睡眠に対しては人一倍敏感であるし、自分なりの研究を子供の時から行っていたので「朝起きるときに日光を浴びる/見るのは超有効」というのは実感と共に知っていました。
なので今の暮らしになっても目覚ましが鳴ったらまずカーテンを手で開けて…ってやっていたんですが、
- 今のレイアウト的にカーテンが遠い!
- ワンアクションじゃ全然開かない!!
- いやどうせなら自動で開いてくれよ!!!
ということで「カーテン自動開閉ツール」を探しました。
最初は電子工作して自分で作ろうと思ったんですがググったらすぐに見つかりましたよ~
というわけで買ったのがこちら。
めざましカーテンmornin'+というもの。
大当たりの素晴らしいコンセプト商品でした。
今回は
- この商品の使い方
- 僕がどう使っているか
- どれだけ大きなメリットを享受できたのか
の3本立てでいきます!!
期待してどうぞ。
めざましカーテンmornin'+の開封~使い方
どんなもんか知りたい!
とか
使い方どうなってんの!
という方のためにここではお写真たっぷりで概要説明をいたします。手順の途中で製品の特徴も一緒に挙げていきます。
興味ない方はこちらから次の章まで飛ばしちゃってどーぞ!
開封の儀、製品外観
箱。
中身。日本のどんくさい系商品かと思っていたらとてもシンプルで好感度高いです。笑
これが本体。バッテリー(電池)があるだけなのでサイズも思っていたより小さめです。
上側には、滑車となる1対の突起とカーテンレール上を転がるようなゴム素材があります。
手前側にある大きいボタンを押すとこの通り。突起が90度回転します。レールに取り付けるときに使うわけですね。
裏は電池蓋。
使うのは単三電池✕3本です。
アプリの準備
この製品は普段の利用はもちろん初期設定も含め全てスマートフォンのアプリで操作していきます。
時代的にはうまく流行に乗っている感があるしハードのコスト削減にもなるからいいのだけど、個人的には「なんでもスマホ」は好きではありません。なんでこう今の時代は「全部アプリで…」とk うん、超どうでもいいね。
アプリのダウンロードはこちらからどうそ。
めざましカーテン mornin' plus [モーニンプラス]
株式会社ロビット無料posted withアプリーチ
今回紹介する「mornin'+」というのの前モデルである「mornin'」、どちらでもアプリはこれ1つで対応しています(モデルをまたがった複数使用も可)。
ちなみに、
上記のように新旧モデルの2つは形がとても似ているので注意してください。
型番も
- MN-C01
- MN-C02
と違うものになっています。基本的に古い方を選ぶ理由はないので、迷わず「mornin'+」を買いましょう。
設置!
さて、アプリがダウンロードできたら起動します。
おお!現代的で使いやすそう!
「新しい本体を接続」で。
ここで新旧モデルの選択を行います。上ですね。
はい。次へ。
なるほど、ここで初めて絶縁シートを抜くのね。僕は先に抜いてしまっていたおかげで上手く同期ができずリセットボタンを押したりとちょっと苦労しました。この画面になるまで絶縁シートは抜かないのをおすすめします。
抜きました。
これで認識が始まって…
終わったようです。カバーをちゃんと閉めろとのこと。従います。
次は開きたい側のカーテンを選択します。
mornin'+は一方向への開閉動作しかできないため、両開きのカーテンを開けたい場合は2つ必要になります。まあこれは当然ですよね、納得できます。
しかしさらに言っておくと、基本はカーテン1枚分にしか対応しないので、レースカーテンと遮光カーテン(ドレープカーテン)どちらも開けたい場合も2つ必要になります。
うっそだろおい!!!!ってことで今回僕は1つで2枚いっぺんに開けるようにしました。それは後述。
僕んちで今回開けたいカーテンは
これ。これは現在「左から右」に開けているので「右側」を選択します。
あってますね!
いよいよ取り付け開始。まずは端っこのフックをレールから外します。イラストも綺麗で分かりやすいですね。
このようになります。2つ付ける気満々です。
前面のスイッチを押して正常に機構が動作するか確認します。
問題なし!
設置開始。
こういう感じになります。
2つ動かす場合に手前と奥のレールどちらに付けるべきかは結論が出せず最初は手前側につけました。この後、後述する珍事件のおかげで奥側に設置し直すことになり、現在はずっと奥にいます。
たぶんどちらでもオッケーなはず。
設置できたらレールにカーテンを戻します。
うん、カーテンを閉めてもほとんど分からないですね!ぐっじょぶ。
取り付けは完了なので動作確認をするとのこと。
はぁ~なるほど。そこが上がってタイヤがレールに押し当たるのね。しかしここは随分時間がかかるな。
※毎回タイヤの上昇/下降をしないようにする設定が可能ですが、その代わりにカーテンの開閉が手動でできなくなります。後述。
カーテンは開いていますか?
これが実行イメージ。半分まで開くような設定にしているので、これでぴったりです。
タイヤが降り…
テストも完了!!
この間わずか10分ほど。かなり楽です。
細かい制御設定
そのまま動作の設定が可能です。
こんな画面になっており、
- 開く方向
- 動作パワー(開閉速度が上がる。その代わりに動作音が大きくなるというのが公式説明だが、僕は開閉速度を上げたほうがうるさくないと感じた。後述)
- 移動時間(動作させる時間。パワーを決めたあとで開かせたいカーテンの量を考えて決める)
- タイヤの昇降
がいつでも設定可能なことが分かります。思っていたよりも全然自由度がありそうです。
ここは次の章で詳しく解説しますのでお待ちください。
ちなみに動作確認は
こんな感じになっていて、秒数を見ながら各ボタンで操作をテストしていきます。
普段の「リモコン」機能も
同じインターフェースです。「Hi-SPEED MODE」は基本的にON推奨です。
簡易的な説明は以上!
次からは実際のセッティングなどお話していきまーす!
僕が今回考えた使い方
今回もともと僕が考えていた運用形態は以下です。
- 指定した時間に開け閉めできるようにしてほしい、プリセット登録したい
- カーテンは全開して欲しいのでレース/遮光カーテンどちらも開けたい
- 開くスピードはなるべく速い方がいい
- 開閉音は最悪うるさくてもいい(騒音を目覚ましとして兼用する)
そのため、事前に分かっていた以下3つの懸念事項を上手く解決する必要がありました。
- 1つの駆動パワーでカーテン2枚分をちゃんと開閉できるか
- 開閉音と開閉スピードどちらを優先するか
- タイヤの昇降は毎度ない方がいいが普段カーテンの手動開閉ができなくていいのか
以下これら1つずつを見ていきがてら色々説明してみます。
1.1つの駆動パワーでカーテン2枚分をちゃんと開閉できるか
これは同じことを考えている人も多いみたいで、ネットで情報収集した結果「なんとかなりそう」というのは確証があったのでそこまで心配していませんでした。
方法としては「本体を取り付けた方の何かしらとそうでないレールの何かしらをくっつける」というだけです。極めて原始的。
何を使ってくっつけるか2秒ほど悩んだ末、近くにあった要らないケーブルをぶった切ることにしました。
こう。
これをこうして結びあげて…
くっつけます。
あまり参考にはならないかもしれないですが、こんな感じです。たぶんどんな結び方をしてもあまり変わらないですし、環境によって正解は変わるかと。色々実験しながらやってみるのがベストです。
ちなみに超面白い話()があって、ある朝いきなりちゃんと作動しなくなったので
「滑りをよくしてやろう!」
とか思ってクレ556をしたたるくらい吹きかけたわけですよ。これでツルッツルだぜぇ~みたいな。
そしたら滑車はおろか回転するはずのゴムタイヤの部分までひたすら空回りしまくって1ミリも動かなくなったんですわwww
もうね、アホかと。
なにをやっているの?僕は。この瞬間世界の誰よりもバカだと思った。
というわけで油がきれるまでのしばらくは手動カーテン生活に戻り、またちゃんと摩擦力が戻った段階でセッティングを一からやり直しました。その後は一切問題なく毎日動いています。
結果的にはさっきまでの写真と違う状態になっていますが、まああんまり細かい紹介は意味がないと思うのでこのくらいにしておきます。
みなさん、くれぐれも潤滑油は吹き付けぬよう。(誰もやらない)
ちなみに僕は普段からこの手の死ぬほど頭の悪いミスをわりと定期的に起こし、そして一人で爆笑しています。
2.開閉音と開閉スピードどちらを優先するか
「開閉スピードを上げたい場合は騒音がうるさくなる」というのは想像がつくのでどうしたもんかと思っていましたが、「開閉スピードを上げる=モーターのパワーを上げるとノイズの周波数が上がるため音が高くなる=耳につきにくい音になり音量も小さく感じる」ということがすぐに分かり、ここは簡単に解決を見ました。
なので開くときも閉じるときも問答無用でパワーはMAXに設定しています。
ただしカーテンレールとの相性がある気もするので、例によってご自分で色々お試しください。
3.タイヤの昇降は毎度ない方がいいが普段カーテンの手動開閉ができなくていいのか
購入して初めて分かったのが
- タイヤの昇降は想像以上に毎度時間がかかる
- こっちの方が遥かにうるさい
ということ。
「騒音自体は目覚ましとして活用できるのでそこまで気にしない」と言いましたが、朝起きるとき、実際に日光が入る前に毎回騒音を聞かされ続けるのはゴメンです。
ここはかなりOFFにしたいところ。
そうすると「タイヤが常にカーテンレールに接触する状態になる」、つまり「手動でのカーテンの開け閉めはできなくなる」のですが、ここは許容しました。
そもそもこのカーテンは寝起き時にしか活用しないですし、タイムプリセットで閉じることもできるのでそこまで困らないだろうなと思ったんです。
タイマー類のセッティング画面はこんな感じ。
思っていたより遥かに良かったです。ただし僕が常用している目覚ましアプリ「スマートアラーム」のような「次回のみスキップする」機能があれば最高だった…!(単発使用はできます)
スマートアラーム 無料版(祝日対応の目覚まし時計)
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で、「カーテンが手動で開閉できない」件についてですが、実運用を初めて数ヶ月経ちますが実際に困ったことは特にありません。
- 外を見たい
- 窓を開けたい
みたいなときも
こうすれば別に問題はないですからね!
というわけでこれで大方の問題がクリアできました。この値段なのにかなり素晴らしいですよ、これ。
朝に日光を浴びる/見るのがどれくらい素晴らしいか力説する!!
最後はこの商品というか「朝に日光を利用すること」の効果がどれだけすごいものかの話をちょっとだけ。
「朝起きたときに目から入った日光によって体内時計の調整がされたりセロトニン/メラトニンを分泌する」だとか色んな科学的根拠は実証されているんですが、そんなことは今はどうでも良くて、
とにかく朝に日光が入ってくるだけで信じられないほど起きれるようになる
ということをマジで全人類に知ってほしいのです、僕は。
これビビりますよ?ほんとに。
僕は高校生の頃から「目覚ましを止めた瞬間にカーテンを片手で開ける!」っていうのを徹底してやっており(早朝すぎて真っ暗なんだけどもw)、これは社会人になっても心がけていました。
でも、目覚ましが鳴った瞬間はやっぱりツラいんですよね。
人間なら誰しもそうです。結果的には起きれますが、あの嫌な時間をなんとかなくしたい…。
そこで導入を決めたのがこいつでした。
いやーびっくり。
目覚ましが鳴る1分前にカーテンを開けるようにしているんですが、目覚ましなんか要らなくなりましたよ。
完璧に嫌な気分ゼロで起きれますし、頭のスッキリ感がハンパではないし、「眠いな~」みたいな感じもない。これマジでここ数年で一番のライフハックでは???
もっと早く買えば良かったと本当に思っています。
一応補足ですが、僕はもともと起きれる人である自覚はあります。この商品を使ったからといって全ての人が同じレベルで起きれるようになる保証はないです。でも効果はバツグンなのは間違いないはず!!
朝起きたときに僕のベッドから見える視界はこんな感じ。
ちょうど東~南側なのでがっつりお日様を頂けるんですわ。最高です。
網戸も反対側に開けておくとより明るく見えていい感じなりますよ~
「眩しい!」ってなって目を瞑ったり布団かぶったりしたら何も意味ないですからね。笑
むしろ目を大きく見開いてしっかりと眩しさを感じるのが正しい起床方法です!
これであなたも朝スッキリバッチリ起きられるように。
おわりに
シンプルな手法で大きなライフハック。
いや、そもそもこれがライフハックだなーなど。
思いつきが功を奏したので今回はナイスな結果になれたと思います!途中でサル以下の知性が露呈したりしていましたが。
ちなみにAmazonを覗くとそれなりに悪いレビューとかありますが、いつもと同じです、それぞれの環境と「持っていた前提の考えによる」ってだけだと思います。
多少の運(製品不良)はあるのかもしれませんが、僕は客観的な評価としてもこの商品はよくできていると感じましたし、メーカーはかなりユーザビリティを意識した設計を行っていると思います。ものづくりを仕事にしている技術者視点での僕の意見です。参考になれば。
というわけで「めざましカーテンmornin'+」でした!
今すぐ買った方が、人生のためになると僕は思いますよ。