも。
最強のセキュリティを構築したくなったらぜひ思い出してみてください。

ちなみにAmazonから買えます。

6.マカフィー リブセーフ

mcafee-main-image

良いところ 台数が無制限!
悪いところ 上級ユーザーには要らない機能が多い
対応OS Windows、Mac、Android、iOS
リンク 30日間無料体験版ダウンロード

以前は選択にも値しないようなひどい出来栄えだったんですけど、2018年から一気にまともになって「台数無制限」など他の魅力の強さも掛け算的に強くなってきたマカフィーです。僕は新しくなってから使ったことがないんでちょっとブレた紹介になるかも。

今はインテルの傘下らしい。このあと再度独立した模様です。あと全然関係ないですけど「マカフィー砲」って言葉があります。色々ぶっ飛んでるので興味ある方はググってどうぞ。

mcafee-example

知らない人はいないというくらいの有名なソフトなんで詳しい説明は不要でしょうけど、家族で使うPCのウイルスソフトを探している方には絶対マカフィーがおすすめです。

  • ウイルス系基本機能
  • フィッシング対策
  • 個人情報保護
  • 迷惑メール対策、メールのウイルス対策
  • お子さん用保護機能とか
  • ファイアウォール(しかも双方向)
  • パスワード管理機能

などなど、普通にPCを使う上でライトユーザーにも気をつけて欲しいところを総合的にカバーしてくれるからです。

しかも、家族でPCを使う人が増えた場合=利用するPCの台数が増えたとしても新たにソフト自体を買い足す必要なしにいくらでもインストールできます。お買い得。

その反面、今まで紹介してきた内容からも分かる通り僕みたいなタイプや一人暮らしの方に手放しでおすすめできるかというと、ちょっと微妙。何事も得手不得手ありますね。

誤検知が多いのはご愛嬌というか、僕も使っていた期間は短めなのにしょっちゅう落としてきたファイルが引っかかって面倒でした。まあ裏を返せばセキュリティが堅固と言えるかも(無理やり

その他Webサイトブロック(マカフィーウェブアドバイザーという名前)はそもそもアドオンを入れなければ有効にはならないし、ある程度無駄を自分で省くことはできます。ちなみにこのアドオン、本体を買ってなくても使えます。

なんというか今回の記事では一番面白みのないソフトなんですけど、まあ世界有数の大手だし、僕らしい紹介だったかも。

とりあえずどんな感じか知りたい家族持ちのお父さんは、30日間無料体験版ダウンロードをやってみるといいと思いますよ~。

7.Windows Defender

Windows-Defender

良いところ 意外とマシ
悪いところ やっぱダメ
対応OS Windows
リンク -

上の表がコントみたいな評価になってますが、これは僕のブログで言う「いつものおまけ枠」ではなくて今回はちゃんと話したい内容があります。ちなみにWindows7までは「Microsoft Security Essentials」という名前でした(中身の扱いも色々変わってるけど)。

Windows Defenderは現行のWindowsに標準で入っているウイルス対策ソフトで、できることはウイルススキャン/スパイウェア対策のみです。「のみ」と言っても、そもそもこの機能が欲しくて探すのがセキュリティソフトだと僕は思ってますし、ここまでも主にそこへフォーカスしてお話してきました。

「機能数はいいとして、じゃあ防御力は?」となるわけですが、これが非常に面白い。

以前は「Windows Defenderといえばまるっきりダメ。やっぱりMicr◯s◯ft標準機能なんてクソ以下に決まってる」と言われまくる体たらくでしたが、本当にここ最近でその実力をメキメキと上げてきています。

Windows-Defender-security-skill

この数字は2019年現在でも、なみいる有料強豪ソフトたちに勝るレベルです。

2016年以前は多くのウイルス検出率テストで圧倒的な最下位でしたが、年々性能を向上させ、2019年には追い越した感があります。

例のサイトでもこのように言われてます。

僕が最後にこのページを見たときは「Windows Defenderも選択肢に入るくらいマシになってきている」くらいの表現だった気がしますが、2019年現在では「他はなくてもいい」くらいの強い表現になってますね。ウイルス対策だけなら本当にこれだけでもいいのかも。

とは言いつつも、さすがMicr◯s◯ft製ということもあり、まあユーザビリティが悪いんですよね。なにがどう動いているんだかちょっと不安になることもあり、他のソフトを入れていても特に不都合がないからWindows Defenderは使ってないけど、そのうちこれだけにしてもいいのかなあなんて思ってたりもします。

 

さっきAvastのときにWindowsファイアウォールのことを書きましたが、上述したような背景もあり、「ことファイアウォールに至ってはわざわざ新しいファイアウォールを導入する必要はさらにない」と考えています。

というかまだまだファイアウォールが付いているセキュリティソフトは多くないことを考えると、ほとんどの人が意図せず僕と同じ状況になっていると思われます(Windows Defenderもファイアウォールも外部アプリケーションがなければ常時動くようになっている)。

「そもそもファイアウォールってなんなの?」って人も多いくらいだと思いますし、ここは今後もこれでいいかなーと思ってます。Micr◯s◯ftの作るものは基本的にクソったれで大っ嫌いですがここは意外な結果に落ち着きました。今後改悪されないことを祈ります。

無料版と有料版、それぞれでベストはこれ!

それぞれの紹介は以上で終わり。

最後に、タイトル通り無料版と有料版でそれぞれ僕が思うベストを紹介しておきます!なんとなく文章の雰囲気で察しているとは思いますが…。

無料版は「Avast Antivirus」に決定!

avast-anti-virus-example

意図して書かないようにしてましたが今も使っているのがAvastです。(バレてた?笑)

  • お金を払うほどのセキュリティが必要なくなった
  • そもそも自分の色んなリテラシーによってカバーできる範囲はかなり増える

などの理由によりセキュリティソフトにお金を払うというチョイスをしなくなった中で、

  • 自分の作業、PC環境を阻害しない
  • 必要な機能のみバッチリやってくれる
  • 軽い

という条件で考えた結果行き着くのはAvastかなと思います。

正直すごい気に入っていて、悪い癖で「良いソフトには謎にお金を払いたくなる習性」があるのでさっきも言ったように近いうち有料版にするかもです。Androidアプリとかは使うものは基本全部有料版買うポリシーがあるんだけどそのせいかな…。

そんなわけで、一応トップの座に輝いたAvastなので、もし有料版にアップグレードした場合は個別でもう一度レビューしようかなあなんて思ってます。

30日間は返金保証があるので、まずは僕もそれを使ってみようかな。まだAvast自体を試したことがない方はいきなり有料版を試すのもアリだと思いますよ!

Avast(アバスト)の有料版お試しはこちら

30日間の返金保証あり!

有料版は「ESET インターネットセキュリティ」に決定!

eset-internet-security

無料版は選択肢がかなり限られますが、有料版は製品数も多くて選ぶのが難しいところ。

しかし断言します。ESET以外は無視でOKです。

何度も同じようなことを言っていますが、「有料版だからウイルス検出力が高い」のではなくて、そこに差はありません。Windows Defenderが勝ってきてるくらいですからね。

有料のセキュリティソフトが買われるのは「お金を払うことによる安心感を保険的に得たいから」というのが本質であると思っていて、そこを満たすなら

  • なるべく軽くて
  • なるべく余計なものがなくて分かりやすくて
  • なるべく使いやすい

ものが良いに決まってます。…それってESETのことですよね?

ただしかし、今回この記事を読んでいただいた皆さんに限っては「セキュリティソフトって無料版でも良さそうだな?」となってきてしまっている可能性があるので、その場合は例えば家族で使うならマカフィーにしてみるとか、最強の布陣を敷きたいならPC Maticにしてみるとか、そういう風に考えるといいと思います。

一応補足しておきますが、有料版はもちろん広告も出ないしウイルス対策以外の豊富な機能をたくさん使うことができるメリットはありますよ。今回は意図的にその辺の話は一切触れてないですが、僕でも便利だと思うものは結構ありました。そこにお金を払う価値を感じる方もきっといるはずです。

まとめると、「有料版のセキュリティソフトをとりあえず入れたい!」の人は何も迷うことなくESETをとにかく使ってみよう!ということです。早い話、まずは30日間の無料体験をしてみるのが一番でしょう。試さないより100倍マシです。

ESETを30日間無料で使ってみる!

実際の購入もこのリンクからなら20%OFFになります!

おわりに

別に僕はそこまでセキュリティソフトにこだわりがあるわけではなかったんですけど、意外とこんなボリュームの記事になってしまって自分でも笑ってます。色々試すのって大事ですね。しかもそれを明文化すると自分の考えもまとまってくるからやっぱり文章を書くのはやめられない!

セキュリティソフトに限らず無味乾燥な比較サイトばっかりな現代ですが、僕はこれからも「個人の感想」ベースの記事を書いていきたいと思ってます!よろしくです!

皆様もご自分のセキュリティソフトに対する情熱あふれる感想がありましたらぜひコメントにお寄せください。

それではありがとうございました!

みるみ
みるみ

ブロガー、ソフトウェアエンジニア。

この「みるめも」というブログの筆者です。

この記事へのコメント

ウイルスソフトとウイルス対策ソフトがごっちゃになってて分かりづらいです。

ものすごく根本的なことですが、ウイルスソフトっていうのは、ウイルスが仕込まれているソフトになり、それらを発見して隔離したり削除するためにウイルス対策ソフトがあります。
つまりこの2つは真逆の存在なので、一緒にするべきではないかなと思いますよ。

コメントありがとうございます。

記事タイトルの文字数のことを考えて最も短い表現を選んでいました。一般的には問題なく意味も伝わりますし。
しかしより一般的な言葉を選ぼうということで、ご指摘もいただいたので記事タイトルともども修正いたしました。

ありがとうございました。

Avira 広告抑制方法ですが,標準のファイヤーウォール機能で広告表示の実行ファイル(アプリケーション名を手がかりにすれば分かります)を送受信ともブロックすると出なくなります。こんなことが許されるかどうかはあやしいですが。なお,Avira は最近機能統合されてプライバシーと性能のスキャンを無効にできなくなったので,使うの辞めたくなっています。Windows Defender では定義ファイルの更新は Windows Update になっているので,更新を通知のみにしている環境では毎日のように通知が来てウザいのです。さらに更新を月例時以外は無視するとセキュリティ的にも問題です。他のウイルス対策では広告抑制の方法が違うか無いかするので踏ん切りがつきません。

そうですね、実は僕も昔Aviraの広告制御は色々いじって非表示にしていた記憶がかなりあります。
ただ現在もそんなことができるかは非常に疑問だったので記事には明記しませんでした。

通知の問題は深刻ですよね。Windows系は強制再起動を求められるのもネックではあります…。

マカフィーは、今はインテルから独立してます。

わ、すみません。情報が古かったですね。修正しておきます。

Aviraのファイアウォールは、Windows Defender ファイアウォールを使ってます。

Aviraのサポートサイトには "The Avira Firewall module lets you manage the default Windows Firewall from within the application."
Google翻訳曰く「Avira Firewallモジュールを使用すると、アプリケーション内からデフォルトのWindowsファイアウォールを管理できます。」
とのこと。

ほうほう、そうなんですね。
記事にも書きましたが、Aviraはよく分からないまま使っていた経緯があるので今は選ぶ理由が特に見当たりませんね。
ファイアウォールはわざわざ他のものを使う必要がないという考え方に同意です。

とても分かりやすくて参考になりました。

ありがとうございますー!

新しいコメントを書く

  • 必須項目はコメント本文のみですが、お名前はぜひご記入いただけると嬉しいです。
    ※メールアドレスを書いた場合も公開されることはないのでご安心ください。
  • 特定のコメントに返信したい場合は各コメントにある「返信する」ボタンからどうぞ。
  • コメントはこちらで承認の作業を行うまでは表示されません。ご了承ください。
    ※ここ数年スパムが激化しており、誤って削除されてしまうケースが増えてきました。スパムボックスも毎日自分の目で確認するようにはしているのですが、どうしても限界があります。確実に僕に連絡を取りたい方は メールTwitter からお願いします。