ひげが鬱陶しくて脱毛を考えている人の参考になればと思って書きます。
僕は脱毛をネガキャンするつもりは全くなくて、むしろ終わったあとの数年間(忘れたけど 5 年くらいはもったかなあ…)は完璧にひげ剃りのことを忘れられたのでそこは感動でした。ただ、それに払った当時の 10 万円くらいという大金に見合うものだったかというのがいま振り返ると一考の余地がありそうだったように思います。
また、情報提供の質を考えると参考画像として実際の脱毛結果の写真を掲載するべきだと思うものの、成人男性のひげドアップ画像は著しい視界汚染になってしまうので、かわりにうちのねこたちのおひげ写真をサムネにしておきました。かわよ。
自分が受けた脱毛
もはや記憶もデータもなにもないんだけど、たぶん受けていたのはリンクスというやつだった。
ひとくちにレーザー脱毛といっても当時のものと違う可能性は大いにあるだろうし、細かい技術分類ももう僕はよくわかっていないけど、そのときでいえば最新設備のものだったのだろうとは思います。
リンクスの契約をする前に 1, 2 箇所くらい体験の単発脱毛をやったのだけど(たしかニードル脱毛というやつだった)、これがもう泣くほど痛くて体験の短時間ですら「勘弁してくれ…!」って感じでした。とても通うのは無理と思い、レーザー光脱毛?という違う分類のリンクスを契約したという流れだったはず。
こちらは場所によってはちょっと痛いところがある程度で、心理的ハードルはほぼなかったです。そうだな、痛みのレベル感でいうとインフルエンザの予防注射や血液検査の針を指すやつより楽かなーくらい。僕は人より注射慣れしているのでここの感覚は麻痺しているかもだけど(アレルギーの減感作療法を何年も続けていた)。
毎回の通院は 30 分くらいだったと思う。ひげだけなので着替えたりもせず横になっていきなり施術開始。終わったら冷やすためのジェルを塗ったりするんだけど、むしろこれが気持ちよくてちょっと好きだった。冷やすのを待っている時間が必要で、所要時間のうちここがけっこうな割合を占めていたと思います。あとはタオルで拭き取ってもらって終わり。
通院回数は十数回くらいで、途中で二度ほど転居やらなんやらでクリニックを変えたりしたけど、手続きや接客などもストレスなく総じてよかったと思います。
当時で 10 万円くらいという金額がどうだったのか、現在の相場はどうなのかとかは全くわからないけど、まあ効果時間が長いものは総じてお金を払ってよかったと思いやすい傾向が自分にはあるので、冒頭でも言ったとおりネガティブな気持ちはないです。いまだと同じ金額払ったらもっとよい恩恵が受けられるのかな?(そうだとするとこの記事の価値はめっちゃ下がってしまうのだけどw)
ひげ剃り事情
脱毛に通い始めてからはひげ剃りをする頻度はかなり下がっていき、たぶん終盤以降はほとんど自分で剃ることはなかったような気がします。
脱毛開始以前はひげ剃りはわりと何度も買い替えていたりしていたが(それでも数千円程度のもの)、脱毛完了後数年は全く必要なくなったと思う。
持っていたものはこんな感じだった。
とはいえ、たまに冠婚葬祭みたいなちょっと綺麗めな格好をする必要があるときに鏡を見て手動でちょっと剃る、みたいなことはあった。具体的な年数のタイミングはもうわからないけど、イメージとしてはこれの頻度が徐々にまた高くなってきた感じです。
そしていつの間にか気づいたら「外出前夜はひげや顔を剃る」という習慣が復活していて、「ああ、脱毛の効果はそろそろ切れてきたんだな」と自覚するに至りました。これを認識してしまってからはやっぱり面倒だなあと感じることが増えて、脱毛が成功していた期間の偉大さをようやく理解したわけです。大事なものは失ってから気づくというやつですな。
ただ、脱毛を始めた 10 年以上前とは自分の身体としても変わっていることがあって、例えばひげ以外の毛もよく生えてくるようになったので顔全体をそこそこ頻繁に剃る必要が出てきたというのがあります。もともと口周り以外は脱毛処置は薄めにしかやってもらっていなかったので、ここらへんは効果切れというより自分の体質変化のほうが大きそう。まあおじいちゃんがヒゲモジャになるのと同じで、年齢が上がるにつれて男性は顔の毛は増えてくるものなのかもしれません。
それ以降はそれまでに持っていたひげ剃りを使ってだましだましやっていましたが、「今後はひげ剃りがまた定常運用になっていくのならちゃんとしたものを用意するか」と思いたち、高いけど買ってよかったもので紹介できるようなものを探して買いました。
で、いま使っているものはこちら!
めちゃ有名品でごめんなさいという感じではある。でもかなりロングヒットしてて僕もびっくりです。

もう数年使っていますが全然汚れないです。充電端子(防水加工あり)周辺はちょっと白くなったりはしているけどほぼ気にならないレベル。
よくよく考えるとひげ剃りって別にあの形じゃなくてもいいですよね。形が変わるだけで急にいいモノに見えるっていうか、なんとなく僕としては珍しくフィーリングだけで「これいいな」と思ってわりとすぐ買いました。もちろんちょうどひげ剃りがほしいと思っていたタイミングにマッチしたからではありますが。

「あの形」。
効果が薄れてきたとはいえ脱毛の成果はいまもなお残っているため、ひげ剃りの威力が常に 100% 必要かというとそうではなく、相当の安物でなければ僕がひげ剃りに不満を持つことはないと思います。実際それまで使っていた数千円程度のものでも綺麗に剃れるし問題を感じたことはなかった。
なのでこの Panasonic パームインに感じているよいところは何かというと、
- 水や洗顔などを気にせずお風呂場でもどこでも使える
- 小型で持ち運びがかさばらない(専用ケースがかなりいい感じ!)
- なんかいい
って感じでしょうか。たぶん 3 つめが一番大事ですね。特に根拠ないですがなんとなく気に入っていて、自分としてもやっぱりこういうのは珍しい!ひげ剃りの野暮ったいイメージを覆した商品という意味ではすごいのかも。
おわりに
ところで、どうして「また脱毛をやろう」という選択肢が思い浮かばなかったのかは自分でも謎ですが、たぶん単に面倒くさいからかなと思った。人生で何回も受けるものではないという感覚がある。それこそ本当の永久脱毛がひげでも現実になったのなら価値はあるかも。
あとは別の観点として、「大人になったしひげ自体もちゃんと活用(?)してみよう!」という新しい風もありました。脱毛の効果が薄れるにあたり、たまたまなのかなぜかいい感じにあごひげだけが強めに回復してきたので、口周りはメンテが楽でありつつあごはひげを楽しめるような状態になったからラッキーだったのかもしれません。
最終的にはかっこいいおじさんみたいに歳を重ねたいのだけど、そうなるとひげは必須だしね!(そうなのか?)

























